ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫)

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著者 : 宮部みゆき
  • 角川書店 (2006年5月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (468ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043611119

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ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫)の感想・レビュー・書評

  • きっかけは、大好きな歌「決意の朝に」。

    "人の痛みには無関心
    そのくせ自分のこととなると
    不安になって人を嫌って
    不幸なのは自分だけって思ったり

    与えられないことをただ嘆いて
    3歳児のようにわめいて
    愛という名のおやつを座って待ってる僕は

    アスファルトの照り返しにも負けずに
    自分の足で歩いてく人たちを見て思った

    動かせる足があるんなら
    向かいたい場所があるんなら
    この足で歩いていこう"

    この歌は、アクアのヴォーカルさんが、映画ブレイブ・ストーリーの大まかなあらすじを聞いてイメージして作ったと聞き。

    まずは映画を見てみた。

    そして今度は原作に。


    この上巻は、とりあえず物語が動き出すまでの前置き。
    亘が幻界へ行くまでの、伏線のちりばめ。

    とはいえ、なんせ460ページあるので、長いなあと感じる人は多いかも。

    でも、でもね、

    優れた作家さんが書いたものは構成が巧みなのです。
    小説ってのは、最初の伏線の散りばめは確かにつまらなく思えるかもしれないけど、ラストがものすごく面白かったり盛り上がったりするのは、この伏線のおかげだから。
    これを乗り越えると、あとは一気です。

    これだけ散りばめちゃったら伏線の回収大変やろなあと思ってたけど、下巻を読んでる今のとこ、ちゃあんと確実に回収されてます。
    楽しいです。

    プロットが綿密で秀逸なんでしょうね。

  • 主人公の周りの世界が
    どんどん
    崩れていく
    でも
    主人公、
    小学生の無力さに
    どうすることもできない運命の重さに
    涙があふれた
    私は子供だから
    共感できる部分が多かった
    でも
    大人でも
    楽しんで読めると思う
    子供向けの内容だけでない
    苦く苦しい現実も含む
    そんなバランスのとれた一冊
    だと思った

  • 幻界に行くまでが長すぎて心が折れそうになりましたが
    その分、亘の心理描写がたくさん入っていて
    両親の離婚を突き付けられたリアルさが伝わってきました。

  • 生きていくうえで、辛いことや悲しいこと、どうにもならないことって
    たくさんあって、嫌でも何でも諦めなきゃいけないこと、
    折り合いつけなきゃいけないことってたくさんある。
    そういうことがだんだんわかってきて、何食わぬ顔で
    やり過ごせるようになることが大人になるってことなんだろう。

    諦めて、そこで周りを恨んで腐るか、
    諦めて、それでも前を向いて歩いて行こうと思うかで
    その先の道って全く変わる。

    前向きに頑張ろうっていう気持ちになれる物語です。

    それにしても主人公の父親が身勝手で本当にひどい。
    実際にこういう人いるんだろうなぁ…。

  • 感想は・・・おもしろかったかな。


    あんまり書くとネタばれになってしまうので、
    やめますが...


    じゃあ何書けばいいんだ!??


    あれを2時間でまとめるのは、期待しすぎなので、
    映画を見るなら、新しい映画を見る気持ちで行こうと
    思います。


    今まで、宮部みゆきは「レベル7」とか、「魔術はささやく」
    しか読んだことなくて、なのでこういう長編ファンタジーは
    初めてなのですが、宮部みゆきということを忘れて
    おもしろかったですね。

    物語の持って行き方がうまいというか。
    あらすじはだいたい読めたのですが、
    大事なのってそういうとこじゃないですし。

    主人公のワタルが成長していく姿をみて、
    私自身勇気がでたというか。

    え、お決まりなパターン??(笑)



    でも一つだけ、最後ミツルと話をさせて欲しかった・・・


    映画と関係なく楽しめる物語だと思うので、
    ちょっと興味がわいた方は読んでみてください☆
    (あ、でも3巻読むのってけっこう大変ですが・・・)

  • 映画で名前だけは聞いた事があったので、手にとって読んでみた作品。知り合いからは映画とは全く違う内容だから映画から原作に入ると驚愕する、と言われたからどのような感じなのだろうと思ったが。
    確かにCMで見たような定番のヒーロー物語!・・・という感じではなかった。むしろもっと現実的でドロドロした展開が盛りだくさんだった。

    個人的には現実世界での主人公の話が面白かった。とてもリアルにそして繊細に書かれている。そのせいもあってか、ファンタジー世界に入ると最初の方はとても安っぽく感じてしまう。ありきたりな、どこにでもあるような、スーファミ時代にたくさん出ていたファンタジー作品のような展開になる。
    しかし、それでも作品の中へと読者を引き込んでしまうのが宮部みゆきの作品なのかもしれない。下巻を読むのがとても楽しみだ。

  • 【再読】

    すごく好きな作品。
    もう1度読みたくなったので
    何回目かの再読。

    以前は"幻界に行くまでの話が長い。
    早く中巻読みたい。"と思っていたけど
    やっぱりこの上巻がなかったら
    ダメなんだなぁと改めて感じた。

    ただ、人に勧めても
    「上巻で挫折した」という返事をよく聞くので
    そこは残念だなぁと思う。

  • 主人公の少年ワタルは、運命を変えるために「幻界(ヴィジョン)」という異世界に行き、仲間と共に5つの「宝玉」を見つけ、女神のいる「運命の塔」を目指すために旅をする。

  • 読み終わった
    友達に借りて読んだ、宮部みゆき最初の一冊。

  • 文庫版で上中下の全三巻。
    宮部みゆきのファンタジーは世界観がしっかりと描きこまれているのが魅力。
    トカゲのような姿の獣人、活気のある街の様子…下手に映像化されるよりも鮮やかです。読んでいるとぐいぐいと引き込まれる。
    かなりの量があるにも関わらず一気に読んでしまいました。

    ファンタジーですが、離婚や浮気、自殺未遂等どろどろとした現実も描かれています。
    大人が読んで面白いファンタジーだと思う。
    映画化もされましたが、やはり原作をお勧めします。

  • 汝は選ばれた。
    道を踏み誤ることなかれ。

    ワタルが変えたいと願う運命は、小学5年生には到底抱えきれるはずのない問題ばかりだった。
    ワタルは旅の中で何を手にするのか。
    中巻に期待。

  • 冒険が始まるまでの前半は読んでいて、ダラダラするような感じだが、後半になるにつれて、状況が一気に変わり、話にもスピード感が出てくる。
    主人公、亘の心境の描写や変化も読んでいて面白い。

    まだ上巻なので、今後の展開が楽しみである

  • ものすごく久しぶりに読み返した。最初に読んだのはたぶん小学生の頃だったけど、いまになって読み返してみると亘の置かれた家庭環境について深く理解できるようになった。
    ブレイブ・ストーリーは映画だと〈幻界〉での冒険がメインになってしまうけれど、実は現実世界をメインテーマにしたこの上巻が肝になると思う。亘はちょうど思春期にさしかかり、自意識が芽生え始めたころ。生まれながらの優等生宮原や転校生の美鶴にコンプレックスを感じつつ憧れてもいる。ちょっと厳しいかもしれないけどいたって普通の家庭で自分のおかれた現実を受け入れながら過ごしていた亘(お小遣いがもらえないからゲームの発売に向けてコツコツ貯金したりなど)。
    しかし、父の明が家を出ていったことから亘の生活は急変。父には新しい女の人がいて、新しくふたりの子供も産まれるという。それを聞いた母の邦子は亘とふたりで心中をはかろうとする。いつからか変わってしまったこの運命を変えるために、亘は〈幻界〉へ旅立つことになるのだ。
    ファンタジーな世界観が有名な作品だが、この巻で描かれる現実世界のリアリティーこそ物語の導入として大切だと思う。

  • 亘が鈍臭すぎてイライラした。

  • この作品に出会ったのは学生時代でしたが、かなり感動しました。
    宮部さんには珍しいファンタジー物なので、ファンの評価は分かれそうですが、ファンタジーがお好きな方であれば、お勧めしたい作品です。

  • 「最初はそんなこと、誰も信じていなかった。少しも信じていなかった。噂はいつだってそういうものだ。」

  • 久しぶり(8年ぶりぐらい)に読んだらやはり面白い。
    ただ、別世界に入るまでこんなに前置きあったんだっけ?と思ってしまった…。

  • 面白かった。宮部さんってこういうファンタジー物語も書くんだね。

  • 平易な文章を使い精緻に表現された亘の心理描写に読み始めから心は鷲掴み。一挙に物語り世界へ引きずり込まれた。

  • 久しぶりに読みたくなり実家から持ち帰った。冗長だなあと思っていた現実世界の章だけど、読み返してみると、ここがあってこそ幻界に降り立ったワクワク感が堪らないのだと思った。
    ワタルの視点で目前の現実と重ね合わせて読んだり、少し遠くから俯瞰してみたり。読み返すたびに少しずつ、ワタルを取り巻く大人の視点で読んでいくようになる気がする。

  • 年末のテレビ番組でウエンツ瑛士と松たか子がひさびさ再会したときに「ブレイブストーリー」の話題をしていて、ああそういえばアニメーション映画も結局観ていないし、原作本も文庫で上中下3冊とも積読していたことに思い当たり、ちょっとボリュームはあるけど読んでみることにした。

    そもそも上巻の途中までは読んだはずなのだがなぜ途中でやめてしまったのだろうか。読み始めて気づいたのは、冒険ファンタジーRPG小説の体はしているのだが、その世界に至るまでの前日譚として現実世界の話が非常に淡々と繰り返されるので少々音を上げたのかもしれないと思った。

    上巻は、主人公の三谷亘が両親の離婚という問題を抱え込むことになる物語が延々と綴られる。その中で、見えない少女の声、魔道士との遭遇、幻界での束の間のひとときがファンタジーの主なシーンとして差し込まれる。そして文庫では全体の2/3が終わったあたりでようやく物語は動き出す。転校生の芦川美鶴によって引き起こされた怪事件によって学校や街中が大騒ぎとなり、その事件の当事者のひとりとなってしまった亘は両親の離婚問題とは別物の問題をさらに抱え込むことになる。そして亘が抱える事件はさらに違う方向に膨らんでいく。両親の離婚問題は最悪のケースを招いてしまうのだ。

    そこに芦川美鶴との共通点が生まれる。芦川美鶴が抱える闇は亘の域ではなかった。母親の不倫を起因とした父親による凄惨な無理心中で唯一生き残った芦川美鶴は、だからこのとき亘に共感したのだろう。そして自分同様に運命を変える旅人の条件を亘は満たしていると判断したのだろう。そうして亘は正式に幻界の旅人となるのだ。

    そして第二部が始まり、ドラクエやFFやロマンシング サ・ガのようなRPGばりの冒険が始まることになる。

  • 1カ月がかりで3冊読み終えました。
    自分にとってはかなりなスローペース。
    面白くて止まらない部分とソウデナイ部分が
    明瞭に分かれていた感じがします。
    現代の子供達に読んで聞かせる本としては
    面白いのじゃないかな?

    大人でも悩む難しい人生課題に
    小学生の子供がRPGの要素を織り交ぜて挑む長篇。

    かなり考えさせられる一面はあるが、
    ゲームっぽい部分でやや飽きちゃったのが、長期読み終わらなかった原因か?!

  • 昔、映画を見たのだがストーリーもなにも全く覚えてない、そんな状況で読んだ。上巻は大半がワタルの現実の世界のはなし。

  • 2011/5
    人間の心の暗い側面も丁寧に描かれている、大好きな宮部みゆきのファンタジー。表紙の絵はこれではなく、単行本と同じような感じだった。

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ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫)の作品紹介

小学五年生の亘は、成績はそこそこで、テレビゲームが好きな男の子。大きな団地に住み、ともに新設校に通う親友のカッちゃんがいる。街では、建設途中のビルに幽霊が出るという噂が広がっていた。そんなある日、帰宅した亘に、父は「この家を出てゆく」という意外な言葉をぶつける。不意に持ち上がった両親の離婚話。これまでの平穏な毎日を取り戻すべく、亘はビルの扉から、広大な異世界-幻界へと旅立った!

ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫)の単行本

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