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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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忘れてしまったら、もうその人は存在しないのと同じことだ。
― 26ページ -
もう待たない。だけど、根気よく伝えよう。周ちゃんと一緒にご飯を食べたいって。 「日をつなぐ」
― 206ページ -
「自分のこともしゃべらないのは、美徳でも何でもないわ。不誠実だわよ。」
― 221ページ
みんなの感想・レビュー・書評
泣きっつらにハニー が良かった。蜂蜜エステ、通いたい。
日をつなぐ も良かった。こういうの読むと家庭作りたくなる。
最後ふたつが特に好きだったなあ。香りと記憶は結びつくっていうけど、そこに恋が絡むとこんなに悲しくなるものなのか。どれもこれも淋しい話ばかりだったけれどそこがいい。スープを作る女は怖い。
20111210 ★★★ ★★★ ★★★★ ★★ ★ ★ 評価が低いのは、批判の意味じゃない。 まだ共感できない話があったけれど、読みたい本がたくさんできた。
いつまでも記憶に残る、恋にまつわる香りの話。 6人の著者によるアンソロジー。 シリーズ物とアンソロジーはいつも、敬遠しがちでした。 シリーズ物は一気に読まないと忘れてしまうから。 アンソロジーは1人の作家をじっくり読みたい私に不向きだから。 それが、新しい作家を開拓するのにアンソロジーもいいかも、と思い始めて手に取った次第です。 宮下奈都さんの「日をつなぐ」、井上荒野さんの... 続きを読む »
島本理生さんが好きでこの本を手にとりました
恋には必ず香りが残る
様々なコイノカオリ
様々なコイの短編
角田光代さんと島本理生さんのはなしがすき
角田光代『水曜日の恋人』★★★★★
島本理生『最後の教室』★★
栗田有起『泣きっつらにハニー』★
生田紗代『海の中には夜』★★★
宮下奈都『日をつなぐ』★★
井上荒野『犬と椎茸』★★★★
宮下奈都が秀逸だった。言葉のひとつひとつが軽やかなのに胸をずんずん突いて、苦しくて涙が溢れた。
匂いが好きです。匂いが私の記憶で、匂いで恋している、もはや匂いに恋している。そんな私にはぴったりな本でした。家にひとり帰ってから思い出すのは、顔よりも匂いだったりするのです。
「日をつなぐ」、よかったです。これも”食べ物で傷が癒される・再生していく”系ですが。”食べ物で再生”に、豆は最も適した食材です。
修ちゃんと真名の一生懸命な精一杯のはかなさがいいし、最後もいい。
その他は、角田光代「水曜日の恋人」が手馴れてきたうまさだなあ、と思った以外はドングリではないでしょうか。
特によくなかったが島本理生と井上荒野。
島本「最後の教室」はまずレモンがいけない。それから年の差理由がいけない。これ、山田詠美だったらまったく違う話になっていたろうな、年の差理由でこんな展開は、たぶん山田詠美は(私も!)許さない…などと勝手に思いました。(年の割に)もっと硬質な恋愛ものを書く人、という印象だっただけに、残念。
井上「犬と椎茸」は結局はマダムものかい、ってことでがっかり。
すごく偏った感想です。
恋愛小説には点がカラくなります。
角田光代「水曜日の恋人」、島本理生「最後の教室」、栗田有起「泣きっつらにハニー」、生田紗代「海のなかには夜」、宮下奈都「日をつなぐ」、井上荒野「犬と椎茸」
「香り」をテーマにした短編集。
宮下奈都の「日をつなぐ」が激賞されていたのを見て、それ目当てで購入。
こどもが産まれたばかりの若い母親の話。
じわじわと主人公の意識が閉塞していく描写がリアル。
この話が深く響くのは女性だと思うけど、個人的には男性にぜひ読んでほしい。
「日をつなぐ」に限れば★5つ。
いずれの作品も泣きたいような気分にさせる。
中でも「日をつなぐ」については、赤ちゃんと母親、二人だけの世界で身動きが取れなくなる閉塞感が自分の味わった経験と重なり、どうか悲しい結末にならないようにと祈りながら読み進めた。
【日をつなぐ/宮下奈都】
物語は赤ちゃんが生まれたばかりの主婦の話。内容としては平凡ですが何と言うかとても心地よい文章、丁寧で無駄のない描写なので主人公の気持ちが伝わってきます。
購入当時、ちょうど恋愛と香りの関連に苦悩していて、手にしてしまった一冊。
香りって、忘れようと思っても、なかなか忘れられない。
というか、消えないものですよね。すごく本能的。
好きな人の香りと音楽を、好きになってしまわないようにしたい、と思ってしまう。
幸せと辛さが表裏一体だと思うから。
日をつなぐ、が好きだなぁ~。なんか、においのイメージとともに、映像化したイメージが頭に浮かんできました。
宮下奈都「日をつなぐ」がいちばん心に残った。この作品に関しては★5つ。
不安な気持ちや嬉しい気持ちがその場のかおりと一緒に伝わってくるようで素晴らしいと思う。
自分の中で、江國香織の短編集
「号泣する準備はできていた」から
短編集というジャンルを開拓できた気がしたのと
角田光代はテーマを“純恋愛”にすれば
どんな文章表現で書いてくるのか気になったのと
それまた読みたい「ナラタージュ」を書いている
島本理生はどんな表現するんかなという興味で
試食する感じで手に取った。
とはいいつつ、それは論理的に書いてみただけだったり。
(上も嘘ではないけど)実を元彼のカオリが忘れられてなかっただけ。
ふと似たカオリがしたのがいけなかっただけ。
「あっ。」って反応しちゃっただけ。
肝心な感想。
どれもこれもすてきだったけど
特にお気に入りは「泣きっ面にハニー」
あのお店に行きたい。
******引用******
「遠出しなくてもいいから、お願いがある」私はベッドに寝転んで言ってみる。
「うん、何?」恋人はネクタイを結んでいる。失敗し、ほどき、また結びなおす。
「あなたんちの子どもを連れてきて、三人でお茶飲んだり、ごはん食べたりしよう」天井を見つめたまま私は言う。
「ひどいこと言うなあ」いたく傷つけられたような声を恋人は出す。どこかで聞いたようなせりふだ、と思うが、どこで誰が言ったのか思い出せない。
「きっとその子は喜ぶと思うんだけどな」
「子どもってのは、大人ならだれでも好きだからな」
「私は大人かな」
私はつぶやいた。恋人は短く笑っただけだった。
――『水曜日の恋人』 p.35-36
このアンソロジーがきっかけで栗田有起さんにハマりました。
こちらに収録の「泣きっ面にハニー」ぜひ読んでみて!

つかれるな。






