- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043410019
感想・レビュー・書評
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人間ドッグの待合室にて読了…。
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曲は全く知らなくても、個々の短編として読めた。静謐で温かい印象。
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(2016.01.16読了)(2004.06.18購入)
【目次】
アンジェリーナ
バルセロナの夜
彼女はデリケート
誰かが君のドアを叩いている
奇妙な日々
ナポレオンフィッシュと泳ぐ日
また明日…
クリスマスタイム・イン・ブルー
ガラスのジェネレーション
情けない週末
あとがき
解説 江國香織
☆小川洋子さんの本(既読)
「完璧な病室」小川洋子著、福武文庫、1991.12.16
「シュガータイム」小川洋子著、中央公論社、1991.02.25
「妊娠カレンダー」小川洋子著、文春文庫、1994.02.10
「薬指の標本」小川洋子著、新潮社、1994.10.30
「刺繍する少女」小川洋子著、角川書店、1996.03.25
「アンネ・フランクの記憶」小川洋子著、角川文庫、1998.11.25
「博士の愛した数式」小川洋子著、新潮社、2003.08.30
「偶然の祝福」小川洋子著、角川文庫、2004.01.25
「ブラフマンの埋葬」小川洋子著、講談社、2004.04.15
「まぶた」小川洋子著、新潮文庫、2004.11.01
「世にも美しい数学入門」藤原正彦・小川洋子著、ちくまプリマー新書、2005.04.10
「犬のしっぽを撫でながら」小川洋子著、集英社、2006.04.10
「ミーナの行進」小川洋子著、中央公論新社、2006.04.25
「深き心の底より」小川洋子著、PHP文庫、2006.10.18(1999.07.)
「海」小川洋子著、新潮社、2006.10.30
「物語の役割」小川洋子著、ちくまプリマー新書、2007.02.10
「博士の本棚」小川洋子著、新潮社、2007.07.25
「夜明けの縁をさ迷う人々」小川洋子著、角川書店、2007.08.31
「生きるとは、自分の物語をつくること」河合隼雄・小川洋子著、新潮社、2008.08.30
「猫を抱いて象と泳ぐ」小川洋子著、文芸春秋、2009.01.10
「小川洋子の偏愛短篇箱」小川洋子編著、河出書房新社、2009.03.30
「カラーひよことコーヒー豆」小川洋子著、小学館、2009.12.01
「原稿零枚日記」小川洋子著、集英社、2010.08.10
「妄想気分」小川洋子著、集英社、2011.01.31
「人質の朗読会」小川洋子著、中央公論新社、2011.02.25
「言葉の誕生を科学する」小川洋子・岡ノ谷一夫著、河出書房新社、2011.04.30
「最果てアーケード」小川洋子著、講談社、2012.06.20
(「BOOK」データベースより)amazon
駅のベンチで拾ったピンクのトウシューズに恋した僕は、その持主の出現を心待ちにする―「アンジェリーナ」。猫のペーパーウェイトによって導かれたベストセラー小説とは―「バルセロナの夜」。佐野元春の代表曲にのせて、小川洋子が心の震えを奏でて生まれた、美しい10の恋物語。物語を紡ぐ精霊たちの歌声が聞こえてくるような、無垢で哀しく、愛おしい小説集。 -
『手を取って、笑って、さようなら』
美しい、恥ずかしくなるような、物語。 -
佐野元春の曲を知らない人でも、関係なく読める短編集。
どれも不思議な感じのストーリーだったが、一気に読了。
ちなみに、BGMは年末に購入した佐野元春の「No Damage」のデラックス盤。 -
佐野元春の音楽に馴染みがなくとも楽しめました。日常から異世界への歪みが10編の珠玉の小品となって収められてます。ひんやりと切なく愛おしく。
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図書館のお話が好き。無印良品の服を着た人たちが、装飾無く、静かに生きているイメージ。悲しんでいる中で、悲劇が他人に起きた事象のように、切り離されたイメージ。それが心地よい。
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佐野元春の歌詞の世界を元にした、
10ストーリー。
どれも、心温まる恋愛短編。
素直に素敵と思える作品。 -
2013年4月2日予約。予約順位1位。「サワコの朝」を見て。2013年4月7日借りてくる。
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佐野元春の歌を元に作者がイメージを膨らませ綴った10編からなる短編集。
残念ながら佐野元春世代ではない私は、ほとんどが知らない曲(メロディーを聴いたらひょっとすると分かるのかもしれないが)だったので、単なる短編集として読んだ。そうすると、完全にオリジナル。完璧に小川洋子の世界であった。
たとえば、ある日突然自分の左足の記憶を失くした主人公が温室管理人の元を訪ねる「誰かが君のドアを叩いている」。
または、声に恋をして声を提供する“みみずくクラブ”から声のレンタルをする「また明日…」。(と、こう書いただけでも分かると思う。)