夏化粧 (角川文庫)

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著者 : 池上永一
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年5月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043647095

夏化粧 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 産婆のオバアのかけたおまじないのせいで、息子の姿が他人に見えなくさせられてしまった津奈美。息子にかけた七つの願いを他人から奪わなければまじないを解くことは出来ない。津奈美の冒険物語。辛い状況ながらも津奈美があまりにも逞しくて面白おかしい感じ。母親って色々な願いを赤ん坊にかけるものだな。私としてはすっきりしないラスト。

  • 図書館で。テンペストは挫折しました…。なんでだろう?と思ったんですが多分オバアが出てこないせいかな。良くも悪くも大災害のような人の思惑通りに動かない物凄いパワーを持ったオバァの存在がこの人のフィクションの魅力なのかなあとか思ったり。今回のオバァは葬式からのスタートでしたがそれだけで大惨事を引き落とすまあ酷いオバァでした(笑)。それにしても彼女の厳選ラスト100達成前に成仏してくれてよかったというか。

    ツナミは半端でなくすごい。彼女は違う方向に熱意を燃やせば大成したのではないだろうかと思わせる。が、彼女が頑張ったのは息子のためなのか、と思うと母親の強さなのかもしれない。面白いだけかと思ったのですが物悲しくもあり、最後は中々に切ないお話でした。やっぱり何のかんの言って面白半分にまじないかけたオバァが悪いんだけどままならないのが人生ならばオバァの存在もまた運命なのかもしれない。面白かったです。

  • 南の島の伝承を舞台にした、あるものと引き換えに願いを叶える装置のお話。

  • とてつもない力がある物語やった。
    切ないくらい壮絶な愛の物語なのに、物語全体には舞台となっている石垣島の常夏の空気と特有の民族的な明るさが根底に流れていて、そのミスマッチな感じが何とも言えない微妙なバランスを醸し出している。

    物語は、産婆のオバァにまじないをかけられて、産んだ子供が他人から見えなくされてしまった若い母親が、子供の幸せの為に奮闘する物語。
    まじないを解く為には、息子にかけた7つの願いと同じものを他人から奪わなければいけない、という試練が母を襲う。

    幸せって他人と食い合うものなのか。
    きっと両立しない幸せ、願いってあるんだろう。
    物語の最後はハッピーエンドなのに、物語中に現実世界の世知辛さを見て悲しくなった。

  • 池上氏の作品の女性の壮絶な生命への執着心は読んでいて圧倒されるものがある

  • これ、オススメです★

    産婆のオバァのまじないによって愛する息子の姿は誰の目にも映らなくなってしまった。
    本来の姿を取り戻すためには、他の人間にかけられた「七つの願い」を奪わなければならない…。
    命をかけて井戸に飛び込み、“陰”の世界へと向かう末婚の母、津奈美。

    七つの願いを奪えるのか…!?

    美しい八重山の自然を背景に、若き母親の一途で壮絶な愛を描いた、ファンタジーの傑作です。

  • 石垣島などを舞台とした作品です。

  • シングルマザーパワー炸裂。
    池上氏の小説は、本当に女性がパワフルだと思う(全部読んだわけじゃないけど)
    産婆に「見えなく」されてしまった息子のために、願いを集める母の闘い。

  • 2010.6.18読了

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