気まずい二人 (角川文庫 み 24-1)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 779
感想 : 107
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043529018

感想・レビュー・書評

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  • 再読。時代を感じます。慣れていない人の対談は、読んでいるこちらが気まずい。
    林家パー子の回が面白かった。芸人で長く生き残っている人は、努力もだが、最終的には天性のセンスなのかなと思う。「テレビで駄洒落言う時も、私、分かるんですよね。スタッフが求めているものが…」との事。
    感覚でわかるのは本物だと思った。片方でもいいからそういう人がいるのは強いなぁと…
    三谷さんご活躍何よりです。

  • 独特なリズムが楽しい対談集。
    相手に何かを問い、問われた相手はそれに答える。という、対談の基本的な流れが壊れてしまっているのだが、それによって、話者の個性が浮き出ているところが面白かった。
    これを読むと、三谷氏が対談した女性たちのことを、きっと前より好きになるはず。

    枝豆と大晦日の話の挟み方が絶妙で、さすが劇作家だなと思った。“ここでこうすれば面白くなる”ということが感覚的にわかるから、身体がそれにしたがって動いてしまうのだろうか。
    あと、(笑)をまったく使わずに編集しているところもすごい。それが無くてもしっかり伝わった。 大笑いも、苦笑も、微笑みも。 う~ん、巧い!

  • 会話形式で書かれた対談集。
    もう、本当に口下手というか…人との対話に向いてないのに対談とかしちゃって、それが本になってるのがすごい。勿論、三谷幸喜だから面白い部分もあるが、大半が「トホホ…」となったり、どうしようもないなぁと苦笑したり、失言に焦ったり(今更読者である私が焦っても仕方ないが)といった感じだった。いや、面白いんだけどね、、、
    途中で眠くなったので、評価は☆2つで。最近、眠くなる本にあまり出会わなかったから貴重。

  • 和田 誠のカバーイラストが一番に面白かった。その次は林家パー子の笑い。人生がしっかり詰まっている。この世には、どんなに努力しても報われない人と、いい加減やってもうまくいく人がいる。三谷は後者であろう。だがこれも才能か。

  • なかなか面白かった。この本自体は刊行されたのが10年以上前だけど三谷幸喜ってこういう人だったのか。映画作品とかはいくつか見たことがあるけどこの人自身がどういう人なのかっていうのはこの本を読んで初めて知った。

    この本の面白いところは普通の対談と違って対談の内容自体にはほとんど意味がないところだ。三谷幸喜という口ベタな男が初対面の人と苦心してトークをしていく様を楽しむ、というか眺めていく本。

    僕自身かなり口ベタな方だと思うけどこの本を見て思ったのは口ベタな人の特徴って相手の反応にいちいちビクついてしまうところにあると思う。この本の第一章でも三谷幸喜は相手の仕草や言った言葉に対していちいち反応したり、気にしたりしていて会話の方に全然身が入っていなかった。そういう意味でもやっぱりコミュニケーション能力を上達する上でとにかく場数を踏むってやり方は一番有効なのかもしれない。あとは相手の話とか表情とかそういうものをちゃんと見ておくことだな。

  • ・本のタイトル通り気まずい感じが文中に存分に表れていて、とても面白い。放送作家に対するイメージと違いすぎる。

    ・こんなに会話が下手でも立派に名をなせるし、生きていけるんだと安心できた(失礼?)

    ・テレビ出演されている姿を拝見したことがあるが、まあこの本の作者であるのが全く不思議でないご様子でまた笑ってしまった。

  • 3

  • 随分前に読んだものを再読。
    気まずい空気がビシビシ伝わってきて、ハラハラします。
    桃井かおり、平野レミの回が好き。
    今、同じ企画をしたらどうなるのか、読んでみたいなあ。。。

  • この人見知りゆえに質問しまくってしまう感じわかります!
    それにしても何回もやしの話するんですかw

  • 2001.12.1 〜 2 読了

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著者プロフィール

1961年生まれ。脚本家。近年のおもな舞台作品に「大地」「23階の笑い」「日本の歴史」「ショウ・マスト・ゴー・オン」、ドラマ作品に「風雲児たち?蘭学革命篇?」や「誰かが、見ている」「鎌倉殿の13人」など、映画監督作品に「清須会議」「ギャラクシー街道」「記憶にございません!」などがある。また、おもな著書に『三谷幸喜のありふれた生活』シリーズ、『清須会議』など。

「2022年 『三谷幸喜のありふれた生活17』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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