いま、島で (角川文庫)

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著者 : 灰谷健次郎
  • 角川書店 (1998年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043520084

いま、島で (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 灰谷さんの自給自足の生活の模様。それを通して感じられるのは“命の大切さ”。“添う”の灰谷精神がひたひたと感じ取れる。

  • 初出が、文化出版局単行本……昭和59年3月
        新潮文庫……昭和62年6月
    となっている。西暦1984年、87年。
    参考として『兎の眼』は1974年。十年前ということになる。『兎の眼』以前にあったことは、お母さんのことと神経症、アジア放浪はこの本でも触れられている。『太陽の子』の反響などについても記されている。フォーカスの事件は、触れられていないなと思ったら当然だった。それより全然前に出版されていた。『兎の眼』について、ハンセン病は極めて伝染力が低い、ハエが病菌を伝播するような病気ではない、と読者から手紙があったらしい。そんな瑣末なことでと、読んでいるほうがびっくりするぐらい、灰谷さんは差別について敏感に、すみやかに対処したようだ。そういう点が人間的に尊敬できるところだなあと思う。尊敬されるのを嫌がりそうなところも、見習いたい。
    以下は読書メーターさんに投稿した分の感想である。ちなみに、ブクログさんに登録しているものは、特に感銘を受けた本。私はあと数日で中学を卒業する。この本は中学の図書室で出会った。中学生のうちに読めて良かったです。

    エッセイという分野は、日常の細かいことを綴るので、その作家の「生きている」姿が眼前にまざまざと現れてくる。私はそれが楽しみでエッセイを読むが、やはり文章なので、テレビの生中継のようにはいかない。超新星みたいに、すごく美しくこちらには感動・感銘が与えられるんだけれど、……実際にはその超新星はもう遥か昔に死んでる星。文章は特に、それが書かれて、新しいうちに読める場合って殆どないだろう。灰谷さんは、人生の中で本当に試行錯誤しているのがわかる。日々考え続け、成長し続けた人だから、このエッセイはいつまでも古くない。



    追記。忘れてた。食“物”とか食“品”とか、命をそういうふうに呼ぶのは嫌だとこの本に書かれてある。その感性にはっとした。絶対に残飯は出さない主義だ。でも猫背で、命をいただく時にもやっぱり曲がった背筋で食べていたことに気がついた。……また忘れそうになったら、この本を読もうと思う。

  • 期待していた内容とは違うものでちょっと残念だった。<br>
    自給自足生活が詳細に綴られているのかと思えば、ちょっとの自給自足生活からいのちという深いテーマで書かれたものだった。<br>
    気楽に楽しく読めると思っていたのにかなり重たい内容でちょっとしんどかった。<br>
    <br>
    断食はしたい。自給自足もしたい。とりあえず超健康的になりたい。そんな欲望の湧く本だったかな。
    <br>あとは農家の大変さとかリアルに知れた気がして、食べ物は粗末にしてはいけないなぁと改めて思ったり。やっぱり私も都会の人で、色々感覚が鈍っているのだろうと思ったり。<br><br>

    初めの方は灰谷さんに共感していたけど、後半はよくわからなくなってきた。言ってることがよくわからなくなってきた。<br><br>

    きっかけは中高の図書館で生徒が勧めていたから。「自給自足」「島暮らし」というキーワードに私はひっかかった。

  • 灰谷さんの作品には、大切なひとすじの考えみたいなものが感じられる。子どもたち、いのち、自然、戦争のない世界、家族、…、その他。そこが好き。

  • 根っからの都会人だっ著者が、ひとり淡路島の山村に入り、自給自足の生活をはじめた。畑の野菜の育ち具合に一喜一憂する毎日が、大きな感動と安らぎ、そして得難い教訓を与えてくれる・・・・・・。
    島での生活を通じて、現代日本における食生活、教育、農政などの問題を厳しく問いかける。小さな「いのち」に囲まれて生きる喜びがしみじみと伝わる、極上のエッセイ。
    2009/09/03   彼母から
    四方にはり出している根のうちの一本を、土の中にさしこんでおくのであった。「すてておいたら死んでしまう。土の中のやまいもをちょうだいしたら、こうして、また何年かして新しいやまいもが生まれてくるようにしておく」
    金銭は一時のタカラ、人の心は一生のタカラ

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