方丈記(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫 89 ビギナーズ・クラシックス)

著者 :
制作 : 武田 友宏 
  • 角川学芸出版
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感想 : 46
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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043574193

感想・レビュー・書評

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  • 災害文学の授業ネタとして、初心者用のこのシリーズを読みました。現代語訳、解説を読んで長明の無常観を深められた気がします。後世に影響を与えた和漢混淆を音読しようと思います。

  • 時代こそ違うが、同じ人間、思考する内容感じる内容は現代人と変わらず、驚くほどに共感できる。
    1000年前と比べて間違いなく文明は発達しているものの、自然災害を前にすれば今も人間は無力である。
    また、見栄や虚勢に左右され疲弊する様も同様である。
    自分はどのように生きるのか、生きるべきか、現代人の我々にも問いかけられる。

    ビギナーズ・クラシックの名前通り、現代語訳、解説は非常に読みやすかったです。別の版の方丈記もいずれ読みたくなりました。

  • 好きです
    鴨長明の飄々とした語り口。

    だけど彼もいろいろ大変だったようですね

    人生の辛酸を味わってこそ描ける、水のように柔く濁りのない文体なのでしょうか
    ゆく川の流れは…

  • 自然の力の前では人間なんて無力なものです.大震災を受けて痛感しました.鴨長明はたくさんの震災を受けて,無常観に目覚めます.震災後のこんな時だから,これからのライフスタイルを構築する上で何かの足しにならないかと方丈記を手に取りました.

    贅沢に慣れ切ってしまっていて,ちょっと停電になっただけでも不便で仕方がない.震災後の電力不足の時代にいかに生きるか,考え直すきっかけになる本です.

  • 古典というと敷居が高いような気がしていましたが、このビギナーズ・クラシックシリーズは読んだ方のレビュをみるとなかなか評判が良かったので読んでみました。
    現代語訳、解説をよむとそれなりにわかり、古典が身近に感じ楽しく読めました。
    このシリーズのほかの作品も読んでみたくなりました。

著者プロフィール

平安時代末期から鎌倉時代にかけての日本の歌人・随筆家。建暦2(1212)年に成立した『方丈記』は和漢混淆文による文芸の祖、日本の三大随筆の一つとして名高い。下鴨神社の正禰宜の子として生まれるが、出家して京都郊外の日野に閑居し、『方丈記』を執筆。著作に『無名抄』『発心集』などがある。

「2022年 『超約版 方丈記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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