クラッシュ (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 381
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (720ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043765065

作品紹介・あらすじ

天才女性プログラマー・キャサリンは、インターネットに陵辱され、ネット社会への復讐を誓った。凶暴なウィルス「エボラ」が、全世界を未曾有の恐怖に陥れる。地球規模のサイバー・テロを描く。

感想・レビュー・書評

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  • 楡さんの「朝倉恭介VS川端雅彦」シリーズ第4弾。

    今回は川端雅彦が主人公のパート。
    制御不能となった飛行機、
    世界中にばら撒かれたコンピューターウイルス、、
    この先どうなっていくんだろうとどんどんのめり込んでいってしまいました。
    700ページもの超大作ですが、
    あっという間に読めてしまいます。

    コンピューター社会に対する警笛とも受け取れる本作品ですが、
    あんまり難しいことは考えずに楽しむのが正解かと(笑)

    しかし、本編主人公の川端さんは、
    あんまり大したことしてないのに大事件を解決しちゃうんだなー。
    目のつけどころがいいというか、運がいいというか。。

    次回はもう少し活躍して欲しいところです。

  • 吸い込まれるようにスルスル読めた。展開が気になってページを捲る手が止まらない。
    フロッピーデスクって…!ともはや懐かしい通り越して知らない昔の話だなと思ったけど、それでも引き込まれるし、今に通じる部分もあるなと感じた。
    作者の調査力に感服。また、日本が海外からして重要視されることってなかなかないと思うけれど、そこを標準時刻と紐づけているのが納得感があってよかった。
    ただ、この作品に限らないけど、冗長な情景描写や、別々の登場人物が別の場面で全く同じセリフで同じことについて言及するところは、飛ばしてしまった。

  • 思い出しメモ投稿ですm(__)m
    朝倉恭介シリーズ
    ピカレスクでハードボイルドなカッコいい生き様

  • 飛行機のコントロールシステムを狙ったサイバーテロを通じて、インターネット社会への警笛を鳴らす。いまやインターネットは社会インフラとして切っても切り離せないことは誰の目にも明らかであるが、本書で扱うようなリスクについてはあまり語られない。もちろん、あくまでフィクションであり、サイバーテロへの対策は万全に万全を重ねているものと信じているが、、、

    昨今はSNSでの中傷など問題になっているけど、
    そのうち、端末のシステム要件が法律で規制され、インターネット上での行動がAIによって監視され、裁かれるようになる時代がくるのかな?


    インターネットに陵辱された天才女性プログラマーキャサリンは、インターネットを使う上でのルールがなく、勘違いされた「自由」を貪る社会を破壊し復讐することを企てる。川瀬雅彦は、ワクチン製作会社への取材をきっかけに活躍する。

  • #現実を見る目がひとつ増えているホワイトハウスがポッケで揺れる

  • まず、こんなしょうもない男のためにここまでする?と思いました。
    最後まで見て届けて欲しかったけど、ラストはいいので☆3つ。

  • このシリーズではイマイチ、
    前半は良かったが後半は...

  • サイバーテロの話。インターネットは人類が火を手にしたのと同じ発明で、原子力のようなものでもある。原子力との違いは使うことに知識も技量も必要ないということである。という言葉が記憶に残った。使うことにモラルもルールも何もない。技術の進歩に法律も倫理もついていっていないということは往々にあるし、これからもついて回る問題だと思う。

  • 単独の作品として面白かった。
    飛行機のプログラム改竄が主目的でないあたりが、
    相変わらずスケールの大きさを感じる。

    シリーズに入れる必要はないのでは?
    と感じる部分はあるが、
    今後の作品の伏線になっているのかなぁ?

  • ・あらすじ
    パイロットとクラッカーの話
    ・かんそう
    なにもしてないじゃん。ってか朝倉恭介よりすごいことやらかしてるよね。

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著者プロフィール

1957年生まれ。米国系企業に勤務中の96年、30万部を超えるベストセラーになった『Cの福音』で衝撃のデビューを飾る。翌年から作家業に専念、日本の地方創生の在り方を描き、政財界に多大な影響を及ぼした『プラチナタウン』をはじめ、経済小説、法廷ミステリーなど、綿密な取材に基づく作品で読者を魅了し続ける。著書に『介護退職』『国士』『和僑』『食王』(以上、祥伝社刊)他多数。

「2023年 『日本ゲートウェイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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