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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
「パイロットフィッシュ」の続編。
約四年ぶりに再読しました。
主人公は「パイロットフィッシュ」と同じで、「パイロットフィッシュ」で描かれなかった数年間の恋愛が描かれている。
大崎さんの美しい文章で描かれる恋愛模様は静かに心に沁み入るような魅力がある。また、一般的な恋愛小説よりも性描写や官能的な体験の描写が豊富なのだけれど、それらが厭らしさを伴うことなく、神秘的に瑞々しく描かれている。
「アジアンタム」や「水溜り」といった物語を象徴するモチーフが散りばめられた構図がとても巧い。
それと、たまらなくニースに行きたくなる。
パイロットフィッシュのが好きかな。
評価は3.5をほんとはつけたい。
憂鬱の中からしか、掴めないものがある。
憂鬱の中から立ち上がったアジアンタムだけが、生き残っていく。
そればっかりが心に残っていて、
実体験としてアジアンタムブルー的なものから
立ち上がれた私としては肯定したいお話だった。
お涙頂戴なお話じゃないのは分かってるけど、
棺に入れるものを探すとことか、最期とか、ちょこちょこ泣いた。
でも死ぬときに愛する人があそこまでしてくれて
一緒にいてくれるのは何よりもの餞だと思う。
葉子は本当に幸せで、誇りを山崎にもらったんだ。
パイロット~よりも周りの人が優しくて救われた。
高木とか、ユーコとか。
エンプティースターすぐ読みたいよこのまま・・・!
この人の文体や表現は好きだけど、この手の恋愛小説は残念ながら読み飽きた(当該作家の問題ではなく社会の現象として)。
それでも最後まで読ませる力がある作品だとは思う。
鳥博士、ボルシチ博士、セックス博士と、そこに当てはまるものは違えどきっと誰もが自分と重ねることのできる体験を描いている。
パイロットフィッシュの設定をほとんどそのまま利用していて、こんなのありかと思うけど嫌いじゃない。
癌で彼女(葉子)を失った主人公山崎の過去の回想と今を交互に繰り返しながら進んで行く話。時系列が混じり合って混沌としてるあたりがこの話ならではの雰囲気を作り出しているような気がする。葉子と出会ってから死に向かって行くまでの描写、空気感がすごく優しい。
葉子を癌で失ってからというもの、僕はいつものデパートの屋上で空を見上げていたー。万引きを犯し、衆人の前で手酷く痛めつけられた中学の時の心の傷、高校の先輩女性との官能的な体験、不倫による心中で夫を亡くした女性との不思議な縁、ファンの心を癒すSMの女王••••••。
主人公・山崎が巡りあった心優しき人々と、南仏ニースでの葉子との最後の日々。
恋人に死なれた男がもがく様と、出会いから死別への回想。死とは何か、生きるとはどういうことか、すごく突き詰めて考えられている。たぶん作者と死生観が近いから、心に響くところが大きいんだろうな。
恋愛小説なんって入り込めないよ~
なんって思って、手を出したことのないジャンルでしたが・・・
アジアンタム・パイロットフィッシュ・・・・よかったです♪
大崎善生の作品は空気やテンポがゆっくりしていていいなと思う。 パイロットフィッシュとはまた違った切なさ。 (青)さんのコラムがとても大人で、この歳になっても厨二病こじらせてる私は少し救われた。 ニースでの2人の会話がどれも微笑ましくてすき。 何冊か大崎善生の作品を読んで気づいたけど、私は氏の作品のヒロインの思想になかなか共感できない。 男性目線の作品に... 続きを読む »
泣かされてしまった。
憂鬱な男やもめな三十過ぎの主人公らしく、暗くてエロありの感傷的で内省的な話。
トマホークのたとえ話、部屋の片隅のアジアンタム、(私にとっては)古い洋楽、熱帯魚の初期水槽…そういう小道具がまた雰囲気を出している。
こういう雰囲気は嫌いではないので入り込めた。
完全に男目線の恋愛小説で、水たまりにうつった自分を自分で慰めるようなそんな感じから脱却しようというお話だったような気がする。
パイロットフィッシュの続編。
なのかな?
パイロットフィッシュが続編なのかな?
わかんないけど、
そんな関連性のある話。
大崎さんの作品読むと、
クリエイティブって一体なんなのかとか
色々考えさせられます。
極地だと思うよ。
いろんな意味で。
描写が美しくて、
想像力が働く作品です。
恋愛の意味はそこにあったのか、と
納得してしまいました。
真理だ。
アジアンタムのイメージがイマイチ掴めないまま読んでみました「アジアンタムブルー」。昼ドラも真っ青なドロドロ加減*1の前半から、恋人との死別の後半まで。なんか病気になったり恋人が死ぬのはこういう小説ではお約束なんだろうか。主人公と過去の自分が案外オーバーラップしてたり。藻岩山のふもと、とか。なついていた小鳥を踏み潰した、とか*2。そういう意味で共感できたかも。みんな辛いことあるけど騙し騙しやってんだよな。
上手い具合に前半と後半の表現が絡むし、結構センスありそうな著者。
「もし月が赤かったとしても、それに気づくな、と」
「(前略)そういうふうに自分本位に考えた方がいいということです」
本を読んで初めて泣いたもの。文章の美しさが死の悲しみを引き立ててると思った。南仏行ってみたい。そして相変わらず実体的なもの(人間の性)と抽象的なもの(記憶や愛)を同じ綺麗さで並べるのが上手。
号泣しました。
あまりにもつらいけど、絶対に誰にでも起こりうる現実。
早いか遅いかだけの問題。
もし自分だったら、と考えた時、
受け入れられる自信は全くない。
隆ちゃんの立場も、葉子の立場も。
でも、
もしその時がきたら、
「私は幸せだった」と言えるような人生を送れたらいいな。
ちゃんとその瞬間まで、
最愛の人と過ごせたらいいな。

いつも水溜りの写真ばかりとっている葉子
葉子の目に世界はどんなふうに映っているんだろうと思いました
私は周りの汚いところや嫌なものばかりに眼がいってしまうけれど
きっと葉子はキレイなと...






