屈せざる者たち (角川文庫 へ 3-4)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043417049

作品紹介・あらすじ

深作欣二、船戸与一、河野義行、遠藤誠、西江雅之、串田孫一、北林谷栄-誇り高き自由人12人と作家辺見庸が交わす、憤怒と笑いと感動のことばの数々。自分史、オウム、破防法、戦後日本の虚妄、家族の崩壊、愛と死、文学、映画、暴力、狂気について、静やかにときに激越に語り合う。日本のいまとこれからを読み解き、人間精神の深層に触れる、味わいつきない対論集。

感想・レビュー・書評

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  • 元気な12人の人たちとの対談集。「屈してばかりいる」自嘲しながら、誇りを持ちつづける人が多く。とにかくあっけらかんと明るい。深作欣二、船戸与一、河野義行さん(松本サリン事件の容疑者とされた人)、串田孫一、北林谷栄、左幸子・・・。オーム真理教などにみる現代社会の姿を批判的に見ていますが、あまりにもオームが続くのにはやや辟易しました。この本が書かれた頃はそうだったのでやむをえないのでしょうか。

  • 阪神・淡路大震災、オウム事件後の1995年から96年にかけて行われた刺激的な対談集。ここで語られ警鐘を鳴らされている多くの事が現実になり、より悪い方向に進んでいる事に危惧を覚える。

  • 09145

    10/06

  • 辺見庸の対談集。

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著者プロフィール

小説家、ジャーナリスト、詩人。元共同通信記者。宮城県石巻市出身。宮城県石巻高等学校を卒業後、早稲田大学第二文学部社会専修へ進学。同学を卒業後、共同通信社に入社し、北京、ハノイなどで特派員を務めた。北京特派員として派遣されていた1979年には『近代化を進める中国に関する報道』で新聞協会賞を受賞。1991年、外信部次長を務めながら書き上げた『自動起床装置』を発表し第105回芥川賞を受賞。

「2022年 『女声合唱とピアノのための 風』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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