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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
他人に神のような寛大さを要求する。受け入れられないと攻撃して、際限なく要求を突きつける。周囲にはびこるカルト宗教の人格破綻者そのもの。小説の中では特異な例として描かれているけど、実際はこういう人たちだらけ。だからこんな無秩序な世の中になった。
精神病患者である亜左美。
その病状を巡って、主治医榊と臨床心理士広瀬の意見がぶつかる。
並行して進む博物館での贋作疑惑。
これらはどう交わり、どんな結末に至るのか?
精神病を主軸に置くことで、真実を最後まで見せなくし、
一体どんな落としどころで物語が終わるのか全く検討が付かない。
そのため、600P弱あるボリュームも苦になることなく読み進む。
訪れた結末は将来に明るい兆しをもたらすのか?
テーマは重いが、それを感じさせずに続きを読みたくなる内容。
祖母の介護に置き換え、他人事ではないと感じながら読んだ。
精神疾患をもつ患者がどう感じて、どんな生活をしてるか、医師がどう感じて、迷って、考えて治療してるか、それがわかる。精神疾患の患者が身近にいる家族、友人、看護師には、患者の感じ方、治療の内容、対応方法、いろんな例がわかって参考になるのではないかな。まぁそれぞれが個別性あり、一例でしかないだろうけど。話の展開も、精神科以外の謎も別枠で展開し、謎を解いていく感じ、それが最後につながり、驚きもいくつもあり、予想外の真実があり、おもしろかった。後味は悪くない。
ミステリー…だったのかな。
多重人格を扱っている話によくあるような、人格統合しましたメデタシ…のような終わり方じゃなかったり、回顧録を廻っての病院とは別の場面があったりするのが長編だったけれども途中でだれることなく読み終えることができたのだと思います。
でも榊先生にしてみればこれから始まりなんですよね…。
ミステリー作品を読みたい人より、精神病などについて興味がある人が読んだほうがいい本。
読み終わった後も、精神病も精神科医も信用できないんだけど……
実際に患者を見てみたら信用できるのかな?
血液検査で精神病が判定できる技術も研究されているみたいですけどね。
http://librarianimpressionk.blog.fc2.com/blog-entry-21.html
ネタバレはありません。 タイトルなどの中表紙をめくり、一ページがこんな風に始まる。 ------------------------------------------------------------------------ 「だけど、ほかの声が話しかけてくることはあります」 「誰の声が話しかけてくるの?」 「ペンギンの声」 「ペンギン?」 「そうよ、子供のペンギン」... 続きを読む »
じわじわとつながっていく展開にわくわくしながら読んだ。
それまですこしずつ進んでいたお話が、最後のほう、ばばっと駆け抜けていって、ぽんっと放り出されたかんじ。
もてらじで、精神病患者に自覚させるためには、
そういった本を読ませるといいかも、
と紹介されていて読んでみた。
路線がリアルで安易に多重人格を鵜呑みにせず
理詰めでひとつひとつ丹念に積み上げていく所に
好感が持てる。
もうひとつの謎はどうなったんだと、
あるはずもない次回作を期待しています。
ミステリー?なのか??何が『異常』で何が『通常』なのかという点の突き詰め方もいまひとつ。
この本が、今の私を作ってる。人生においてこの本に出会った事は私にとって大きな回り道となったが、最終的には後悔はしていない。
二つの物語が、どこに向かうともわからないまま淡々と進む。 いつか劇的に結びついて興奮の展開を迎えるのかと思いきや、意外なことに、二つの糸はとても緩やかに絡まり合い、ひとつのテーマを形づくる。
問題解決には真実解明が付き物だが、「とにかく真実を解明しなくてはならない」という一種の強迫観念から開放された時、問題解決という行為は、もっと明るいものになるのではないだろうか。
依然問題は解決していない。だが、少しずつ解決に近づいている。 最後まで解決しないかもしれない。 でも、近づいている。
それで良しと思えたら、もう問題と共に生きていける。 もちろん、そう思えるようになるまでが大変なのだけれど・・・。
驚きのある物語ではなかったが、人間ドラマとして面白かった。
終盤の、ゆっくりと霧が晴れてゆくような展開が気持ちよい。
読み残し感満載のまま読了。
精神病棟のお話
医者と患者と臨床心理士の関係性に主軸を置きつつ、博物館の謎にまつわる話が平行して進んでいく。
2本のまったく違う話はいずれリンクするのだけど、なかなか難しい2本だてでした。
あらすじ自体はわかりやすく面白く引き込まれた!んだけど、なんというか、こんだけ盛り上げといてここで終わりかいっ!という呆気なさがすごくあった。
これは一冊の読み切りより、上下巻くらいの余裕を持たせてじゅうぶんに楽しみたい小説な気がする。
物語の中盤で終わってしまっているような…
文庫で600ページ弱の話なんだけど、500ページあたりから加速する感じ
作者の意図と、読み手である私の受け取り方に温度差を感じた
おもしろいんだけどねっ
おもしろいから、もうすこし読みたかったなぁ。
とにかく、一気に読み進めた。おもしろいのだが、最後の最後、起承転結の「結」がえっ、っと言うほどあっさりしていて、拍子抜けしてしまったのが惜しい。この作家の方が2009年末に失踪されていて、未だ見つからないのが心配。
ラストにちょっと放り出された感はあるけれど、様々な精神疾患の症状や精神科医の苦悩、ガリバー旅行記のスイフトの話など、とても興味深かった。
思い浮かべるのはビリー・ミリガン。
話はS病院に勤めることになった榊医師と東京都国立博物館に勤める江馬遥子の2つの視点から語られていく。S病院が作られるようになった経緯と沢村医師の自殺の真相が除々に浮かび上がっていく。多重人格に対する当時の日本の医学界の捉え方も忠実に捉えられており、医療を安易なドラマのネタとして乱用することなく人間を描いた点で優れた小説だといえるだろう。
精神医学に関する参考文献をもとに、多重人格について描かれた小説。精神医学にかかわる方には、一読されるとよいと思う。

なんか面白くてすっごい読み進めたんだけど。





