貧困と愛国 増補版 (角川文庫 さ 41-9)

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  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043775101

感想・レビュー・書評

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  • 雨宮処凛さん、私は全く知らなかったんですが、右翼活動を経て、非正規雇用の労働問題に取り組んでいる方らしい(プレカリアート運動というらしいですよ)。本対談は2007年に行われていますが、その後のリーマンショック・年越し派遣村、秋葉原事件等を受けて、巻頭に追加対談が増補されています。セーフティーネットが十分に機能せず、一旦落ちると這い上がる事が困難な社会には、先の見えない閉そく感を感じます。本来はそのような状況におかれ、怒るべき人たちがスピリチュアル系に走って怒りを抑制されているというのは面白い分析。そうかスピリチュアルってそんな効果もあったのか(笑)。

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著者プロフィール

1975 年北海道生まれ。作家・活動家。「反貧困ネットワーク」世話人。フリーターなどを経て2000 年、『生き地獄天国』( 太田出版/ちくま文庫) でデビュー。主な著書に『生きさせろ! 難民化する若者たち』( 太田出版/ちくま文庫)、『相模原事件・裁判傍聴記 「役に立ちたい」と「障害者ヘイト」のあいだ』( 太田出版)、『コロナ禍、貧困の記録 2020 年、この国の底が抜けた』( かもがわ出版) など多数。

「2022年 『手塚マンガで学ぶ 憲法・環境・共生 全3巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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