とんび (角川文庫 し 29-7)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043646074

感想・レビュー・書評

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  • 2.9

  • 不器用な父と子の物語。
    広島弁?のせいか少し読みづらかった。
    不器用で、仕事とお酒が好きな男、それを見守り支える女たち。あまり好きなキャラが出来ず、感情移入しなかった。

  • 最後までどうしてもヤスさんが好きになれず、嫌だ嫌だと思いながら、読み通してしまった。アキラを愛していたのは確かだろうが、ヤスさんのすることなすこと、私には気に入らないことばかりで、こんな父親だったらたまらない。「不器用な父親」という綺麗な言葉で表現されても、実際は厄介な父親だと思う。

    • neginohanaさん
      きのPさん

      コメントありがとうございます。

      私が特に反発を覚えたのは、母の死の経緯についてヤスさんが嘘をついたこと。しかも、自分...
      きのPさん

      コメントありがとうございます。

      私が特に反発を覚えたのは、母の死の経緯についてヤスさんが嘘をついたこと。しかも、自分のせいだったのだと言って謝ったということは、現実はアキラのせいだと思っているってことになるでしょう?
      2021/03/01
    • masaveticaさん
      先程読み終えましたが、全く同じ感想でした!良い小説なのは間違いないんですが。。無鉄砲で頑固者は好きなんですが、感情をコントロールできないのは...
      先程読み終えましたが、全く同じ感想でした!良い小説なのは間違いないんですが。。無鉄砲で頑固者は好きなんですが、感情をコントロールできないのはキツイ。本当に息子を愛しているなら自分の感情を押さえられるはず。結局自分勝手なひとだな。という印象でした。
      2021/12/03
    • neginohanaさん
      masaveticaさん

      コメントありがとうございます。
      本当にそうですね。
      まあ、ヤスさんが好きになれなくても、結局気になって最...
      masaveticaさん

      コメントありがとうございます。
      本当にそうですね。
      まあ、ヤスさんが好きになれなくても、結局気になって最後まで読まされてしまったので、私の負けかもしれません。
      2021/12/03
  • この本の醍醐味は、主人公であり父親であるヤスさんのキャラクターに尽きると思う。感情的で泥臭い人間味の溢れるヤスさんを読者が愛せるかどうかでこの本に対する読者の印象は大きく変わると思うんだけど、残念ながら僕はヤスさんみたいなキャラクターは少し苦手なので(またそういうキャラクターを苦手に感じる自分自身が嫌い)、もどかしい気持ちのまま読み終えた感じだった。ただ、息子アキラの婚約者と対面するシーンは感動できたし、子供を持つ父親として共感できる部分は多くあったので、読んで良かったとは思う。

  • 重松清さんは、過去『流星ワゴン』をギブアップした。『とんび』は、父と子の絆の物語。今度は読み終えた。けれどやはり、ハートウォーミングな話なのは頭では理解できるのだれど、心がどこかついていかなかったわ...(>_<)「ヤスさんのことが好きなのだ、みんな」とか、「ヤスさんはしょんぼりした」とか、文体表現が直球すぎるというのがどうもね....。私には苦手のようだ。息子アキラはいい子だし、父ヤスさんもラストの方ではじーんとくるものがあったけど、苦手意識は払拭できなかった。感動した人レビュー多数の中スミマセン

  • 全体的に暖かい親子のストーリー。途中何度かグッときたりしたんだけど、ちょっと入りきれない人物描写、展開もあったりして、期待ほどの読了感はなかった。これも親になって読んだら変わるのだろうか?
    2014.8.28

  • ありがちだけど、泣けるね〜。ドラマのヤスさんは誰だったかな?

  • いい人がまわりに集まるのは、その人がいい行動をしているから。そんなことを感じさせて、いいリズムで読めるのだが、ちょっと物足りなさと単調さを感じてしまった。

著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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