ラスト・ワルツ (角川文庫 も 14-3)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 200
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043743032

感想・レビュー・書評

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  • 十二年前。十八歳で上京したぼくは、十歳年上の花菜子さんと出会った。三つになる息子と二人住まいの彼女と、ぼくは少しのあいだだけ一緒に暮らしていた。そんなある晩、花菜子さんは犬の首輪をつけて帰ってきた。それはある男と他人のままつながっている証だった。そして十二年ぶりの再会。ぼくと、花菜子さんは、他人のままつながることができるのか。人を愛することの苦しみと悲しみを描いた、恋愛小説の傑作。

  • 読んだのは単行本

  • 子供が大きくなることを考えると育てるのが痛いなぁ。

  • 2012/01/12
    復路

  • 著者初期の作品を記念的に出版しただけの本。文章力が未熟なのに現実と幻覚を混ぜたストーリー展開はよく書き分け出来ておらず無謀。終わりも尻切れ過ぎる。

  • モチーフとはなにか。この本の原題は『1973年の新宿と犬の首輪』。新宿のことは相変わらず好きになれないが、盛田さんの本を読むことで、親近感は覚える。

  • 「夜の果てまで」の作者だったか、あとがきでわかった。「サウダージ」とで恋愛小説三部作らしい。
    私にはわかり辛い。どうして妻と子がいる家庭を大切に思えないのか。奥が深いのかも。悲しみだけが残った。

  • 他人の勧めで読みました。読み終わってこの先はどうなっていくんだろうとなんとなく思いました。人を愛する気持ちは人生を狂わせる、他人を狂わせる、恐ろしいものの様に見えた。後味がわるい本です。でもこんな破滅的な展開が好きだといった彼女は「恋人にならなければ長く付き合える」とも言っていた。少しは理解できた様な気がする。人の気持ちって難しいな。

    十二年前。十八歳で上京したぼくは、十歳年上の花菜子さんと出会った。三つになる息子と二人住まいの彼女と、ぼくは少しのあいだだけ一緒に暮らしていた。そんなある晩、花菜子さんは犬の首輪をつけて帰ってきた。それはある男と他人のままつながっている証だった。そして十二年ぶりの再会。ぼくと、花菜子さんは、他人のままつながることができるのか。人を愛することの苦しみと悲しみを描いた、恋愛小説の傑作。(引用)

  • まったく共感出来なかった。

    まず、私がヒッピー文化とか運動から遠くて理解がないっていうのと、時代が遠すぎて親近感がわかないっていうのと、何よりもドラッグとか安易に手を出す主人公の周りに全く共感出来ない。

    文章は読みやすくてすぐに読み終わってしまったが、これほど残念だった本は久々だ。もちろん、私の個人的な感想なので、好きな人は好きだと思う。

    花菜子さんと奥さんのその後どうなったのかだけは気になるかな。

  • 【あらすじ】
    十二年前。十八歳で上京したぼくは、十歳年上の花菜子さんと出会った。三つになる息子と二人住まいの彼女と、ぼくは少しのあいだだけ一緒に暮らしていた。そんなある晩、花菜子さんは犬の首輪をつけて帰ってきた。それはある男と他人のままつながっている証だった。そして十二年ぶりの再会。ぼくと、花菜子さんは、他人のままつながることができるのか。人を愛することの苦しみと悲しみを描いた、恋愛小説の傑作。

    【感想】
    この頃、題名に「ラスト」が付く本をまとめて買って読んでいたと思います。なぜだったんだろう…?

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著者プロフィール

一九五四年、東京生まれ。九〇年『ストリート・チルドレン』で野間文芸新人賞候補、九二年『サウダージ』で三島由紀夫賞候補。『ぴあ』の編集者を経て、九六年より作家専業。二〇〇四年に刊行された『夜の果てまで』は三十万部超のべストセラーとなる。著書に『残りの人生で、今日がいちばん若い日』(祥伝社文庫刊)、『いつの日も泉は湧いている』『蜜と唾』など多数。

「2020年 『焼け跡のハイヒール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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