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みんなの感想・レビュー・書評
法医学のテスト前に読んだ。娯楽としては決して面白くはないが、死体現象などの知識はテストにかなり生かされた。法医学に親しむための入門書としては面白いと思う。
もっとも注意してもらいたいのは、どこぞのミステリー小説より死体の肺がどうのとか細かく表現されているので、少し気持ち悪くなってしまうかもしれない。
そういうのが苦手な方は想像しないで読み進めるのがよいだろう。
昭和時代の話みたいなので、現在とは制度が少し違う所があるかもしれないが、死者から犯人像が見えてくるとは。
完璧に証拠を残したつもりの犯罪でも死者が示すのだから、悪いことは決してできないなと思える。
なんだか、アリアドネの弾丸にかぶる感じはありますが、やはり死因が確実ではないまま…というのは、ある種の人権侵害なんでしょうね。
「死体は生きている」3 著者 上野正彦 出版 角川文庫 p143より引用 “一生の終わりである死が、理由もはっきりしないまま 葬られるのは、やはり心もとないことだとおもうのである。” 元監察医である著者による、 自身が担当した数多くの事例を集めた物と、 事実を基にした小説をまとめた一冊。 1996年に同社から出版された物の文庫版。 30年間勤め上げた著者の、 監察... 続きを読む »
赤裸々に、率直に、自然体に自身の監察医としての経験を記した名著です。誰でもすらすら読めるはずです。
自然体ゆえに文章がシンプルで、面白みがないとも言えますが。長所でも短所でもあるでしょうね。
平成8.11.25 1版 460
変死体を検死していくと、喋るはずのない死体が語り出す。「わたしは、本当は殺されたのだ」と。死者が、真実の言葉で生者に訴えかける!突然死や自殺か他殺か不明の変死体を扱って34年。元東京都監察医務院長が明かす衝撃のノンフィクション。(解説 西丸與一)
監察医として検死をしていく中で著者が出遭った、人と死。その関係が克明に綴られています。
死人に口ナシとは言いますが、ちゃんと聴きさえすれば死体は生きている人間よりも多くのことを語り出します。生きている人間の嘘、真実、状況、一つの死体から紡ぎだされるそれらは聴こえる人にはちゃんと聴こえているのです。
監察医として検死した経験を元に、死について書かれた本。
自殺か他殺か、死に至った原因は何だったのか?
物言わぬ死人が語りだす死と生。
そして死人を取り巻く人々の死生観。
スラスラとあっ言う間に読み終わってしまった。
とても興味深かったので他の著作も読みたい。
この本を読んで、医学に結構興味を持ちました。
だからっつって医者になれるようなアタマは残念ながら持ち合わせてないんですけど、でも、この本が私のその後の進路を変えたことは間違いないです。
初めて読んだのは中学生のときで、だからこの本で得た知識をたまにぽろりと言うと、あんたなんでこんなこと知ってんの?みたいな顔されるのが多かったですね。笑
面白い、っていうと不謹慎なのかもしれないけど、ふうん、そうなのか、って言いながら読める本だと思います。
上野正彦さんはこの道の専門家としてたまにテレビにも出てきますよね。
死者の声を聞く監察医という仕事に、強い憧れを抱きました。
監察医が明かす、衝撃のノンフィクション。
時間が経つのも忘れ読み入ってしまった。
口も聞けない死体が語りたかったことを、一生懸命分かろうとしてあげる、監察医は奥が深いんだって思った作品。

11年前の作品。著者は平成元年まで、30年間にわたり東京都監察医務院で監察医として仕事に打ち込んできた。
その長いキャリアの中で様々な死者と対面してきた。その中からいくつかのエピソードを紹介している...






