あやし (角川文庫)

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著者 : 宮部みゆき
制作 : 方緒 良 
  • KADOKAWA/角川書店 (2003年4月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043611041

あやし (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 怖いです。
    お話に出てくる鬼や怨霊もですが、そんな鬼を産み出してしまう人の暗い気持ちが、何より恐ろしいと感じました。

  • 時代小説をじっくり読んだのは初めてかも知れません。
    江戸の不思議な話を集めた短編集です。
    やっぱり宮部さんの作品は読みやすいですv
    私が一番好きなのは「安達家の鬼」です。
    病気のおかみさんが語った、静かに寄り添う鬼のお話しです。

  • 再読。この所、宮部作品に嵌まり立て続けに何作か読んでますが、こういう怪奇時代小説は宮部さんの真骨頂ですね。これは再読ですが、いつ読んだか覚えていないくらいだったので、内容も結構忘れていて、ひんやりした怖さが楽しめました。“ばんば憑き“に出ていた灰神楽の話が読めて良かった。しかし“ばんば憑き“は救いのある話が多かったけど、“あやし“は怖いっ。でもさすが宮部作品、やはり怖いのは妖よりも人ですね。カボチャの神様が太郎を守ってくれて良かった。蜆塚が現代的なホラーでちょっと異色な怖さでした。

  • 宮部みゆきを読むのは久々。数えてみると19冊目だったんだけど、現代物しか読んだことが無かった。今回は初めて時代物に挑戦。といっても、江戸の怪談だけど。9篇収められた短編集。
    まだ若い子たちが、よその家に奉公に行き、そこで怪事件が起こる・・・という話が多かった。
    どれもぞくっとし、怖かった。 この本、自分が子供だったら確実に夜トイレに行けなくなる類だ。
    中でも「安達家の鬼」が印象に残ったかな。女中と、その義母の話。義母には「鬼」が付いているという。その鬼と出会うまでの義母の昔話がまた良い。怖いけど、この話は暖かさもあるから好き。
    「時雨鬼」もテンポ良く読みやすい。ラストシーンの主人公の心の迷いは、人間の誰もが持つ心の闇を表現しているよう。
    「影牢」もかなり強烈でインパクトのある話なんだけど、ちょっと心が痛くなる展開。
    「蜆塚」も怪談としてはかなり秀逸。
    9篇の中にはもちろん自分好みではないものもあったが、はらはらさせ、夢中にさせるストーリー展開は圧巻だった。
    「人間は誰でも鬼になる素質を持っているのかもしれない」と思わせる。怖いだけじゃなく、人間の心の裏側に訴えるものを感じた

  • 時代物の短編が9つ入っているんだけど・・・・怖い
    怖がりの人は夜読まないほうがいいです
    自分の想像力の豊かさを恨みますw

  • この本とは中学生時代からの付き合い。お化けが出てくるわけでもないのに、ゾクゾクしてしまうのがすごい。これを読んでから宮部みゆきの時代短編ものを数冊読みましたがこれが一番好きです。

  • 短編集なので読みやすいです。怨霊も怖いけど、人間も怖かった。

  • いつもよりちょっとダークですが、宮部みゆきワールド全開。
    短編集になっているので読みやすいですし、「オドロおどろしさ」も色んなタイプがあって飽きません。
    宮部みゆきのお陰で江戸の町人文化にも少し詳しくなりました^^;

  • 初めて読んだ夜はトイレに行けなかった。「灰神楽」が怖すぎて…。全体的に怖いけどほろり、が宮部ワールド。「影牢」「安達家の鬼」が切ない。怖い中にも江戸の人々の絆が見えてくる。

  • 読んだのは数年前でしたが、今でも好きで何も読むものが手元にないときに取り出します。その頃時代小説に興味があって、でもどれから手をつけたらいいかわからずに、『火車』『模倣犯』と読んでいた宮部みゆきさんの作品なら失敗はあるまい、と手にしました。そしてそれは見事成功。市井小説なるジャンルも初めて知ったし、読みたかったのはこういう小説なんだと夢中になってあっというまに読み終えてしまいました。
    中でも好きなのは「布団部屋」「梅の雨降る」「足達家の鬼」など。
    時雨、艶女、金気の臭い、鬼の話。
    全てが匂い立つように間近に感じられてとても惹かれる「時雨鬼」。本当に何度も読み返しています。

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