The juon/呪怨―ハリウッド版呪怨 (角川ホラー文庫 78-9)

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  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043572090

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  • 介護福祉の勉強のために、祖国を離れ恋人と一緒に日本を訪れたカレン。勉学も人生も順風満帆だった彼女の日常は、ある瞬間から狂い始めてしまったのだ。回りの人々を巻き込み加速していく恐怖からカレンは逃れられるのだろうか? 呪怨のハリウッド版のノベライズ小説。日本版呪怨と違い話も登場人物もスッキリしたような印象。大筋では同じだが、ジャパニーズホラーの醍醐味、ねっちりとしていやーな怖さはない。気軽に読むならこれぐらいがいいかも?ただ、呪怨と呪怨2を読んでいないと理解できない部分もありそう。伽椰子と俊雄の生前の描写が最後にしか出てこず、なぜその家が入ったら死ぬのかという説明が不足している感じは否めない。やっぱり日本の2作を読了しているという前提ありきなのかな?カレンが恋人を救うために家に乗り込むシーンと、最後に「一緒に終わらせよう」といいながら、覚悟を決めるシーンは「おおなるほど、ハリウッドっぽいな」と素直に感心した。あの雰囲気はかっこよくてすきだ。 普通のハリウッドもののホラーならそこで終わるんだろう。何もかもに決着をつけて……。

  • <THE GRUDGE>
      
    装幀者/田島照久

  • 筆者:清水崇 角川書店 1998年
    みんな大好きな呪怨です。日本の映画の中でも一番好きです。小説もとても怖さなどたくさん伝わってきました。嘉悦の図書館にはないので、地元の図書館で借りてみてください。日本人なら誰もが知っている「呪怨」これも、海外でリメイクされています。映画は日本のより、海外バージョンの方が好きです「THE JUON」とても怖くなります。ひとつ注意していただきたいのですが、ホラー映画は友達や恋人なんかと一緒に見ないで、ひとりで暗い部屋で見てください。誰かと見るとホラー映画は楽しくありません。もちろん小説も一人で集中できるところで、静かなところで誰もいないところでみてください。怖さがなくなります。本当におすすめの小説、映画です。

  • ハリウッド版ノベライズということで、前作「呪怨」「呪怨2」と流れは似て非なるもの。基本的な設定は一緒だけど、微妙に違うかな。なのでこれ一作だけ読んでも違和感はなし。というより前作読んでいる身としては、気のもたせ様がもどかしい。思わせぶりに「それ」なんて書かなくたって正体分かってますよ~。
    怖さはまあまあ。個人的にはやはり一作目が一番怖かったなあ、などと思ってしまうので。でも映像化すると……これは効きそうだ。

  • この話は呪怨のハリウッドリメイクばんではあるが内容は殆どかわらず。さらには文章なのでハリウッドリメイク版にした意味がよくわからない作品である。
    正直ほとんど同じ内容なので間違い探し感覚で読んでいた。

  • お馴染み、日本で公開された「呪怨」のハリウッド版である。
    内容的には一部の登場人物が変わっているのと俊雄が父親に殺されているくらいの違いで、あの真っ白な顔に黒く縁取りをした俊雄も今回も大いに不気味さを発揮している。
    事件に無関係の人達が無残にも殺戮に巻き込まれていくのが悲惨である。

  • 映画は1作目のリメイクだし必然的にノベライズも同じ話になるわけで、

    ついこの間日本版観てノベライズ読んで今度は一部登場人物が

    外国人に変わってるだけの似たような話を読むのは

    さすがにちょっと辛かった。今回は大石圭が膨らませた部分もあまりないからね。

    この小説、「セルラー」観た帰りに地下鉄で読んでたんだけど

    いきなり向かいの席のおばさんが何事も無いのに

    「いやーっ!近寄らんといてぇ、殺されるっっ!!!」

    などと絶叫しだし本を取り落としそうになるくらいたまげた。

    駅員がすっ飛んできて対処し降りて行ったが何だったんだろ?

    読んでる本がホラーなだけに心臓が止まるほど怖かったぞ。

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著者プロフィール

1961年、東京都出身。法政大学文学部卒業。93年、『履き忘れたもう片方の靴』で第30回文芸賞佳作を受賞し、デビュー。『アンダー・ユア・ベッド』『殺人勤務医』『絶望ブランコ』『愛されすぎた女』『裏アカ』など、著書多数。2019年には『殺人鬼を飼う女』『アンダー・ユア・ベッド』が立て続けに映画化され、話題に。

「2023年 『破滅へと続く道 右か、左か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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