バッテリー (5) (角川文庫)

  • KADOKAWA/角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043721054

作品紹介・あらすじ

「おれは、おまえの球を捕るためにいるんだ。ずっとそうすると決めたんじゃ。何があってもそうするって…本気で決めたのに」天才スラッガー、門脇のいる横手二中との再試合に向け、動きはじめる巧と豪。バッテリーはいまだにぎこちないが、豪との関わりを通じて、巧にも変化が表れつつあって-。横手の幼なじみバッテリーを描いた、文庫だけの書き下ろし短編「THE OTHER BATTERY」収録。

感想・レビュー・書評

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  • 気になって気になって一気読み。

    巧が丸くなってきている。

    恋愛ちらつかせているのも面白かった。

    普通の中学生っぽさ。

    豪のことを知ろうとしていく。
    いいなぁーこういう感じ。

    吉貞の喋りは鬱陶しいけど、
    名脇役や。

    小町が全然出てこなくなったな。

    巻末の書き下ろしの横手のピッチャー、
    青波みたいで可愛くて好き。

  • 途中で止まってしまい、最初から読み直した。巧の周りの人の内面がよく書かれていた巻だったと思う。周りの人のおかげもあり、巧自身も変化があり。自分が学生の頃に読んでいたらもっと共感できたのかな〜と思う。

  • 他人と関わるのはめんどうくさい。他人の心を推し測るこたなど、ごめんだ。自分の感情の中に無遠慮に踏み込んでくるなんて許さない。吉貞や沢口や東谷を嫌だと思ったことはなかった。
    しかし、群れたくはなかった。
    なのに、豪は違った。

    とあるように巧がすっごい成長している。最後の方にもしんどいけど、知りたいから仲間と一緒にいるという描写もあり心の成長が著しいな、と思った。

  • 本当にこんな中学生がいるの?っていうくらい魅力的なキャラクター揃い。
    大人っぽい一面を持ちつつも時折くすっと笑わせてくれるような幼さも兼ね備えた彼らにすっかり魅せられています。

    それぞれが、それぞれの角度から野球を見つめていて
    、そのどれもが真剣だからぶつかり合って、ムキになってしまうのだなと。
    もう戻れない時代でもあるし、自分の中学時代にそこまで真剣に取り組むものがなかったから小説の中の彼らを羨ましく思いながら読んでいます。

    次はいよいよ最終章。楽しみです。

  • 4.2
    →巧が最初と比べて本当に成長して、穏やかになったのを感じました。部活のメンバーと楽しそうに会話をするシーンなどが多くなっていたのが嬉しかったです‪☺︎‬
    次回、門脇との対戦がどうなるのかすごく気になります!

  • なかなか話が進まない。ちょっとイライラ。巧がやっとまともになって来たら、この巻の瑞垣はちとうざ過ぎる。ようやく次巻で完結。待ち遠しい

  • 「おれも、長いこと生きてきたけどな、ここまで、虚仮にされたのははじめてや」

    …って、中学生のセリフかよ!!

  • 生徒に借りたので読了。
    ちょっともぉ不自然が大きくなってきちゃって、早く完結してほしい。


    この本を読んで子供たちは何を考えるかな。

    ●瑞垣の嫌な奴加減が度を過ぎてきて違和感を覚えるだろう。「いくらなんでもこんな中学生いないわ。」ってつっこむだろう。しかし、厨二病というものは無自覚に発症するもの。瑞垣君も引くに引けなくなって、ついオカマまで行きついてしまったのだろう。
    ●この巻で、巧と豪が仲良しから切磋琢磨の関係に一段上がったということが表面化したということなんだろう。子供たちは分かるかな? 友達とは仲良くすることを(社会の雰囲気的に)義務付けられている今の子たちには「?」かもな。かく言う平成生まれの私もすんなりは理解しきれなかった。この表現をしっかり子供伝えるためには、ストーリー不足だな。他の物語で同じようなパターンがあったら、それも読んでみるよう勧めることにしよう。


    ちょっと感想もあまり出せなくなってきたな。物語が長くなって、ひずみが大きくなっちゃったんだな。面白くない。

    やっぱ女性が書いてるってわかるね。男はここまで絡むようなことはないと思う。
    こうなる前にやっぱ手が出るようにできてるんだ。

    悪く言ったけど、最後まできちんと読みます。

  • 6巻へつづく

  • 巧と豪が入学してから約1年。
    ちょっとぎこちなかったバッテリーも復活!!!
    そしてこのシリーズも4冊分読み終わって
    すっかり巧のことを知った気持ちでいたけど
    全然。そんなこと無かった………
    巧くんよ、なんでそんなに人の神経逆撫でするようなことを言っちゃうんだ………!
    そして瑞垣くん、想像以上に拗れてた。
    執着と羨望と憎悪、中学生の黒い部分も5巻はしっかり。
    あと1冊で終わるとは信じられないけど
    全然クライマックス感がないのは
    巧と豪ちゃんの野球がまだ始まったばかりで
    物語が終わっても続いてくからなんだね〜。

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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