サイゴン・タンゴ・カフェ (角川文庫)

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著者 : 中山可穂
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年1月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043661022

サイゴン・タンゴ・カフェ (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 非常に失礼な言い方で申し訳ないが、上手くなった!というのが一番の感想だった。
    文章は昔から流麗な方だが、今まで読んだものでは密着していた物語と書き手との間に、適度な距離があってとても読みやすかった。
    しかし切れ味は変わらず、どれも読後に充実を覚えた。
    ただ、密着したあの独特な息苦しさがないと、今度は少し物足りなさも感じてしまう。
    自分のわがままに呆れながら、また次の作品を楽しみにしたい。

  • 28.1.25読了。
    久しぶりの中山さん。中山さんなのに狂気じみていない恋愛もの!しかも異性愛!驚きの短編集でしたが読みやすさは変わらず。一気読み。

  • "タンゴ"なのに、なぜ"サイゴン"?
    そんな事を思いながら読み進めた。
    特に表題作は内容が濃い。
    様々な要素が込められている。
    いやぁ~この人の文章はイイわ。

  • 2015.3.26

  • タンゴにまつわる短編集。不思議な雰囲気で引き込まれるように読み進めてしまった。
    どの話も好きだけどやはり表題作かな。そんな小説みたいな話あるわけない!

  • 何度目かの再読。お気に入り。
    同性愛という題材、というよりは(中山作品に出会った当初は専らそこに惹かれていたけど)、中山さんの使う言い回しや文章が好き。
    他の作品よりは狂気を感じないと思っていたけど、実は
    「現実との三分間」(読んでいていたたまれないけど)と「ドブレAの悲しみ」が特に好き。
    BGMはピアソラの「Tanguedia」、カエターノ・ヴェローゾの「Chuva,Suor E Cerveja」、「Coucouroucou Paloma」。
    (感想書きかけ)

  • 中山可穂といえば、レズビアンものだと思って読み始めたら今回の短編は全てがそうではなかったので、驚いたけれどこれはこれで新鮮だし、面白かった。
    長編小説程のインパクトはないかもしれないけれど、タンゴで繋がった5つの短編は、どれも鳥肌が立つような話だった。
    タイトルになっている「サイゴン・タンゴ・カフェ」はほかの4つより少し長めで、小説を書く事についての幸せや苦しみがとてもリアルに感じられた。
    一人の人間をめぐるいくつもの恋物語が、ファンタジックでありながら、生々しさを感じるのは、やっぱりリアリティを感じるからなのかもしれないなと思う。
    中山可穂のように同性愛ものを書く作家さんは少ないけれど、中山可穂らしい疾走感も感じられたので、読んでよかったと思える本のひとつでした。

  • 5編からなる、タンゴをテーマにした作品集。
    「現実との3分間」「フーガと神秘」と読んでいくと、これまでの作者の傾向と違って新鮮な感じがした。それはつまりレズビアンものではないというだけのことなのだが。
    しかし表題作の「サイゴン・タンゴ・カフェ」はやはり本領発揮。若い女性記者がベトナムで、かつて突然失踪した女性作家を発見するというストーリー。この女性作家が中山氏本人を投影したかのような(物語の中の女性作家は60歳を過ぎているので将来の自分の姿といおうか)人物で、いろいろと邪推してしまった。
    全体的には、レズビアンものに抵抗がある人にまず勧めることが出来そうな一冊ではある。

  • 中山可穂の短編集。この人はよく南米や東南アジアの話も書いてるけど、表題作「サイゴン・タンゴ・カフェ」でサイゴンとタンゴをモチーフに小説家の業と編集者との恋愛を描いてる。
    全体的に軽いタッチ(中山可穂的には)でとても読みやすいと思う。

  • 読後感の良い作品だった。

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