ブレイブ・ストーリー (中) (角川文庫)

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著者 : 宮部みゆき
  • 角川書店 (2006年5月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043611126

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ブレイブ・ストーリー (中) (角川文庫)の感想・レビュー・書評

  • 北の帝国や種族差別、カルト宗教、そして「ハルネラ」。本書が示す「ファンタジー」は単なる冒険活劇ではなく、我々現実社会の暗喩である。確かに仲間とともにミッションをクリアしていく様はRPGゲームさながらだ。しかし、所々強烈な現実を織り交ぜてくる。例えば毒の沼での出来事は人間の抱える闇を描く象徴的出来事だ。

    本書の中で特に印象に残ったシーンは母親と一時再開するシーン。弱くなった母親の姿をみた亘が決意する姿に、不覚にもウルッときてしまった。

    これが子ども向けとされ、実際に子どもが興味を持って読んでいるということは、、、私は大人としてまだまだということなのかもしれない。

    小学校でくだらない文部省公認の教科書をみせるより、本書を読ませたほうが数万倍有益だ。

  • 個人的には、上巻より中巻です。読み始めたら息を吐く間もあたえないほどの展開と面白さでした。
    願いを叶える旅、魅力的な仲間たち、優しさ、出会い、裏切り、真実、危険…幻界の全てが亘を強くしていきます。

  • たしかにアドベンチャー物語風の展開なんですが、承前の上巻の内容だけに、冒険ファンタジーとひとくくりに出来ない重いものがあります。<BR>2006/8/24

  • あなた自身を見つめなさい。

    グサリとくる言葉。
    自分の弱さや醜さ、どうしても目を背けてしまう。背けたくなってしまう。
    けれど、それら全てが "自分" であることを、忘れてはならない。

  • 不幸な運命を変えるため、〈幻界〉に旅人として訪れた亘。この巻では、前半はRPGのような設定どおり、5つの宝玉を手に入れるため奔走する姿が描かれる。自警団のようなハイランダーという組織に加入したり少し遠回りのような感もある亘の旅だが、ようやく1つ目の玉を手に入れ、旅を共にするキ・キーマやミーナといった仲間も得る。
    ただ後半は〈幻界〉の在り方に疑問を抱く。現実の人間の心を映し出す〈幻界〉。特に亘が旅をするこの世界は亘の心を映し出しているはずなのに、他種族差別や〈幻界〉を守るためのヒト柱の制度など納得のいかないことばかり。亘は自分の運命を変えてくれるはずの女神を信じられなくなってしまう。
    さらに〈幻界〉からヒト柱の制度をなくすお願いをしようとするが、女神が叶えてくれる願いはひとつだけであり、二度と訪れることのない〈幻界〉のために現実世界の母を不幸な運命から救ってあげないのかと亘は悩む。しかし、そんな中で運命を変えても自分が変わらなければ意味がないことに気づいた亘は、自分が本当に必要としているものを求めて旅を続ける。
    子供向けのファンタジーではなく、大人も楽しめる作品。

  • やっと物語が動き始めた。
    読み始めたら止まらなくなる。

  • ゲームをしているかのように、ぐいぐい物語に引き込まれた!

    前半はワクワクするような展開が続いてページをめくる手がとまらない!!
    宝玉を集めて旅をするっていう展開は、よくあるRPGの王道。

    だけどそんな甘い話じゃない。
    だんだんとワタルの前に滲み出てくる幻界の黒い影、そして、露わになっていくワタル自身の闇。

    幻界は現世に住む人間の想像力のエネルギーによって創られる。
    その言葉をひしひしと感じながら読みました。

  • H28,6/9 読了
    続きが気になる作品。

  • う〜ん、イマイチ。

  • 面白かった。宮部さんってこういうファンタジー物語も書くんだね。

  • 中・高生向け。大人が読むにはやや難がある、の、だが、しかし、筆運びが圧倒的に巧いので、物語り世界に引きずり込まれてしまう。
    『R.P.G.』という本も書いているし、この人はゲーマーなのかな。

  • 文庫の中巻は第二部の冒頭途中から始まる。亘が幻界へと旅立ち、ラウ導師の元で最初の試練を克服し旅人としての資格を得て、そしてトカゲのような出で立ちの水人族キ・キーマと出会い、ガサラを目指しているところからである。

    幻界での物語はRPGのような冒険活劇を想起していたが、意外にも時事問題を風刺したようなエピソードや設定が盛り込まれ、さらには宮部みゆきらしい推理ミステリーやサスペンスのエッセンスが散りばめられている。小学生を主人公とした冒険活劇はジュブナイルとは一線を画した重厚な大人のミステリーに仕上がっているといった具合だ。

    物語は亘(ワタル)、水人族のキ・キーマ、猫のような出で立ちのネ族のミーナの3人のパーティーで進んでいく。旅の進路はミツルを辿るように進んでいくが、古からの女神信仰と排他的な老教信仰との対立や1000年に一度の人身御供など幻界全体を巻き込んだ大騒動が始まってしまう。そしてその渦中にワタルは追い込まれていくのである。

    ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」やその映像化である「ネバーエンディング・ストーリー」は中途半端にしか認知していないが、トールキンの「指輪物語」やそれを大胆にSFオペラした「スター・ウォーズ」など、神話をモチーフにした物語は数多い。この作品もやはりその枠組に入るだろう。ワタルは善悪の帳尻が合わなくなったり、こっちを立てればこっちが立たず的な中途半端さを味わっていく。そして自分の意志やこれからの行動がこの世界である幻界の命運を左右してしまうことに当惑するのである。まあ誰だってそうだだろう。

    しかし物語は主人公のワタルを成長させるためのきっかけやエピソードをふんだんに盛り込み、諍いの渦中へと誘っていく。そしていよいよ嘆きの沼でワタルが助けたファイヤードラゴンのジョゾとの再会のためのエピソードが始まろうとしている。

    中巻は後半部に行くに従って非常にわくわくしてくるのが心地いい。

  • なんかいろいろ出てきてさらに面白くなってきた!

  • 読了。
    ブレイブストーリー中
    宮部みゆき

  • 父と母の離婚話から、母が亘を連れて心中をはかろうとする。
    そんな亘をすくったのがミツルだった。
    ミツルは自分の人生を変えるべく幻界(ヴィジョン)の世界へ旅立っていたが、真実を映す鏡でワタルの窮地を知り、救いにきたのだ。

    ワタルも自分の人生を変えるべく、ミツルを追って幻界へ入っていく。ちょうど幻界への要の扉が開く10年に一度のタイミングであった。

    ワタルは幻界で、ラウ導師に会い、RPGゲームさながら、女神の塔を目指すことになる。
    そこで自分の願いを叶えてもらうことができるのだ。

    ワタルは旅先で、水人族のキ・キーマに助けられる。
    次のガサラの町では強盗殺人犯に間違われるが、それを救ってくれたのがネ族のミーナ(スペクタクルマシン団)。そこでカッツ、トローンに出会い、ハイランダーとして認められ、ファイアドラゴンの腕輪を受け取る。
    P60
    「これはメンバーの証であり、戒めでもあるんだ」

    「創世の女神よ、我らはファイアドラゴンの遺志を継ぐ者、護法の防人、真実の狩人なり。ここに来たる新たになる同志、女神の膝下にひさまずき、魂を捧げ、誓約の印を弾き結ばん。悪しきを憎み、弱きものを授け、混沌を退け、鋼の守護者として立ち、この身が朽ち果て塵に還るそのときまで、共に手を携え、正しき理の星を仰ぎ進まんことを」

    シュテンゲル騎士団

    カクタス・ヴィラのインチキ井戸水

    P171「大きな事故を見たせいだよ。星々の光で目を洗うといい」

    リリス
    トニ・ファンロン
    エルザ

  • 小学生が冒険するファンタジーものの中巻。
    基本的にずっとファンタジー。ただストーリーの展開が都合がよすぎる。あまり伏線もない。単調。

  • 上中下、まとめてのレビューです。

    ファンタジー小説としての幻想感を期待してたんですが、内容はかなりシリアスで現実感たっぷりでした。子供向けの本と思って読むと、痛い目に合うことでしょう。

  • ストーリーのテンポの良さが良い。亘の成長と、
    物語がマッチしている。たまに、現世との関わりが良い。そして、謎は深まりました!

  • 長編です。いっきに読まないと忘れます。

  • ワタル、幻界を行く

  • RPGのような世界観と攻略法を持つ幻界の中で
    仲間と出会い
    試練を与えられながら
    自分の心を写し出すという幻界の混沌と向き合い成長していくワタル。

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ブレイブ・ストーリー (中) (角川文庫)の作品紹介

僕は運命を変えてみせる-。剣と魔法と物語の神が君臨する幻界でワタルを待ち受けていたのは、さまざまなモンスターに呪い、厳しい自然、旅人に課せられた数々の障害だった。大トカゲのキ・キーマ、ネコ族のミーナらとともに、ワタルは五つの宝玉を獲得しながら幻界の旅をつづける。先をゆくライバル、ミツルの行方は?ワタルの肩にかかる幻界の未来は?胸躍る場面が次々展開する和製ファンタジーの金字塔!

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