DIVE!!〈下〉 (角川文庫)

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著者 : 森絵都
制作 : 影山 徹 
  • 角川書店 (2006年5月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043791040

DIVE!!〈下〉 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

  • 凄まじい構成能力に脱帽。これほどまでに惹きつけられる奥深い小説があっただろうかキラキラワクワク以外にもドロつきや痛みが。終わりに近づくにつれて、「終わるな、終わるな」の気持ちが増して行く。登場人物一人一人に対しての作者の愛を感じられる。
    「やめろ、うちの息子が飛ぶんだ」うん、最高
    2017.2.22 7

  • 中学一年の時、一度だけ10mの飛び込み台に登ったことがある。
    足がすくんだ。
    後ろに小学生が待ってなかったら引き返したかもしれない。

    落ちている1.4秒は、長かったような気もするし、あっという間だったような気もする。

    これを競技として、さらにそれを物語として昇華させることができるなんて。

    小説は面白かったけど、また飛び込んでみたいとは思わなかった。

  • ダイバーと言えば潜る方、スキューバダイビングではなく、これは高い所から飛び込む、飛びこみの競技選手たちの青春物語です。日本では競技人口が少なくマイナーな水泳競技。この小説が書かれたのは10年くらい前のことのようなので、シドニーオリンピックに向けて凌ぎを削る様子がありますが、さて今でも飛びこみ競技は脚光を浴びているとは言い難いのかなあ。残念ですが…
    それはともかく、飛び込み競技に文字通り青春をかける3人の中学、高校生、同じダイビングクラブに通う男子。この3人を中心に、オリンピック出場選手の選考までを巡る過程が、それぞれの人物像も交え彼らの成長を追っていくので、目が離せない展開でした。あっと言う間に読んでしまいました。
    作者の森絵都さんは山にも行かれたりするようですが、スポーツもお得意なのでしょうか。

  • スポーツものの青春物のしかも群像劇で面白くないわけがない。
    それにしても、ちっともエリートじゃないのにどうしてか絶対に要一君タイプに感情移入してしまう。
    ないものねだり?なんでだろう?

  • 森絵都のダイブ!!を読みました。

    ダイビングに青春をかける高校生達が主人公の物語でした。
    坂井知季、柔軟な体と優れた動体視力というダイビングに向いた選手。
    沖津飛沫、祖父が戦前戦後の時期にダイビングの天才と呼ばれたが、戦時中という不運のため成果は出せなかった。
    富士谷要一、父親も母親もダイビングのオリンピック選手だったというサラブレッド。

    彼らが所属する弱小ダイビングクラブMDCは収支が悪いため存続の危機に立たされます。
    突如現れた女性コーチ夏陽子はMDC創設者の孫で、彼女が出した条件はMDCからオリンピック選手を出すことでした。
    主人公達はMDC存続をかけて、オリンピック選手に選ばれるために特訓を始めるのですが...

    物語の終盤は3人が出場するオリンピック選手選考会の描写なのですが、手に汗握る展開で面白く読みました。

  • トモ、要一、飛沫の三者三様の在り方が絶妙なバランスで、全員を応援してしまう。気付いたら一気に読み終わっていた。さすがに1.4秒というわけにはいかないけど。

  • 資料ID:C0028089
    請求記号:角川文庫 ; 14272
    配架場所:2F文庫書架

  • 高さ10メートルの飛込み台から、時速60キロでダイブして、1.4秒の空中演技を競う競技ー(作品より)
    読んでいる最中は、ドキドキが止まらなかった。この一瞬にかける姿が美しい。全く知らないこの飛込みの世界の話を覗けて面白かった。そして、自分の部活漬けだった中高生時代のあの必死さ、嫌で辛くも良き過去を思い出した。とにかくがむしゃらにやっていた自分の過去とこの本に共通するものがあり、それしかなかった自分の中高生時代の糧は間違ってなかったと思えた。

  • まっすぐで、普通の男の子。でも生まれ持った才能がある、知季。
    オリンピック選手の両親のもとに生まれ、誰よりも努力してきた要一。
    そして唯一無二のダイナミックさをもつ飛沫に、自分自身と戦い続けることを選ぶレイジ。
    きらりと光る4人それぞれの個性と、4人それぞれに葛藤しながらも成長していく彼らがとてもまぶしくて、きらきらしている作品です。

  • MDCミズキダイビングクラブ 裏事情 宵闇 疾走する自分の迷いなき背中のみが敗者への餞 夏の五輪とリンクさせて売り出す予定 言質くらいは土産に持ち帰りたい 如才なく 懐疑的 寺本健一郎という稀有な才能に期待を集めている 相乗効果 高揚感が無惨に萎んでいく 思惑 一蹴 傲慢な行為 三つの歳の差が人と猿のような開きに感じられた時代も今はすぎて 東北沢 高脂肪のマロンムース 撹乱 常套手段 段取りを無視して無粋なアドリブ 記憶の修正作業 良心の呵責 太宰治 滑稽 絨毯 胡蝶蘭 豪華絢爛ごうかけんらん 歎息 アン・ドゥ・トワのバレエ サーブ・レシーブ・アタックのバリボールではなーい 一瞥 高脂肪のマロンムース 冬眠前の豚 たんなるもののたとえ 挑発 撹乱 常套手段 けげん怪訝がる 経堂 枠を越える 核心を、ずばり 戦慄した どんな未知が潜んでいるかわからない才能 眉間に刻まれた深い皺 小次郎を待たせた武蔵 ファシスト 奇天烈なアイディア リアリティに欠けている 絶滅の危機に瀕している 連綿と受け継がれてきた サラブレッドにはサラブレッドの、駄馬には駄馬の試練がある オリンピック内定からの煩悶。疑惑と葛藤 にやりと相好を崩し 『創世記』の一節 割烹着 コンクリート・ドラゴン ユーカリ全滅 コアラ論争 僥倖ぎょうこう ピンキー…もとい、キャメル山田 藪から棒というか、寝耳に水というか、晴天の霹靂というか 洞察力 雄々しい覚悟 時折破裂して癇癪を起こしたり 一歩間違えると無難や単調や没個性に転じる 体操で培った筋力や柔軟性 激昂 対峙 サクセス・ストーリーの国 多民族国家 摩天楼にスラム街 事と次第 いつか王子様が ロッキーのテーマ NASAにFBIにCIA 例の16ミリ 代々の血潮 断崖の絶壁に孤影を晒しながら 体重が十キロもあるオオハクチョウは、その重さ故になかなか翼を広げようとしない 喝采 檜舞台 心底軽蔑 遠い漁り火いさりび 和気藹々 淫乱の血 最初の夜にして開眼 世界と繋がる方法 断崖の先端から水平線を睨む どんな悩みにも徹底してニュートラルな姿勢を貫くところが信頼できた 現実主義者 その時周りにいる人間と家族になればいい ケンはいい人だけど、飛沫とは全然違う。哺乳類とシダ類くらい違う 私は、ケンじゃなくて、イギリスに惹かれていたのかもしれない 縁結びのお守り 匙を投げて いつもの夏の一齣 しんとした気持ち 秋葉原 ノストラダムス 滑稽 「今、戦闘モードをONにした」 俺の嫌いな精神論じゃねーか 小樽の大学 闇雲に 疲弊した体 背中を悪寒が走っていた それがものの道理だ 前途は洋々 MDCが消えても、あの理想的なケツが日本から消えることはない 難易率が最も高いのは? 執念の強さは同等 「逆転が不可能だなんて片時も思ったことありませんから」 全身がベッドを渇望している 心の高ぶり 風の初期症状 積年のトラウマは克服され、自尊心は満たされた 怪訝な眼差し 遺志は泡と化し 小樽でキタキツネと戯れるのも一興 そうは問屋が卸さない メモリアルデー ラストまでばっちりエンジョイ 「くそ、バカがまた一人…」 曲がりくねった急勾配の花道 輝ける者と翳る者 過酷で壮快なゲーム 逸る心に掻き立てられ 武者震い 早い話が、横恋慕よこれんぼ 脊柱に気合いを入れ直し 水餃子 凄味を増して 常に自らを追い込み、孤独の淵のぎりぎりのところに立って、初めて力を発揮する。そんな星の下に生まれた選手を理解できるのは、恐らく同類の者だけなのだ。 わざわざ茨の道を行く酔狂さ その大口を誠とするため練習に心血を注ぎこむ まあ、メロスの作戦勝ちだよね 裾野を広げる なみはやドーム 躊躇の余地はない 運命のコアラは果たして誰に微笑みかけるのか メロスは結局、間に合ったのかどうかって そうか、... 続きを読む

  • スピード感のあるスポーツ青春小説。大人でも楽しめるが、是非子供達に読んでもらいたい。

    今回読んだのは2回目で、あれから10年近く経った今、初めて読んだときほど大きなインパクトはなかったが、また何年か経ったらもう一度読んでみたいと思う小説。特に飛び込みのときの表現の仕方が非常にうまく、飛び込みをよく見たことがないわたしでも、頭にその情景が浮かんできてはハラハラドキドキした。

    特にこの小説で好きなのは、ときには悩み立ち止まるが強く前向きなヒロインの子供たちから勇気や希望を貰えるところ。人間誰しも悩みやスランプ、行き詰まるときもある。それがどんなに大きくても、この本を読むと、もしかしたらそれほどに大した事では無いと思わせてくれると感じた。また、ふふっと笑える会話で肩の力が抜ける感じが、抜群のタイミングで出てくるところも良い。

  • 爽快なラスト。
    彼らのこれからが楽しみです。
    ちなみに私はこの本に憧れて
    飛び込み1日体験に行ったことがありますが
    正直勧めません(笑)
    次の日から風邪ひきました(笑)
    でもいつか10メートルから飛んでみたいのも
    事実。
    気持ちいいだろうなぁ〜

  • 辰巳にあるプールが
    どんな位置づけのものかも知らず、
    端に飛び込みと
    すっげー深い底のプールと
    あったかいジャグジーもあった。

    あー、あそこはこんな人たちが
    真剣にゲームするとこなんだな
    って今にして想う。

    知季、飛沫、要一
    一体だれが主役!?
    って読み進めながら思ってたけど、
    その三人だけじゃなく、
    登場する人物すべてが主役だな
    って。

    スポーツものって、時々
    気持ちとか体が同調するのかもしれないけど
    グッとくることがある。

    その辺を、くすぐられっぱなし!!

  • 下巻はダイビングクラブの存続と、自身のオリンピック出場を賭けて、主人公たちが挑む競技会の模様を、主人公たちだけでなく、コーチ等脇役からの視点でもそれぞれ描いている。主人公たちは中高生なのだが、うち一人の高校生、飛沫(しぶき)は高校生のくせして年上の彼女と地元でセクースばっかりしてて、けしからん。こんな青春小説初めてだぁ~。

  • 泣けるくらいきらきら。

  • めっちゃ良かった!!
    飛び込みって全然見た事は無いんだけど見てみたいって思った。
    登場人物が何人か出てくるんだけど、
    最初は主人公らしき少年が居るんだけど、主役は1人じゃないの!
    それぞれにを応援したくなるキャラ達
    そして周りの人達のこの時のこの彼女の気持ちとか、コーチの気持ちとかそれぞれの視点で描かれていて凄く面白い。頑張るってもどかしいけどカッコイイ!
    そんな青春
    最後の終り方も良かった

  • 親子共々スポーツに無縁なのに(無縁だから)、やっぱり少年のスポーツものは感動する。
    要一くん、私の頭の中では「本田圭佑」(笑)

  • 考えたらこれ読んでからしばらくの間、私の中で森絵都ブームが来てた気がする。今はちょっと離れてるけど。でも『DIVE!!』だけは何年かに1回は読み返してる。下巻は第三部と第四部。第三部は最初から常に本気だった要一が1回落ちてまた本気になる話。第四部は3人と周りのみんなお話。主役でも主役じゃなくても1位でもそれ以外でも、それぞれみんなに理由があって物語があるって話。そういうのがいい。

  • 夢中で読み過ぎて、電車乗り過ごしそうになりました。この感覚久しぶり。
    1〜3部が順番に知季→飛沫→要一の視点で、4部ではレイジたち周囲の人々の視点で物語が進んでいく形になっています。
    そのせいか、物語が進むにつれて徐々に登場人物たちに感情や表情がついて命を吹き込まれいくように感じました。
    そして4部で周囲の人々の想いまで見えてくると、物語全てが色鮮やかになって完全に心を持っていかれました。
    ハラハラドキドキしながらも目が離せない。
    読み終えた今では、3人の行く末を見届けることができた満足感でいっぱいです。

  • 最高に熱い物語やった。オリンピックに向けて三者三様の思いがあって、それぞれの演技にそれが反映されたあたね。スポーツにメジャーとかマイナーとか関係ないね。いや〜、飛び込み見たくなった。

  • みんなかっこいい!
    要一くんは特にかっこいい!
    知季くんもかわいくてかっこいい!
    すべてのキャラクターが、一人残らず魅力的!
    びば!スポ根!

  • あ~、もぅ、すっごく夢中になってしまった!
    面白かったぁ。

    ほとんど見たことのない飛び込みっていうスポーツだけど、
    こんなに面白く読めるなんて。

    メインの3人に、どんどん恋してしまって、
    タイプの違う3人なのに、1人に選べないくらい
    みんなかっこよかった。

    ラストは、全てを語らずそっとフェイドアウトしていく終わりかた。

    想像をかきたてられるよね。

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