あすなろの詩 (角川文庫 く 21-1)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 111
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043730018

感想・レビュー・書評

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  • 大學に入つて、文藝部を復活させる6人。<BR>
    小説家になるといふ夢を追ひかける青春群像。<BR>
    作中で登場人物達によつて論じられる作家論は面白い。<BR>
    希望と戀愛が織りなす青春小説である。<BR>
    前半までは・・・<BR>
    <BR>
    後半に入つて一轉して推理小説となる。<BR>
    それも「嵐の山莊」ものである。<BR>
    前半に張られた伏線が後半に活かされてゐるのだが、前半と後半の作品の性格があまりに異なるので、私にはついてゆけなかつた。<BR>
    確かに本格推理として讀むことで樂しめるのだらうが・・・<BR>
    <BR>
    好みの問題だが、私としては青春小説のままで料理して貰ひたかつた。<BR>
    <BR>
    2003年12月30日讀了

  • 前半の伝説の文芸誌『あすなろの詩』を復刊しようとする話と後半の復刊後のミステリ(ホラー)な部分に隔たりを感じる。また、ミステリな部分についてもどっかで読んだことのある内容。確か、このトリックというか原因って、違う作品で使われてたような…

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著者プロフィール

鯨統一郎
一九九八年、『邪馬台国はどこですか?』でデビュー。大胆な歴史解釈から、日本の常識を覆す独自の作品が話題を呼ぶ。以来、歴史だけではなく幅広い題材を用いて、次々と推理小説を発表している。著書に「喫茶〈ひとつぶの涙〉事件簿」シリーズ、「ハウスワーク代行・亜美の日記」シリーズ、「女子大生桜川東子の推理」シリーズ、「歴女美人探偵アルキメデス」シリーズ、『タイムメール』『女子大生つぐみと古事記の謎』『作家で十年いきのびる方法』など多数。

「2022年 『カルトからの大脱出』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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