天使と悪魔 (中) (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042955078

作品紹介・あらすじ

17世紀にガリレオが創設した科学者達の結社<イルミナティ>、その紋章が男の死体の胸に焼印として押されていた。男は世界初の大量反物質の生成に成功した科学者だった-。

感想・レビュー・書評

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  • おいおいー!やばいやばい!

    宗教的な倫理が崩壊してゆく様が描かれる。
    惨たらしい殺され方。宗教と科学の対立が生んだ空しい戦争は
    どういう結末を迎えるのか。ラングドン達に残された時間はもう少ない。正義とか悪ではない。
    彼らは一体、何のために戦うのか。

  • 全体的な感想は下巻を読んでから。

    いよいよ面白くなってきた。かなり伏線も回収されつつあるが、本題は下巻だろう。やはり、推理が入ってきたり危機が迫ると読むスピードは格段に上がる。そして面白さも。
    最初の方に、写真があるのもいい。最初に見ないで、話の中で登場してから見るのがオススメだ。

  • 盛りだくさんの素材が豪華で素晴らしいからか、ストーリーのあり得なさ過ぎる感が目立つというかなんていうか…。あんまり煌びやかだと逆に胡散臭く感じて引いてしまうみたいな感じが少ししたけど。

    でも好き。

    引き続き読んで行きたい。下巻へ。

  •  中巻は火の教会に突入したところまで。初読時はあまりに面白すぎて夜中夢中で読んでおり、朝一で近所の書店へ下巻を買いに走った思い出がある。実際に現代でも啓示の道を辿って行けるなんて俄かには信じがたいが、現存するベルニーニの彫刻の数々や歴史的建造物の写真が巻頭にふんだんに掲載されていることからも、よくぞこんな面白謎解き作品に仕上げられた、と著者に敬服する。ヴァチカンへ行ったのは本書を読む前だったので、是非読んでから訪れたかった。

  • 五、ピタゴラス、五芒星、五角形、ペンタゴン
    純粋な言語
    ガリレオとジョン・ミルトンラファエロ・サンティジャンロレンツォ・ベルニーニ
    悪魔の穴開くサンティの土の墓よりローマに縦横に現わる神秘の元素光の道が敷かれ、聖なる試練あり気高き探求に天使の導きあらん
    土「アース」空気「エアー」火「ファイア」
    カメルレンゴとシャルトランの会話が印象に残りました。
    「少尉、お子さんは?」
    「おりません、シニョーレ」
    「八歳の息子さんがいると想像してごらんなさい。息子さんを慈しみますか?」
    「もちろんです」
    「自分の持てる力をすべて傾けて、息子さんが人生で感じるであろう苦痛を防ぐ意志がありますか?」
    「もちろんです」
    「スケートボードに乗るのを許しますか?」
    「ええ、たぶん」
    「許可すると思います。ただし、気をつけるようにと釘は刺すでしょうが」
    「すると、あなたはその子の父親として、役立ちそうな大まかな助言を与えたあとは、子供の自由にさせてみずから失敗をさせるわけですね」
    「後ろに付きまとって過保護に育てたりはしませんよ」
    「それを機に、本人がもっと気をつけるようになるでしょう」
    「つまり、口出しして子供の苦痛を未然に防ぐ力をたとえ持っていても、愛すればこそ、子供に体験から学ばせることを選ぶのですね」
    「当然ですよ。苦痛は成長の一部です。わたしたちはそうやって学びます」
    「そのとおりです」
    深かった。そして全体的に「中」は面白かった。わくわくしながら、どきどきしながら、一気に読めた。

  • 物語は一気に加速し、ラングドンは暗号を解き明かしながらローマの町を疾走する。
    著名な美術品に込められているとされる暗喩、謎解きも、宝探しゲームのようでわくわくとしてくる。
    登場する人物全員が怪しく感じられ、裏があるように感じられる。
    いったい誰が首謀者なのかと楽しく読んだ。

  • ロバート・ラングドンシリーズ第1弾
    『天使と悪魔』中巻です。
     
    全教皇死去に伴う教皇選挙『コンクラーベ』が
    行われようとしているヴァチカン市国。
     
    そんな中、4人の時期教皇候補たちが失踪した。
     
    そこへイルミナティを名乗る人物から電話がかかる。
     
    教皇候補を1時間に1人ずつ殺害すると……
     
    映画化もされ世界中でブームを巻き起こした
    シリーズの第1弾(ダ・ヴィンチ・コードは第2弾)。
     
    ラングドンとヴィットリアの懸命の捜査にも関わらず
    犠牲者が1人、また1人と……
     
    壮大で、手に汗握る重厚なストーリー。
     
    いつか自分でもこんな作品を書いてみたいと思わせる
    文句なくおすすめできる作品です。

  • うん
    上巻に続き、これも面白かった

    いよいよ事態が動き出し、主人公たちが自主的に
    活動を始めます
    ちょっとご都合主義的なところが多いんですが
    エンターテイメント小説なので固いことは
    言いっこなしです
    かる~くよんで下巻へ突入するのがいいでしょう

  • ダビンチコードのシラスの禁欲的な信仰心とは一転、今回の実行犯の俗臭ぷんぷんな述懐がなかなか…エゲツない…(°_°)

    信仰の為に止む無く罪を重ねた前者に胸を打たれた私としては、今回の「BBCかい?スクープ提供するから××教会に来てみな!コンクラーベやってるはずの枢機卿の死体を転がしてやるぜ!」な犯人達のスタンスは中々に辛いのでありました(°_°)

    そして、ラングドンとヴィットリアは、門外不出の手稿やら建築物のレリーフを手掛かりに、犯行現場に先回りをしようとローマやバチカンを東奔西走するのですが、もちろん不幸な枢機卿達はあと一歩のところで助けられません(°_°)
    四人中三人が中巻で殺害されてしまいました(°_°)
    下巻での巻き返しはあるのか?
    果たして真犯人は、怪しすぎるあの人なのか?(笑)
    というわけで、下巻読みにいってきまーすε=ε=ε=ε=ε=ε=┌( ・_・)┘




    「1時間に1人ずつ、枢機卿を殺す」
    イルミナティを名乗る男の殺害予告通り、次期教皇に近しいと目されていた候補者四人が揃って失踪する。反物質の隠し場所に検討をつけられないラングドン一行は、枢機卿達の殺害現場になりうる居場所の特定に奔走するが…。

  • イタリアにて読了。ふふふー、現地にて現地舞台の本を読んじゃいました♪すごく贅沢で幸せ~。やはりおもしろいです。下巻、下巻!

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著者プロフィール

1964年ニューハンプシャー生まれ。アマースト大学を卒業後、英語教師から作家へ転身。2003年刊行のラングドンシリーズ二作目「ダ・ヴィンチ・コード」で一躍ベストセラー作家の仲間入りを果たす。父は数学者、母は宗教音楽家、そして妻は美術史研究者であり画家でもある。

「2019年 『オリジン 上』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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