福音の少年 (角川文庫)

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  • 角川書店 (2007年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (412ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043721078

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福音の少年 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

  • オーラはある。だが、ただそれだけ。さも名作かのようにあたかも深そうに描いても、浅い。大きく描いた構成に作者の想像力が追いついてない。

  • 途中までは良かったのに最後がなんかなぁって感じ。

  • うーん、微妙。
    主人公二人が似ていて、主語がない部分は混乱して、物語に入り込めず。登場人物みんな訳ありっぽいわりに、特に最後に何かあるわけでもなく…
    私には合わないかな

  • 途中で飽きてしまう部分もありましたが、面白かったです。ただ、ラストはハッキリして欲しかった…

  • 2016年10月19日読了。
    声の美しさ設定最高だし、最後の名前呼ぶシーンも最高。
    しかし文庫版書き下ろしだという短編は蛇足でしかなかったのでない方が……。

  • 地方都市で起きたアパートのガス爆発事故をめぐる話。

    ぐいぐいひきこまれた。登場人物たちの揺らぎが真に迫って感じられた。

  • オモシロかった、少年たち。でも、

    また、どうなったか
    わかんないないようにしちゃったし。
    微妙にスッキリしないなぁ。

    最後が、絵美と藍子とのやりとりで
    しめちゃったけど…
    あれでいいの?
    よくわかりません。

  • アサヒ・コーポの全焼事件で両親と家を失った柏木陽と、彼女を失った永見明帆。陽の幼馴染で明帆の彼女だった藍子は火事で死んだのではなく殺されたのでは? 永見家で暮らすことにした二人は真相を探る中、ライターの秋庭と出会う。

    少年らしい自由への欲求、それが実際となるとどうしていいか分からなくなる陽と、感心が持てない明帆。最後明帆がどうなったのか不安すぎて>_<陽が明帆のくびきとなってあげられますように。

  • きのう読了。ハードカヴァーで読みたかったのだけど、利便性に負けて文庫。
    思っていたよりミステリタッチで、思っていたより中途半端な感じだった。そこで終わるのか…という感覚は個人差があるとしても、柏木くんの声の美しさが、時折強調される割にあまり活きていないのはやっぱり気になる。永見くんの頭の良さも、そう説明されているから、という以上の説得力が、言動なんかの描写からはあまり感じられなかった。展開のための人物造形な感じがして、ちょっと残念。
    藍子をもっと掘り下げて描いてほしかった気がする。

  • 2007年10月21日読了。

    どっちの少年が主人公なんだろうと思う。優等生の永見明帆と、独特な声の柏木陽。明帆が、あまり好きでないけど陽の声に惹かれるシーンが多々ある。明帆と付き合っていた陽の幼馴染、藍子。その友人、陽に憧れる絵美は「声が好き」と言った。なので福音の少年とは陽のことで、良い声を持つ、といった意味に取ってたのだけど、【福音】=喜ばしい知らせ らしい。とはいえこの話の中で実際あまり喜ばしいことはなかったんだけど。

    今まで、透明で純粋な少年少女たちのイメージがあさの作品にはあった。だが今回のはかなり違ってる。事件があり、事故があり、いろいろ大変な話、見たくないシーンいっぱい。なのに読み続けてしまったのは、やはりこの少年たちが気になるから。

    主人公はふたり、という解釈で良いのかな。

  • ミステリとしては青臭すぎる、そんな気がするけど結構好きだった。ただ腐女子向けだな~とも思うような描写があったのでそこら辺はさすがあさのさんだな……と。

    少年二人の葛藤がすごく美しく描写されていたし、葛藤だけでなく主役三人の姿はとても美麗に描かれていたのだけれど、その分「共感する」ことはできないのではないか、とも思った。第三者の視点でああこうくるかこうくるか~って読むのには充分過ぎるほど充分。

    ラストは意外だった……思っていたより「真実」に近付いた印象。ネットで見かけた「真相が分からない」ことはなかったなあと思った。本当に本当の真相は闇の中とはいえ、思っていたよりちゃんと描写されていた、と思う。

    なにはともあれ個人的にはとても面白かったので、これから読む!という方はぜひ購入して読んで欲しい!ゆっくり読むのも味があります。

  • あさのあつこは少年の描写がすごい。引き込まれるようにして読んだ。終盤は緊迫感で鼓動が速くなった。しかし結末は「?」どうなったのかわからない。

  • 2人の少年の関係…やりとりがすごく好みでした。秋庭が2人に感じた魅力、みたいなものなのかな。もうちょっとはっきりした答えが欲しかったと感じてしまうけど、謎は謎のままの方が面白いってことかな。柏木の声を是非一度聴いてみたい。

  • もう一歩。。
    名作になりそうで、なりきれなかった惜しい感じ

  • なんというか、やはりあさのさんの文章は中毒になります。好きです。
    綺麗でいて、何がグサッとくる。

    失礼ながら、この本はお話として(展開として?)はそこまで面白いとかは思えないのですが、なんといっても少年2人の心理描写が素晴らしいと思います。
    やっぱりあさのさんだなぁ~というか。
    なんでしょう、この、あまりにも不安定で、揺れ動いていて、何かを求めてるんだろうにそれが何か分からなくて必死でもがいてる感じが。
    たまりません。

  • 全体的に暗い。だけど、現実と隔離されてる感じが、なんとなくヤミツキになる。陽、明帆という2人の美男子に挟まれる美女子の藍子。3人は、みかけは普通の高校生。いや、元は普通の高校生だったんだけど…。1人1人の抱える闇が、やがては3人を包む大きな闇になって、どんどん、読んでるこっちまで闇に引きずられていく。最後、明帆はどうなったの、陽は?藍子はなんで死んだの?「男」って誰?読後の「?」が止まらない、もやもやするけど、ちょっと闇に浸りたい人にはいいかも?…よく分かんない

  • 2009/10/26

    再読。
    単行本持ってるんだけどさ…
    書き下ろし短編ついてるからさ…
    古本屋で見つけちゃったからさ…



    なんか4年ぶり?に読んでみると、意外と話の筋がミステリってよりはファンタジーじみてる気がする。コナンとか、ああいう感じ?

    明帆と陽のキャラクターが漫画じみてるからかなぁ。


    陽みたく、処世術を身につけられなかったまっすぐな明帆だったから、ああも真っ向に闇と対峙する羽目になったんだろう

    陽はなんだかんだいって、日常の枠を抜け出さないというか。臆病…ちがうな、なんだろ。常識とかモラルとかの猫を被るのがうまい分、あれはいけないものだ、ってのが明帆よりわかってるのかも。


    再読すると、藍ちゃんはもっとよくわからなくなりました。
    寂しかっただけなのかな。
    最後の最後で明帆を見限ったのかな。そういう意味では。
    で、陽に、明帆とほんの少しの自分を託したのかな。明帆のために。陽のために。少し、自分のために。
    うーーん。



    明帆と陽は相変わらずいいですね。激しい同族嫌悪で傷つけあいながら、同じだからこそ近くにいられて、近くにいられるからこそ楔になって、でも傷つけ合う。
    上っ面の甘さと水面下の憎み合い、そして一番奥底での希求、って感じ。基本憎み合いな感じするけど。

    先に相手を殺すなら、明帆かな。



    陽の声聞いてみたいなああああ
    明帆を唯一繋ぎ止める声。




    なんていうか、明帆と陽の持つ雰囲気に色気を持たせたかったのかなぁ。
    脇と股間に汗が流れる、とか、時折ふっと股間に焦点があたるのがなんか違和感。
    人を甘く誘惑するサタンのような印象なのかな。
    闇はいつだって甘い匂いを纏ってするりと近づいてくるものだからかな。




    うーーん。
    恩田陸のような、最後の最後でしっくり来ないかんじがする。。。
    物語の最後、って意味でなく。

  • 再読。
    以前読んだ時の方が面白いと感じていた気がする。
    主人公である二人の少年に夢中になれた。

    思春期の瑞々しい心を持っているときに読む物語なのかもしれない。

  • 話の核心がぼやけていて、なんともスッキリしない内容。
    えっ、このまま終わってしまうの…
    っていうのが正直な感想。
    ミステリータッチの要素もあるのに
    火事の犯人像には言及せず。


    少年二人の心模様も理解が難しかった。

    解説本または、続編が是非とも必要。

  • 一つの言葉で心が揺れ動く多感な時期の少年、少女。
    自分の中の闇が這い出てこようとする中で必死に生きようとする。
    ラストの終わり方は余韻を含めた終わり方。
    レビュー→途中。

  • 言うまでもなく「バッテリー」で名を広めた著者なので、児童書というイメージがある方もいらっしゃるかもしれない。
    実際、あさのあつこはたくさんの児童書を書いている。
    でも、児童書を書くと同時に大人向けの物語も書くのがあさのあつこ。
    バッテリーとはもちろん違った文体だけれど、弥勒の月ともまた違った文体で。
    七色に変わる文章がたまらなく好き。
    そしてこの「福音の少年」の世界観というか、細かな描写にそそられ(すぎ)た。これはすごい。好みすぎてやばいです。
    「夜と山の織り成す闇が存在していた。目を凝らせば、闇にも濃淡があると知れる。風に木々がしなる度に、闇の密度が変化する。」
    こういう表現とか、たまらない。くすぐられます。

    あと、柏木陽の声。

    "「大人なら、人を殺しても冗談ですむのかよ」
    美しい声だった。艶がある。巧妙な愛撫のような声だ。
    おとなならひとをころしてもじょうだんですむのかよ。
    声に誘惑されている気がした。"

    "「すっげえ、お邪魔なタイミングやな。悪ぃ」
    美しい声だった。美しいという形容は、必ずしも適切ではないのだけれど、それより他に形容する言葉が浮かばないような声だ。未知の音、名も知らぬ異国の楽器が奏でる旋律。特異な声だ、確かに。"

    こんな描写されたら、一度耳元で囁かれてみたいと思ってしまいます。

    著者自身が「一番書きたかった作品」と語る本書、だからこそ手にとった。
    うん、満足。
    綺麗な、巧みな、時に爽やかで、時にはダークな、この文章だけで十分楽しめると思う。

    ストーリーとラストについてはもちろん賛否両論あるだろうと思うけど…(正直ラストは物足りない)

  • 面白くなかった。最初は、ルポライターからの視点で描かれ、不気味な少年2人が出てきたので、超能力系かオカルト系かと思ったら、肩すかしでした。

  • タイトル見て、ファンタジーものかと思い、長らく積んであったが、どんよりとした内容のものだったのね。若者の心の闇は分かるけど、結局どうなったのか中途半端すぎる感あり。ビミョーに受け入れ難し。

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福音の少年 (角川文庫)の作品紹介

16歳の明帆は同級生の藍子と付き合っている。だが二人はすれ違ってばかりで、明帆は藍子の幼なじみの少年・陽に近づいていく。ある日、藍子のアパートが火事で全焼し、藍子も焼死体で発見される。不可解さを感じ、真相を探る明帆と陽だが-。「死んでほしゅうない。おまえに生きていてほしい。おれは、おまえを失いたくないんや」友情でもなく、同情でもなく、仲間意識でもない。少年たちの絆と闇に迫る、著者渾身の物語。

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