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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
話以前の問題として、なぜ日本は外国語が話せないか、に突き当たる。まずはカタカナ廃止して下さい。各国の言葉が飛び交う国際金融を舞台とするなら、それぞれの言語をそのまま記載し、括弧で日本語訳を入れるか、最初から最後までカタカナに頼らず日本語で書け! "ローンチ(進水)"なんて書いてあってもlaunchには結びつき難く、英語圏でローンチなんて言っても通じない(最初は進水の中国語読み... 続きを読む »
国際金融を舞台にした経済小説。
世界を相手にしたダイナミズムは圧巻である。
巨大融資を成功させるまでに様々な問題が持ち上がるが、それらは作者の経験からなのかリアリティがあり、物語に厚みをつけている。
小説としてもおもしろいが国際金融マンを目指す人にとっては参考書としても読む価値がある本だと思う。
シティーというロンドン金融街が栄えた時代。
一つにディールを背景に様々なストーリーが展開されていく。
今のシティーはおそらく、この本の時代とは違う。
様々な話題が飛び交うヨーロッパ。それもまた飛び込んでみたいと思う。
自分自身が海外で働くモチベーションを高めてくれる一冊。
世界を相手にしてやってみたい。
目まぐるしい変化。
熾烈な争い。戦う男たち。
金。カモ。
自己保身の為に責任をとりたがらないバカな上司。犠牲にされる顧客。
ミスのないことを最重要視する邦銀人事システム。価値があるとは思えない銀行内での出世。
外銀との差。
価値観。人生観。
結末が臭い。裏切りが欲しかった。
My word is my bond.
名作ですよ。
20回以上は読んだんじゃないかな?
今でも(仕事で)テンションをあげたい時に読みなおす事があります。
国際金融小説の舞台裏を描いた経済小説ですが、とにかくスケールが大きい!
投資銀行・国際金融の世界をここまで詳しく描いた小説というのはそれまでなかったんじゃないかな?
出てくる言葉(特に金融用語)も難しく、最初は全く目がついていかなったのですが、繰り返し読んでいると慣れてくるものです^^;
ストーリーも大好きだな。
特に、「どうしようもない国(日本)だとわかっていても、やはり祖国は祖国」という主人公2人の心情の描写も大好きですね~。
日系金融機関に勤めているひとなら感じたことのあるだろう感情がうずうず土からもちあがるように押し寄せる。そして、外資系金融機関に勤めているひとが感じているのだろう感情がふつふつと血のように流れている。
シ・ローンの世界。これは知らない言葉や物事があふれているけれど、簡潔にふれられていてなおかつ伝わってくる躍動感。
小説の中では、今西、龍花、どちらにも感情移入してしまう。ひとが考えていたり、悩んでいることはわりと10年くらい変わっていないのかもしれない。
金融ビジネスの上流ではこんな面白い駆け引きが繰り広げられてるんだなー末端で債券とか売ってるだけでは分からないね。憧れとかはないけど。
シンジケート・ローン、面白い!そのダイナミズムと苦労と黒さを手に取るように感じた!世界中を飛び回るスケールも大好きだ。
粘り強さ、交渉力、緻密さ、英語力…自分に足りない要素が随所に出てくる。やりたいならば今から日々頑張るしかない。
今いる場所でやれるだけのことをやりたいとモチベが上がる本である。
だが一方で、なぜそこまでする?というムダな結末が好きではない。自分が作者なら違う結末にしたけど。龍花は龍花で気持ち分かるし。その分☆1つ減らします。
投資銀行の人間模様はこんなものなのかな(この業界のことはよく知らない)と思いますが、小説として見ると、主人公の一人の今西が無能なのか有能なのかよくわからないのが細かいようで最後まで引っかかります。
伊吹も「謎のビジネスマン」なんて言う割には簡単にその正体を予測できます。これなら最初から「総合商社マン」で登場させた方がよかったような…
龍花の最期はお話としてはこんなものかな、と思います。
何年かぶりに再読。
とてもデビュー作とは思えない、傑出した出来栄え。
緊迫感ある国際金融のビジネスシーンや、登場人物が織りなす人間模様といった描写は、感動的ですらあります。
日系金融機関に勤めたことのある人間なら誰もが抱くであろう感情の描写には、深く感情移入してしまいます。特に、龍花の生きざまには、惹かれてしまいました。
金融機関勤務者や希望者にはお勧めです。
この手の本はすぐ時代遅れになってしまって後から読むと厳しいのは事実。でもまあ、徹底したリアリティと怒涛の展開でまずまず面白かった。
金融に疎いので勉強のために読み始めた人生初の経済小説。
はまった。。笑
国際金融のダイナミズム、スピードを感じることができる1冊。
と、同時に邦銀のいけてなさをひしひしと感ぜずにはいられない1冊。
シ・ローン市場の仕事をロシア危機などと絡めて説明。
邦銀
と外銀の違い、金融の意義、仕事の臨場感など学ぶ点多数。
ある程度金融の基礎知識が必要だが、それさえあれば小説としても普通に面白い。
黒木亮ワールド炸裂。さくっと読めて勉強になります。特にシンジケートローン、邦銀、外資金融、商社について。
ただ終わりは少しチープです。
≪内容紹介≫
国際経済小説の大型新人として注目を浴びた衝撃のデビュー作 “欲望と失意が渦巻く国際金融ビジネス。じり貧の大手都銀ロンドン支店次長の今西に、巨大融資案件が持ちかけられた。資金の使途は日系自動車会社のイラン工場建設。日・欧・アラブの銀行団を率いてディール獲得を目指す今西の前に、かつての同僚で米国投資銀行龍花(たつはな)が立ちはだかる。そこに世界を揺るがす敵対的買収(TOB)が。栄光の主幹事(トップ・レフト)の座を射止めるのは誰か!?”
2000年、国際的視野を持った経済小説分野の大型新人として注目を浴び、「喉の渇きを覚えながら、一気に読了した」と高杉良氏に激賞された、衝撃のデビュー作です。
日系自動車メーカーへの1億5千万ドルのマンデート(主幹事)を巡る金融戦争を描いた作品。
タイトルの「トップ・レフト」とは国際協調融資(シンジケーション・ローン)の組成におけるマンデートの獲得のこと。
専門用語が多様されていますが、かなり面白いです。
なんだかこれを読んでる期間、龍花が乗り移ったかのようにきつい言葉を仕事中人に対して発してしまった。反省。それほど世界に入り込みましたな。
富国銀行に務める今西と、モルガンに務める龍花がトミタの
資金調達の幹事を巡り、争う。
邦銀の年功序列、出る杭は打つ、守りの姿勢
外銀の実力主義、成果主義、攻めの姿勢
これらが対称的に描かれている。
外銀で必要なのは、実力をつけるための積極性、
成果を出すためのチームワーク、攻め続けるだけの気力だと思う。
純粋なる文学作品として読んでみれば、対比を駆使した小説である。それにより、邦銀の無能さ・アメリカ投銀の容赦なき欲望が効果的に描かれ、また上司の無能っぷりに泣かされながらも懸命に働く今西と投銀でその邦銀に対して復讐する機会を狙う龍花が象徴的に描かれる。他にも、シティとウォールストリート、アメリカ人と英国人、といった差異が目立つように作られている。
上で書いていることの他に読み取れることとして、もはや投資銀行のような世界では、国籍は関係ない(実際、龍花は日本人から国籍を変えているし、所属している人間の国籍はバラバラ)、金融機関も国によって全く違う事(実際、My Word is My Bondというシティと、ウォールストリートは全くもって違った)。小説と言うより、著者が世界の金融業界について語ったエッセイとでも思って読んだ方が良いと思った。それは、修羅場の世界だ…。
金融の内容にかなり踏み込んだ経済小説。難解な専門用語が目白押しで勉強しながら実際は雰囲気を味わった感が大きい。不良債権処理等で国内金融機関がかなり疲弊していた頃の内容でたいへん興味深く読めた。読破したのはこの作者の作品「排出権取引」に続いて2作目。経済でも特に金融の分野に精通しているのかな。
都銀VS米国投資銀行
筆者は国際金融を舞台に仕事をしているだけあって
リアリティがあって一気に読んでしまいました。
投資銀行のしたたかさ。
まあ、これを読めば日本の金融機関が世界の中でいかに力が無いのか、島国根性から抜け出せていないかが
よくわかります。
それにしても総合商社の存在は凄いですね。
人の幸せはどこにあるのか?
なんてことも考えさせられますね
まあ、一介のサラリーマンとは次元が違うんですけどね

素晴らしい。
言うことなし。
「アジアの隼」で★5つだった。
本作はできれば★8つ差し上げたい。
相変わらず濃く、お金臭く、底知れずリアルで、そして適度なロマンスと家族愛のスパイス...






