バッテリー (2) (角川文庫)

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制作 : 佐藤 真紀子 
  • KADOKAWA/角川書店 (2004年6月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043721023

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バッテリー (2) (角川文庫)の感想・レビュー・書評

  • ごまかされないぞと思う。
    傷だろうが目だろうがそんなものにごまかされない。
    自分の感じたものがいちばん、たしかだ。

    今まで見てきたもの。考えたこともなかった。自分の過ごしてきたもの
    が、ひどくあやふやで形のないものに思えた。

    今まで自分が確信していたことが、ゆらぐ

  • 「育ててもらわなくてもいい。誰の力を借りなくても、おれは最高のピッチャーになる。信じているのは自分の力だーー」
    中学生になり野球部に入部きた巧と
    豪。二人を待っていたのは監督の徹底管理の下、流れ作業のように部活をこなす先輩部員達だった。
    監督に歯向かい絶対の自信を見せる巧に対し、豪はとまどい周囲は不満を募らせていく。そしてついに、ある事件が起きて……!
    各メディアが絶賛!大人も子どもも夢中になる大人気作品!

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    2巻が一番好きなんだな!
    髪を短くしたら、球が速くなるのか
    って巧が言うのに、感銘を受けた中学生の私……

    当時は巧の気持ちが凄くわかる、って思ってたけど、それは観念として理解できる物というか……
    展西とか緑川の気持ちもわからんでもないよね……
    巧のように、自分だけを信じるのって誰もが目指すところではあるけど、出来ないからこそ、憧れるんだよな……
    でも実際、従っちゃった方が楽だろ、って思ったり、それに惹かれつつも自分は同じようには出来ないって悩む豪ちゃんにこそ、同調してたんだなあ、と今となっては思う。

    今回は文庫で読み返してるんだが、文庫3巻までしか持ってないから買いにいかなきゃ!

    ハードは挿絵が、文庫は次から書き下ろしが……商売がうまいぜ……

  • だれもが巧のように、自分の力を信じて、それだけで生きたいと思うだろうけど、それが本当は一番自分自身にとって辛い生き方の様な気もする。

  •  2巻では、ピッチャー巧も中学生になります。
    中学校では、顧問の先生と揉めたり、先輩と衝突して
    リンチされたり。。。部活動停止。

     中学1年生で3年生にあれだけ反抗できるのは、
    あんまり観たことないなと思いました。展西さんみたいな
    人は管理が厳しい学校には結構いそうです。

     

  • 巧が中学生になりました。
    燃え上がる火の玉のような、膨大なエネルギー体のような、強すぎる自我の塊のような少年が、最も規律の厳しい檻の中へと放り込まれた。自分を曲げる、或いは曲げたように演じることができなければ、そこでは生きてはいけないのに。大多数の人間はその術を覚えて通過してゆくのに。
    なんて不器用で真っ直ぐで強い子なのだろう。
    自分にはないその強さに、憧れと嫉妬と嘲りと、やっぱり憧れを抱く。
    あと青波がすごく可愛い!!

  • 相変わらず、野球に対して、ピッチャーとしての自信に揺るぎない巧。
    周りの人たち(特に両親)が心配していた、
    「中学でやっていけるのか」という部分が描かれた巻です。

    自信家で、自分が認めたことしか従わない巧に立ちはだかるのは
    ・権力(言い過ぎ?)で押さえつけようとする先生
    ・巧を生意気だと良く思っていない上級生
    …と設定は少々ベタ。
    少々やりすぎでは…と思う部分もありつつも、
    確実に巧と豪ちゃんは、バッテリー?パートナー?としての絆は強くなっています。

    監督、じいちゃんの過去が分かり、
    ばらばらだった話がくっついていくような感覚が面白い。


    「野球がしたい」自分を曲げない巧、純粋だと思っていましたが、
    無知な状態での純粋さは、割と傲慢だったりするのかもしれない。
    …と生意気ながら思ってしまった私。


    巧、豪ちゃん、青波。
    個人的に、やっぱり出来すぎた人格だと思えてしまいますが、
    彼らを最後まで見守りたい気持ちになる作品。

    また、これは単純な疑問なのですが。
    バッテリーは児童書向けに書かれた作品だそうですが、
    この作品で児童達にくみ取って欲しい趣旨って何なんだろう?
    (あとがきを読む限りでは、著者自身の思い入れのほうが強い印象を受けたので。)

    2巻は、実際の学校生活が描かれているだけに、
    「自信やそれに伴う実力を持っていれば、正義になる」って
    思わなければ良いのだけれど。
    この作品、読むなら、最後まで読んでもらわないとだな、きっと☆

  • あさのさん月間っぽいことしてます

    後輩いじめはよくないな
    でもこどもをちゃんと見てあげられない大人もよくないと思った
    早く大人になりたいっていう巧君の気持ちも同年代としてわからないこともないけど、そんなに急いでどこいくの?って思っちゃう
    メリーさんがかわいいなあ

  • 大好き。特に、この2巻が一番好き。
    うまく言葉にできないけど、彼らの一途さに、脆さに、強さに、泣けてしまう。

    枝葉の話だけど、あの風紀委員の女の子も好き。
    理不尽に強権的でがんじがらめな「中学校」という世界で、持ち物チェックの自己申告制を提案するなんてなかなかできないよね。
    彼女はきっと、強くて優しい、素敵な女性に成長するだろうなあ。

  • リンチシーンが痛々し過ぎる…。
    ただ野球やりたいだけやのになあ。
    好きなことやるのって難しいよね…。

  • ピッチャーとしての素質と努力のために、すごい自信家の巧が、
    中学校の野球チームの持つ序列社会になじめず、
    いじめにあったりするんだけど、
    そんなんでへこたれたり、野球を嫌いになったりするような、
    かわいらしい性格でないところがすごく強くて綺麗です。
    一人でもくもくと生きていこうとする巧が危なっかしい。

  • 巧が冗談を言う描写の度になぜかどきりとします。そうか、この子って冗談言うんだ!
    巧は真っ直ぐで絶対に揺るがないけど、同じくらい脆い子なのかな。そう考えると実は青波の方が精神的には強いのかもしれないね。

  • 中学校に入学してからのお話で、オトムライや海音寺が出て来てウハウハでした(待)
    そして夫婦喧嘩ですかね。
    まぁ中学生なんだし喧嘩もありですが。
    でも、展西やら緑川の事は許せないです。
    話が若干大袈裟な気もするけど、私の学校が大人しかっただけなのかなぁ・・・。

  • 1話よりは良かった。でも、イジメはイヤだなぁ。
    のびのびと野球ができるようになるのでしょうか?

  • 野球が好き

    野球が嫌い

    野球は好きでも嫌いでもない。


    それじゃあ野球は何のため?


    もどかしい!けど、とってもリアル!


    (2010.2.7)

  • 世話焼き女房と俺様亭主

    豪の巧と分かちあえるものではない感情ってなんだろなー

  • 中学生になった巧と豪
    どんなに才能があっても、学校という枠に捕らわれ、大人や先輩の思惑の箱の中に押し込められそうになる。

    学校の部活では特に、先生や先輩の言うことには絶対服従的な風潮がある。
    理不尽な命令や、嫉妬に、正面から立ち向かう少年に、危うさを感じつつも、負けて欲しくないと思う。

    妥協を許さない純粋でまっすぐな心は、大人のプライドや本音を変えることができるのか
    次巻に期待!

  • 20160902 読み終わるとともに続きを読みたくなる。負けない何かを求めているのか変わって欲しくない期待なのか。読むのにも力がいる事を久しぶりに経験している。

  • 自分の気持ちだけでなく、人の気持ちも汲めるようになる、これが成長の一つでしょう。

  • 「おまえさえ、入部せんかったらよかったんだよ。おまえみたいに言いたいこと言うて、やりたいことやって…好きかってやりやがって、それでいきなり先発だと。ふざけんなよ。なんのがまんもせんといて、自分の思いどおりのことやって…野球が好きだって…ばかにすんな。ふざけてるよ。おまえも監督もふざけとるんじゃ。どっかおかしいんだよ」
    ー展西

  • 野球をすることが大好きな巧が中学校に入学して、そこでも野球を続けようとするけれども、そこで大きな「大人の壁」というやつにぶち当たってしまう……という感じで、なんというか「おおおおおお!」となっています。
    それこそ、小学校の頃はただ「好きだ」というだけでやっていけてたし、「うまい」というだけで尊敬の対象にもなっていたのだけれど、それが中学生になると一気にそういう訳にもいかなくて、人間関係が複雑になって「先輩」だとか「後輩」だとか訳のわからない枠組みができて、それこそ「ちょっと早く生まれただけで」えらそうにされる時代がやってくる……。

    というものすごく不条理を感じたあの頃のことをひしひしと思い出してなんか、意味もわからなく「ぬおおお」ってなりました。
    なんなんでしょうね、あの時代って。
    でも、それだけこの小説はそういう時期のちょうど子供から大人に変わる時の感情がリアル。
    リアルなだけにとっても痛かったり、胸をかきむしられたりするような気持ちになったりもします。
    ドキドキしました。

    ただ、過ぎてしまった今だからこそいえることなんですし、私は幸か不幸か女だったので、厳密に言えば巧の立場とは違うのでまるっきりそれが当てはまるわけではないですが、自分たちが気にすれば気にするほど、事態は泥沼化する……。
    自分という信念を持っていれば、意外と払いのけられるものだよ。まあ、別の苦労は背負うのかもしれないけど。
    でも、それを苦労と感じるのかどうかは、ひとそれぞれかもしれませんね、と思いました。

    あー! どうやったら、この微妙で苦しくて鬱陶しい時期をこんなに爽やかに描けるのか、この作者さんの才能に、思わず嫉妬します。
    子供の心を忘れない作者さんに乾杯!
    多分、これは中学生の時に読むと号泣できる話だと思うので、是非、中学生のお子さんがいたら読ませてあげるといいと思います。

  • 新田東中学校の野球部に入部した巧と豪ですが、顧問の「オトムライ」こと戸村先生による徹底した管理と、それに黙々と服する先輩部員たちとの折り合いがつかず、苦しみます。自分の野球がしたいという思いを貫き通す巧は、ついに3年生の展西たちからリンチを受けることになります。そして、事件が明るみに出ると、野球部は活動休止に追い込まれてしまいます。

    シリーズ中でもっとも児童文学らしい展開の巻で、個人的には安心して読めるこの巻が一番気に入っています。

  • あつい。とにかくあつい。
    火花みたいな情熱のエネルギーに満ちあふれた1冊でした。

    一人突き抜けて尖っている巧は、よくも悪くも無視できない存在です。とにかく真っ直ぐに野球を愛するこの少年が、年を重ねるにつれてしなやかさをきちんと身につけることができるんだろうか。と母親のような気持ちになってみたり、ストイックな生き方に憧れを覚えてみたり。

    巧の強さは、もちろん天性のものもあるけれど、誰よりも野球を好きだという気持ち、そして自分を強く信じる力が与えてくれるものが非常に大きいと感じます。
    何かを強く信じようとすると、神様はいじわるなもので、不思議なほどに障壁ばかり立ち並びます。まるで、その信念を試すかのような。
    巧の心が折れてしまわないかハラハラしつつ、はっと驚くような強さに毎度痺れます。本当に13歳か、と驚くけれど、プロとして活躍している選手の中には幼少期から真っ直ぐに夢を追い続けてきた人たちが実際にたくさんいるんですよね。本当にカッコイイ。

    そして、この小説が単なるギラギラした小説にならないのは、青波の存在によるところが大きいです。登場するたびに、これまた巧とは違った意味ではっとさせられます。

    あとがきを読むと、巧が抱く熱意が、そのままあさのさんが小説執筆に対して抱いている熱意と重なって見えます。これだけの熱量でもって書き上げられるシリーズが、おもしろくないわけがないんですよね。

    このペースだとあっという間に読み終えてしまいそうですが、この本のおかげで毎日の通勤時間が至福の時間になっています。今の私の元気の素。

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