- Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043442010
感想・レビュー・書評
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すごいなこれは。悪人しか出てこない。強烈なインパクト。
早速続編を注文しました(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
世の中では「勧善懲悪」物が昔から人気がある。だが、現実的に善は必ず勝つのか?というと、あまりそうではない気がする。むしろ負けてるのではないかとすら感じる。だからこそ、滅多に無いからこそ、勧善懲悪話はうけるのである。
翻って、この小説には良い奴等ただの一人も存在しない。悪い奴らだらけである。先ほどの話からすると、より現実的なのである。それが、勧善懲悪ばかりはびこる中で逆にこの本を輝かせている理由でもある。
北野武監督の映画と同様に、悪い奴しか出てこないこの小説はめっぽう面白い。よりリアルに感じるからだ。 -
あらすじ
1998年日本映画。眠らない街・新宿歌舞伎町を舞台に、「極限の中で燃え尽きる男と女」「命の保証期間はあと3日」と、中国系マフィアの抗争に巻き込まれるアウトローの命と愛をかけた闘いを描いたハードボイルド映画です。
第16回ゴールデングロス賞優秀銀賞受賞作品です。
感想
最後に夏美がこうなるとは!
読み始めから最後までドキドキって感じ。
さすが馳星周。 -
これが馳さんのデビュー作かあ。今頃になってようやく読みましたが、結論から言うと面白かったです。
一番気に入ったのは登場人物が作者の計算を超えたところで行動しているように読める点で、理屈で考えると変だし冷静に考えると割に合わないような行動をとっているのですが、案外そういう矛盾したところも人間の一面としてあるんじゃね?的な説得力を感じました。恐らくリアリティが無いって言われるのと紙一重だと思うのですが、うまいですね。
また夏美という女性をはじめ、登場人物の誰もがイヤな人間に描かれている点も好感を持ちました。結末も結構斬新で良かったと思います。物語はコンゲーム的な要素もあるのですが、その中で元相棒の男のあまりのバカっぷり(よくこれまで殺されずに済んだなあと思えるくらい)がちょっと浮いているのと、主人公たちの闇深な過去がちょっとやりすぎな感じがした点はマイナスかな。 -
2021/05/07
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登場人物の区別がつかず、世界観にもついていけず。私には全く合わなかった。
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作者が自分に酔ってる。
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映画版も面白いです
原作→映画がオススメ