- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043480029
感想・レビュー・書評
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(2000.07.15読了)(2000.07.14拝借)
(「BOOK」データベースより)
子供から少女へ、少女から女へ…時を飛び越えて浮かんでは留まる遠近の記憶、あやふやに揺れる季節の中でも変わらぬ周囲へのまなざし。父の小言、しっかり者の妹、本への愛着、かけがえのない風景、せつない想い―。少女の中に棲む女性と女の中に潜む少女性、虚と実のあいだに広がった、こだわりの時間を柔らかにせつなく描いたエッセイ集。
☆江國香織さんの本(既読)
「落下する夕方」江國香織著、角川書店、1996.10.30
「絵本を抱えて部屋のすみへ」江國香織著、白泉社、1997.06.30
「いくつもの週末」江國香織著、世界文化社、1997.10.20
「ぼくの小鳥ちゃん」江國香織著、あかね書房、1997.11.20
「すいかの匂い」江國香織著、新潮社、1998.01.30
「神様のボート」江國香織著、新潮社、1999.07.15
「冷静と情熱のあいだ Rosso」江國香織著、角川書店、1999.09.30
「薔薇の木枇杷の木檸檬の木」江國香織著、集英社、2000.04.30詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おもしろい。歌を歌うように、読みたい本。
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「磨きすぎだぞ」がすき。作者のなんでもない日常や思考に触れられる一冊。読書日記から何か選んで一冊読みたくなる。
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読んでて気持ちの良いエッセイ。悲しさとか切なさが全く無いからかな?(題名は悲しげなのに!)
読書日記が特に良かった。読後の感想をあんなにハッキリと美しい文章に出来るなんてさすが。 -
面白い人には周りにも面白い人がいるものだ。出てくる人みんながいい味出している。読書メモの部分を読んで、作家さんはやはり本を独自の視点で読んでいるものなんだなぁと改めて思った。
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江國さんの本は、子供の頃は良さが分からなかったとは他の作品の感想でも書いたけれども、大人になった今はどれも心に染み渡る。
そんな大人になれた自分をちょっと誇らしく思った。
これまた…染み渡る。
自分自身も感じたこと(でも私には的確に表現出来なかった感情)が綴られていると、共感を通り越して泣きたくなり、
妹さんやお父様との思い出話は、自分の思い出として語りたくなってしまうようなステキなエピソード。
(でも私には妹はいないからダメだ。笑)
もち焼き女と紅茶いれ女の関係、最高!!
☆マイナス1なのは、他の作家の本の感想の章があるから。
悲しいことに、私は一冊も読んだことがなかった…。
映画は洋画が好きなのに、本は海外のものを滅多に読まない。読んでみたいのに、何から手をつけていいのか分からないのだ。
今後、ここに紹介されている本を参考にして、選んでみようかなと思う。 -
妹さんの事、父上の事など家族に関する話がこころ温まります。
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2000年7月読了。
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「来ちゃったよーん」