800 (角川文庫 か 36-1)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043648016

感想・レビュー・書評

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  • 陸上の800m走を専門種目とする、2人の男子高校生が主役の青春小説。元800mランナーとして手に取らずにはいられませんでした。

    競技中の描写を読むと、未経験の方にも800m走、あるいは陸上競技の良さが伝わるかと思います。R18的な部分が強いのが少し残念。

  • 語り手が交互に変わるのが心地よくて一気読みしてしまう一冊だった。

  • ある人に誘われて読みました。なかなか爽やかな青春小説です。
    読み始めは中沢のキャラに引っ張られて、なんだかスラムダンクみたいという感想でした。確かにキャラがみんな極端で、そういう意味では漫画チックな印象は最後まで残ります。
    しかし、後半は恋愛模様が入ってきて俄然冴えてきます。
    ただ、私には一寸若すぎるなというのが感想です。しかし、著者の川島さん、ほぼ私と同年齢なんですね。もっとも1992年の作品ですけど。

  • 終盤、躍動感があって良かった。タイプの全く違う二人だけど、自然と切磋琢磨してる状況が微笑ましかった。それにしても、女性陣はみんな大胆なキャラクターだった。

  • こんな青春がおくれていたら、幸せだっただろう。

  • ウ~ン。高校生ってそんなに進んでるんかいな。とオヤジ発言。

    800メートル走の苦しさ、醍醐味もかいまみせながらも青春エロ小説です。好きです。

  • 情熱的で健全な、高校生のTWO LAP RUNNERとセックスの話。
    江國香織が言っていたようにどこかポエジーを感じさせる描写が心地良い。とてもリズミカルで。
    読んでいて、走りたくなった。

  • 面白かった。
    それぞれのキャラクターが魅力的で、テンポも良くて、800のスピード感も伝わってきて、グイグイ引き込まれました。
    中・長距離経験者としては、もう少しレースのシーンを増やして欲しかったなぁ。

  • 陸上競技が題材になっている青春小説です。陸上競技を扱っている小説は数あれど(そしてわたしは全てを読んだわけじゃないけれど)川島誠さんの小説がいちばん好きです。この小説のどこが好きかと聞かれれば、説明し辛いです。読んでいる間も楽しいし、読後も楽しい気分になれます。

  • レビューを書くまで時間を置いたら、内容をよく覚えていなかった; おもしろいと思ったんですけどね。

著者プロフィール

川島誠 東京都出身。京都大学文学部アメリカ文学科卒。「電話がなっている」でデビュー。子どもから大人への端境期にある少年少女の生と性を見つめ、鋭く描く才能をもつ。初めて思春期の少年の青春を書いた「800」は各誌で絶賛され、映画化された。著書に「ロッカーズ」「

「2005年 『夏のこどもたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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