ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫)

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著者 : 宮部みゆき
  • 角川書店 (2006年5月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (460ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043611119

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ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫)の感想・レビュー・書評

  • ものすごく久しぶりに読み返した。最初に読んだのはたぶん小学生の頃だったけど、いまになって読み返してみると亘の置かれた家庭環境について深く理解できるようになった。
    ブレイブ・ストーリーは映画だと〈幻界〉での冒険がメインになってしまうけれど、実は現実世界をメインテーマにしたこの上巻が肝になると思う。亘はちょうど思春期にさしかかり、自意識が芽生え始めたころ。生まれながらの優等生宮原や転校生の美鶴にコンプレックスを感じつつ憧れてもいる。ちょっと厳しいかもしれないけどいたって普通の家庭で自分のおかれた現実を受け入れながら過ごしていた亘(お小遣いがもらえないからゲームの発売に向けてコツコツ貯金したりなど)。
    しかし、父の明が家を出ていったことから亘の生活は急変。父には新しい女の人がいて、新しくふたりの子供も産まれるという。それを聞いた母の邦子は亘とふたりで心中をはかろうとする。いつからか変わってしまったこの運命を変えるために、亘は〈幻界〉へ旅立つことになるのだ。
    ファンタジーな世界観が有名な作品だが、この巻で描かれる現実世界のリアリティーこそ物語の導入として大切だと思う。

  • 亘が鈍臭すぎてイライラした。

  • この作品に出会ったのは学生時代でしたが、かなり感動しました。
    宮部さんには珍しいファンタジー物なので、ファンの評価は分かれそうですが、ファンタジーがお好きな方であれば、お勧めしたい作品です。

  • 「最初はそんなこと、誰も信じていなかった。少しも信じていなかった。噂はいつだってそういうものだ。」

  • 久しぶり(8年ぶりぐらい)に読んだらやはり面白い。
    ただ、別世界に入るまでこんなに前置きあったんだっけ?と思ってしまった…。

  • 平易な文章を使い精緻に表現された亘の心理描写に読み始めから心は鷲掴み。一挙に物語り世界へ引きずり込まれた。

  • 久しぶりに読みたくなり実家から持ち帰った。冗長だなあと思っていた現実世界の章だけど、読み返してみると、ここがあってこそ幻界に降り立ったワクワク感が堪らないのだと思った。
    ワタルの視点で目前の現実と重ね合わせて読んだり、少し遠くから俯瞰してみたり。読み返すたびに少しずつ、ワタルを取り巻く大人の視点で読んでいくようになる気がする。

  • 1カ月がかりで3冊読み終えました。
    自分にとってはかなりなスローペース。
    面白くて止まらない部分とソウデナイ部分が
    明瞭に分かれていた感じがします。
    現代の子供達に読んで聞かせる本としては
    面白いのじゃないかな?

    大人でも悩む難しい人生課題に
    小学生の子供がRPGの要素を織り交ぜて挑む長篇。

    かなり考えさせられる一面はあるが、
    ゲームっぽい部分でやや飽きちゃったのが、長期読み終わらなかった原因か?!

  • 昔、映画を見たのだがストーリーもなにも全く覚えてない、そんな状況で読んだ。上巻は大半がワタルの現実の世界のはなし。

  • 2011/5
    人間の心の暗い側面も丁寧に描かれている、大好きな宮部みゆきのファンタジー。表紙の絵はこれではなく、単行本と同じような感じだった。

  • 宮部みゆきのミステリー系は元々好きで、でもファンタジー系はあまり好みではなくて…しかもゲームは全くしないし、RPGってなに?というレベル。
    なのでこの小説を読もうと思ったことも、こうして上巻読み終えたこともとてもビックリしています。でももっとビックリしているのは、何これ面白い!ということです。確かに幻界に行くまではちょっと長め。小学生が抱える悩みにしてはヘビーだけどリアル。素直でいい子な亘を応援したくなる感情。(←あ、オンバ様の気持ちが手に取る様に分かります!)
    まだまだ旅は始まったばかり!とても楽しみです。

    さてさて、ミステリーもファンタジーも時代モノも描けちゃう宮部みゆきって、何者なんでしょう。

  • さすがRPG要素満載で楽しい!

  • 中学生の時に夢中になって読んだ作品。当時は図書室に辞書みたいなサイズで貸出されてて、とにかくおもしろかったのか、毎日授業道具と一緒に鞄に入れて持ち運び、暇さえあれば読んでました。書店で文庫本として見かけたのをきっかけに思わず即買い。
    前半はすごく重たいテーマでびっくり!歳も重ね大人になった今だからこそわかる内容もあったりで、あの時この状況の深刻さをどれほどわかっていたのかなあと思いました。ほんとに亘がかわいそう。
    後半の終わりくらいでやっと幻界へ。幻界に行った後はほんとにゲームみたいなわくわくする展開!楽しい!
    文庫本は3部作で長編だけど、すごく文章が読みやすくてすらすら読めます!

  • 原作は後追いだったけど、向こうの世界に行くまでが長い!(笑) そしてルウ伯父さんの存在。

  • 読了。
    ブレイブストーリー上
    宮部みゆき

  • 上巻はファンタジー要素が少なくつまらないと思っていたが、上、中、下と読んでみると上巻があることによって現実味を帯びた物語となっている。

  • 小学5年生三谷亘(ミタニワタル)は、父明と母邦子と団地に3人暮らし。父は製鉄会社の仕事が忙しくて、なかなか帰ってこない。母は父が帰ってくるまで起きて待っている産業主婦。

    父親の実家は千葉の海の近くで、兄の悟は独身。明とは正反対の性格。

    学校での亘は、普通。成績がいいわけでも、スポーツが得意なわけでも、正義感が強いわけでもない。
    酒屋の小村克美(通称カッちゃん)とは親友。

    ある日学校に芦川美鶴(あしかわみつる)という転校生がやってくる。彼は綺麗な男の子で、成績もいいが、無口で誰も寄せつけないオーラを放つ。

    近くの大松ビルの工事現場に幽霊が現れるというので、亘とカッちゃんは夜、工事現場に偲び込み、大松社長とその息子、娘の大松美香に遭遇する。

    普通の小学生の生活だった亘に、大事件が起こる…父が母と別れ、別の女性と結婚するために家を出ていくという。

    http://www.ala.org/alsc/awardsgrants/bookmedia/batchelderaward/batchelderpast

  • 上中下、まとめてのレビューです。

    ファンタジー小説としての幻想感を期待してたんですが、内容はかなりシリアスで現実感たっぷりでした。子供向けの本と思って読むと、痛い目に合うことでしょう。

  • ファンタジーと思ってたが、上巻は重い話。
    でも流石、宮部みゆき。ありきたりですが読ませてくれる!!

  • 長編です。いっきに読まないと忘れます。

  • 息も出来ないほどに辛く苦しい現世の運命を変えるため、幻界を旅する決意をする三谷 亘。
    扉をくぐり、世界を跨ぐ一歩を踏み出す。
    女神の住まう運命の塔を目指す。
    それは勇気の物語。

  • 両親の離婚話に胸を痛める少年が、運命を変えるために旅に出ます。先々で未熟な主人公を試練が襲い、仲間達に助けられたり、設定はまさにテレビゲームのロールプレイイングゲームといったところです。大人向けなのか子供向けなのか分かりませんが、扱っているテーマは重いので、子どもでは理解しきれない部分もあると思います。主人公もそのライバルも小学生の子どもにしては、言うことがしっかりしすぎていますが、それは小説ですから、気になりません。
    ちょっと長いかな~。冒険シーンは飽きてしまい斜め読みしましたが、大筋問題ありませんでした。
    主人公が旅の最後にたどり着くテーマ、運命を変えようとするのではなく、自分を変えるのだ、というもの。爽やかなエンディングでした。

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ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫)の作品紹介

小学五年生の亘は、成績はそこそこで、テレビゲームが好きな男の子。大きな団地に住み、ともに新設校に通う親友のカッちゃんがいる。街では、建設途中のビルに幽霊が出るという噂が広がっていた。そんなある日、帰宅した亘に、父は「この家を出てゆく」という意外な言葉をぶつける。不意に持ち上がった両親の離婚話。これまでの平穏な毎日を取り戻すべく、亘はビルの扉から、広大な異世界-幻界へと旅立った!

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