冷静と情熱のあいだ―Rosso (角川文庫)

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著者 : 江國香織
  • 角川書店 (2001年9月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043480036

冷静と情熱のあいだ―Rosso (角川文庫)の感想・レビュー・書評

  • 現在を生きるイタリアと、過去の日本の思い出の狭間で揺れ動くアオイの心情描写に引き込まれる。

    イタリアに行きたくなる。ブルーもこれから読んでみます。

  • さおちゃんオススメ

  • 江國香織を久々に読んだら独特の雰囲気に蕁麻疹が出そうだった。
    淡々と描かれる、静かで綺麗でさみしい日常。ある一つの恋愛の半身。

  • 若い時にこんなにもぴったりと合う人に会えたなら、そうだよなぁと思います。アオイの心情や目に映ったものを表現されている文章に引き込まれました。いまブルーを読み始めました。

  • 人恋しさと愛情を混同してしまわないように。心がいつまでもここにないままの人生だから、幸福に対して孤独を感じる。1/2は心のある場所に持っていてほしい。わたしは読まない。

  • ずっと読もうと思って
    でもなかなか読む気になれなかった本。
    ロッソとブルー、両面で共感するような
    不思議な、
    抑えていたものをえぐられるような感覚になりました。
    初めて読んでから10年。
    大切な本です。

  • 読みやすい文章。
    感情描写は胸を苦しくさせる。
    思う彼の人間性がよくわからんので、コイスルオトメって思い込み激しいよなーという思考が邪魔してのめりこめず。
    落下する〜のがすき

  • 名前聞いたことがあったから読んで見た本。
    赤と青があるのも知らなかった。
    多分僕にはずっとわからない女性が主人公なので、青から読むべきだったんだろうな。
    雨が好き、とか、合理的ではない、感情だらけで。
    でもなぜかページをめくってしまう本でした。

    イタリアに行きたくなりますね。
    あとは、青の方も読もう。

  • 3.5
    アオイ目線の忘れられない恋の話。イタリア生まれのアオイの現在のマーヴとの満たされた生活。一方、大学時代に東京で一緒に暮らした何よりも大事だった順正。時に思い出し、東京の友人の訪問、手紙、10年前の約束のフィレンツェのドゥオモに登る。マーヴを本心から好きだが…タイトルの冷静と情熱のあいだが言い得て妙。何もしない、何もならない毎日で何がいけない?所有は束縛。リゾート気分で休みに読みたい一冊。そもそもアオイの自分なりの生きがいや仕事がイマイチなのが、相手への依存と整理できない状況を作る気がする。数年同棲してきたマーヴがかわいそうな気がするし、刹那的な感じがする。なかなか面白い。

  • これくらいの時期の江國さんの作品が好き。家の本棚にもこの時期の作品がたくさんあって何度もなんども読んだ。
    じゅんせいの青の物語と合わせて読むと、なお2人の心情の動きがわかって面白い。
    あんなに愛されている完璧な男性がいるのに、過去の恋愛を忘れられないのあおいを、むかしは羨ましいと思ったけれど、こんなにもお互いを束縛する恋愛は今は不幸だとおもってしまう。読む時々で感想が変わるから読書は面白い。

  • 2016.8
    TRAVIS「My Eyes」

  • ミラノと東京が出てくるけど、ミラノのときは全然現実味がないというかおとぎ話を読んでるような気持ちだったけど、東京の雨、という単語が出た瞬間に一気に自分のものにもなった気がした。勇敢だったり繊細だったりして、切ないシーンは多かったけど最善のラストシーンだった。

  • あおい。同じ年だー。物語うんぬんよりも、素敵すぎるマーヴにここまで愛されてなんて羨ましいのだろう。
    そしていとも簡単に捨ててしまうのね。すごいなぁという感想です。。。

  • 私にとってこの本を読むということは、恋だったのかどうか、今となってはもうよく分からないけれど、どうにも心が引き裂かれるように揺さぶられるような想いが私の10代にもあって、苦しくて距離を必死に保って忘れようとしてきたそれを強烈に思い出させられるような、そんな体験でした。

  • ——所有は最悪の束縛だもの。

    許してもらえるのはたぶん幸福なことなのだろう。存在を許してもらえるのは。

    「人の居場所なんてね、誰かの胸の中にしかないのよ」

    人は、その人の人生のある場所に帰るのではない。その人のいる場所に、人生があるのだ。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    どんな恋も、一人の持ち分は1/2であるということを、どんな恋をするよりも切実に感じつつ、二年とすこしのあいだ、仕事ができました。

    人生というのは、その人のいる場所にできるものだ、という単純な事実と、心というのは、その人のいたいと思う場所につねにいるのだ、というもう一つの単純な事実が、こういう小説になりました。

  • 男の方が手弱女。女の方が益荒男。赤と青の対比が対称的だ。しかし、辻仁成と江國香織の順正の解釈はほとんど合致していたのに、あおいの解釈が異なっていたのが面白かった。念入りに打ち合わせしたんだろうけど、こんなにもズレるものかと。えてして、人の主観なんてものはこんなもんなのかもしれんね。しかし、物語の推進力としては辻仁成の方があったかな。物語を推し進めなくていい分、江國香織の方は細かい描写が多かった。それが弱冠だるかった。

  • blueと併せて再読完。3/3

  • 静かに壊れていく止められない運命と、陰鬱でかなしいイタリアの空。

    わたしにはこわくて、いたい。


    大半をマーヴとの生活にさくことにより、逆に痛い程わかってしまう終焉のにおい。
    さすが江國香織、と思わずにはいられない。
    昔だったらこんなにわからなかっただろうな。

  • イタリアで過ごす日本人の葵は、日本の大学へ行き、そこで運命とも呼べる順正と出会い恋をした。イタリアに戻り宝石店でパートをしながらアメリカ人の恋人と暮らしているが、一通の手紙から変化が訪れる…。

    あらすじだけだと素っ気なくなりますが、江國さん特有の柔らかでとろりとした文体で語られる葵の恋と思いは繊細です。
    イタリアでは日本人として扱われ、日本ではイタリアからの帰国子女として扱われ、「帰る場所」を持たない彼女にとって、「帰る場所」は順正しかなく、それも失ってしまった彷徨える物語でもあります。

    もう何度も読み返し、葵の年齢もいつの間にか越えてしまいましたが、褪せることなく美しい物語です。

  • 大好き。
    イタリアブームきた。

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