天涯の蒼 (角川文庫 な 45-3)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
3.22
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本棚登録 : 93
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043759033

作品紹介・あらすじ

北関東の郊外で起きた風俗嬢殺し。事件を担当した警部補・古城は容疑者を自殺に追いやり警察から放り出された。だが、私立探偵となった彼のもとに新情報が舞い込み、自分は嵌められたのではと疑念を抱き……。

感想・レビュー・書評

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  • 読み切ったって感じやな。
    今時のスラスラ読める小説やなく、重厚感たっぷりって感じ。
    めっちゃハードボイルドやん!それも古典的な感じの。なかなかでした。

    無実の容疑者を自殺に追い込んで、警察クビになった敏腕刑事。家族とも離れ、今は、しがない探偵業…
    何か読んでると、かなり前のことかと思うけど、実は4ヶ月前なんで、ホカホカ〜
    でも、これには真相が…
    終始、暗いというか重い、ええ感じのハードボイルドやわ。
    警察組織、ヤクザ、風俗とお決まり感はあるけど。
    でも、ワンちゃんが可愛い〜
    ドーベルマンなんで、少し可愛いとは違うかもしれんけど。

    警察組織の闇は深そうやな〜ヤクザとの密着度がハンパないこの街で未来はあるんか〜?と思ってしまう。
    何か、正義感とかは、どこにもなくて、あるのは保身ばかり…中には正義感ある人おるけど、そういう人は…
    やり切れん感はあるけど、最後は、少し気が晴れる。

    これシリーズみたい。
    時間かかるけど、また、読もうかな?

  • #読了。再読。県警捜査一課員だった古城は、風俗嬢殺しの容疑者を自殺させたことを受け、警察を追われる。探偵事務所を立ち上げた古城は、警察と地元暴力団との癒着を正すべく戦うが。再読であったが、最後まで楽しく読めた。

  • ド・ハードボイルド。最後はちょっと強引だけど、全体的に面白かった。

  • まずまずっすかね~
    東京から近くの地方都市での嵌められてしまった元警察官の探偵が風俗嬢殺人事件を追及していくと・・・

    警察、やくざ、癒着、複雑な家庭関係
    謎ありのミドルなハードボイルドです

  • 動物好きなので、サイゴノシェーンで泣いてしまいました。
    古城さん、男らしくて頼もしい。

  • 090519

  • ヤベ…  あんま記憶に残ってねw

  • 面白かったけど、もう少し課長と班長が描かれても良かったかな。

  • 4月-20。3.5点。
    退職刑事の探偵。退職のきっかけとなった事件と、
    地元ヤクザとの絡み。ハードボイルド。
    結末近く、裏切り行為の意味合いが面白い。
    スケールを大きくした割には普通かな。

  • よくある警察対暴力団の抗争劇。
    唯一つ違うのは、今回の主人公は警察を追われたしがない探偵。
    架空の北関東の都市・香田も、どことなく、「ここだ」と思わせるにおいも強く、興味深く読んだ。
    男くさいハードボイルド好きには、お勧め。
    第二弾が面白いらしい。

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著者プロフィール

永瀬隼介

1960年鹿児島県生まれ。國學院大學卒。週刊誌記者を経てフリージャーナリストとなり、祝康成名義で『真相はこれだ! 「昭和」8大事件を撃つ』を刊行するなど事件ノンフィクションを中心に活躍。2000年『サイレントボーダー』で小説デビュー。事件現場で培った取材力を活かし、現代の深部を抉る骨太のサスペンスや犯罪小説を発表している。近著に『帝の毒薬』『カミカゼ』『三日間の相棒』『白い疵 英雄の死』『12月の向日葵』など。ノンフィクションに『19歳 一家四人惨殺犯の告白』などがある。

「2022年 『殺し屋の息子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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