RIKO ‐女神の永遠‐ (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1320
感想 : 157
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043428014

感想・レビュー・書評

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  • 主人公に全く感情移入ができなかったのに
    読むのをやめられない。。。そんなストーリーでした。
    どなたかが書いてらっしゃったけど
    早い段階で、犯人がわかってしまうのが残念です。
    ですが、2、3と続編があるようなので
    やはり読んでみたいです。^ ^

  • 愛してる愛してる愛してるってぇ~そんな連呼しなくていいよ~ってウンザリ(^^;;愛してるじゃなくて、愛して欲しいの~の、緑子ちゃんなのね。事件が、もっと全面に出てれば良かったのになぁ。でも、出てくる男がカッコ良さげだから·····許す!シリーズなので、一応ちゃんと全部読みます。柴田サン、こういうの好きだよね(笑)もっとハードボイルドな女刑事が良かったなぁ。

  • 面白くて一気読みした。主人公に同調はできないけど、周りの男達の身勝手さに閉口させられる。自分が好きならば相手も当然自分のことを好きで、好きだから彼女をどう扱ってもいいと思っている男、そういう輩が実際に存在するからタチが悪い。
    事件自体もショッキングなものだけど、それ以前にRIKOの経歴が凄まじくて衝撃的!

  • 「聖黒」つながりでRIKOシリーズにも手を伸ばした。
    錬と麻生目当てだったこともあり、月神→聖母→RIKOと出版順をさかのぼることになったが、特に問題なく読めた。

    男たちに何度も傷つけられてはいるが、自業自得と言えなくもない部分もある気がしてならない。
    そもそも惚れた男の告白を一年近く保留にして期待させて、その間にほかの男と不倫しまくりって…。
    そりゃ恨まれるだろうし、娼婦呼ばわりもされるだろ。
    職場で女を振りまいておいて、「これだから男は」みたいに思っているのもいただけない。
    ラストの方である女性が緑子に対して私の思っていることを代弁してくれ、スカッとした。
    というか作者も分かってて書いてたんだな。
    よほど緑子にバレたかったとしか思えない犯人の行動、言動、犯罪行為をして部下一人退職させたくせに本庁でそれなりの地位にふんぞり返っている男とか突っ込みどころ満載な作品。
    だけど、デビュー作からこれだけ読者を引き込む力を持っていたなんてすごい作家だ。

    決して緑子は好きになれないが、どんな状況にもひるまない彼女の強さはかっこいい。
    決していい加減に仕事しない、人に接しない。
    この部分は社会人なら見習わないとと思う。

  • 新宿署刑事課に席を置く女性警部補・村上緑子。彼女のもとに舞い込んだビデオテープには、少年が複数の男性から犯されているという凄惨なシーンが映されていた。そして、被害者の少年がひとり、またひとりと殺されていく・・・。

    殺人事件のミステリーとしては、とても面白かったです。
    が、緑子を取り巻く環境と女性蔑視が酷すぎる・・・。今から30年ほど前に書かれた作品ということもあり、そんな時代だったのかな?と思いを馳せつつも、主人公の性に対する倫理観については共感できないものがありました。
    ですが、最後までページを繰る手が止まらなかったのは、やはりこの作品の魅力なのでしょう。RIKOシリーズ3部作、次作も読んでみようかな。

  • 主人公にもう少しリアリティが欲しかった。
    相手役の方目線の方が面白そう。

  • 男性優位な警察組織の中で、
    女であることを主張し放埒に生きる刑事、村上緑子。

    かなり昔に読んだ作品なのですが
    久しぶりに誉田哲也さんの姫川シリーズ
    みたいなのが読みたいな~と
    思い出し読み直してみたら
    ちょっと違う感じでした…
    そうか…こういう話だったか…
    警察小説、恋愛小説、女性小説、性愛小説
    どれともとれる印象。

    ただ、主人公の緑子が奔放すぎて
    戸惑うし、ついていけない感じが…
    さっきまで殺された人への
    復讐を誓ってなかったかい…?
    確かに緑子は被害者であるけど
    それにしても周りの男性たちも
    ダメ人間だらけな上に振り回されてすぎている感も…
    実際に20年近く昔の話ではありますが
    やはり全体に時代を感じます。

  • P389
    第15回 横溝正史賞 受賞作品

  • なかなか斬新な事件ですね。
    少年誘拐の謎と女性警察官がモテる、有能、嫉妬、恋愛、レイプ…

  • 2007/7/12に読み終わって評価まで付けてあるけど、
    覚えていなかったので再読した。
    ----2016/01/25----
    花ちゃんシリーズで柴田よしきさんにハマったので原点から読み返す。読みながら、読んだこと有るなと思い出す。
    聖なる黒夜も同時に読んでてRIKOが原点ということで知っている人が出てくるのかと思ったがそうではなかった。この作品で賞を受賞しているのだがRIKO自体はちょっと気持ち悪い。作者が女性だとおは思わなかった。作家デビュー作と考えると才能として素晴らしいのかも。

著者プロフィール

 小説家、推理作家。
『RIKO-女神の永遠』で第15回横溝正史賞。
 猫探偵正太郎シリーズ、花咲慎一郎シリーズ など。

「2021年 『猫日記 Cat Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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