- Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043731015
感想・レビュー・書評
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子供のころから昆虫採集を趣味としていた松崎と柳澤は沖縄、やんばるの森へ来ていた。
オキナワマルバネクワガタの幼虫を探して米軍演習林に不法侵入をしていた二人は脱走兵らしいトム・コールマン曹長と出会い、宝があるという彼と3人でそこへ行くことになる。
ところが1月というのに時期はずれの台風がやってきて遭難しかけてしまう。
その途中見つけた洞穴にいくと宝を狙う猟師と一緒になるが、猟師はトムが宝の地図を書くと彼を射殺してしまった。
残された地図は暗号で書かれておりすぐには宝の場所がわからない。
しかし、森を熟知している猟師は宝を探しにでかけ、残された二人は森を出ようとするが、殺されたはずの曹長が生き返り。。。
というのが第一部。第二部では鳶山さんが出てきて謎解きをしてくれます。
でもちょっと第一部が長かったかなぁ~。
松崎が情緒不安定ですぐにパニくるのですが、この描写もとても巧いのですが読むのがすこししんどかったです。
第二部、トビさんがでてきてやっと話が進みだすという具合。
森の描写やそこに棲む生き物たちの生態なども詳しく説明されており、一緒にさまよっているような気になります。
ただ生き物たちの姿がわからないのでこれはぜひカラー写真もつけて欲しいところです。
今回はじめてお写真を拝見しましたが観察者らしく日に焼けていらっしゃいます。
ちょっと丸山弁護士チック。愉快そうな方ですね。 -
沖縄・やんばるの森は、人の手の入っていない自然がいまだ残る原生林だった。昆虫採集家・松崎と柳沢は、ギネス級に成長するオキナワマルバネクワガタの幼虫を求め、森へと踏み入る。台風の襲来により荒れ狂う森で、二人は軍から脱走した米兵と出会い、森に財宝が隠されている事を知る。傷ついた米兵から、難解な暗号で書かれた財宝の地図を残された二人は…!?米軍、ハンターと二人の三つ巴での、命を懸けたサバイバル宝探しゲームが始まる!!奄美大島で生物観察を続ける鳥飼否宇が描く、迫真の大自然アドベンチャー。
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沖縄にひかれて手にした一冊。コールマン(弟)死なせないで欲しかった。。。しかも最後が私的にはなんかあっけなかった。
主人公・松崎の現実逃避してる時の思考も読みにくいし、自分の趣味には合わなかったみたい。 -
この本は、サバイバル的なことに興味がある人はかなり面白いと思います。最初は幻の昆虫の幼虫を手に入れるために仕事を休み沖縄のやんばるに出かけていた。しかし、その森でいろんなことが待っている。そこはアメリカ軍の演習地帯であったりではらはらする一冊になっています。
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<観察者>鳶山シリーズの序章みたいな感じの作品。
****** 再読記録 *******
2009.07.17