弥勒世 下 (角川文庫)

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  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (704ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043442102

感想・レビュー・書評

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  • 閉鎖された場所で閉鎖された悪意が増幅していく。
    相変わらずのノワールでした。

  • 弥勒世(みるくゆ)とは仏教用語にて神々に祝福された豊穣の世界の事。舞台は返還以前の沖縄。特徴は沖縄に纏る史実の裏に隠された県民の心の闇、葛藤を主人公の新聞記者を通して忠実に再現した事。改めて沖縄はかつて琉球王国であったという事を強く感じいる。筆者得意のノワール文学と相まって最後まで強く引き込まれました。

著者プロフィール

1965年北海道生まれ。横浜市立大学卒業。出版社勤務を経てフリーライターになる。96年『不夜城』で小説家としてデビュー。翌年に同作品で第18回吉川英治文学新人賞、98年に『鎮魂歌(レクイエム)不夜城2』で第51回日本推理作家協会賞、99年に『漂流街』で第1回大藪春彦賞を受賞。2020年、『少年と犬』で第163回直木賞受賞した。著者多数。

「2022年 『煉獄の使徒 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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