DIVE!! 下 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043791040

感想・レビュー・書評

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  • 坂井知季(さかいともき)
    MDC(ミズキダイビングクラブ)に在籍している。中学生。飛込み歴は6年。ダイヤモンドの瞳を持っている。

    丸山レイジ(まるやまレイジ)
    MDCのクラブメイトで知季と同い年。同じ頃に飛込みを始めた。

    大広陵(おおひろりょう)
    MDCのクラブメイトで知季と同い年。半年遅れで飛込みを始めた。飛込みを辞めてバスケ 部に入る。

    富士谷敬介(ふじたにけいすけ)
    MDCで中学生と小学生の両方のコーチ。要一の父。元飛込みのオリンピック選手。

    水城真之介(みずきしんのすけ)
    MDCを創設。元飛び込み選手。持病の肝炎が悪化し志半ばで死んでしまった。夏陽子の祖父。大手スポーツメーカー、ミズキの元会長。

    富士谷要一(ふじたに よういち)
    MDCのエース。富士谷コーチの息子。桜木高校の高校生。小学2年生から飛込みを始める。3年連続中学生チャンピオンの実績。

    阿部
    桜木高校飛込み部顧問。

    吉田幸也(よしださちや)
    サッチン。知季たちよりひとつ年下。趣味はママさんシンクロの人間模様の観察。選考には参加せず、「サポーター」を務める。高所恐怖症である。

    大島力(おおしまりき)
    MDCで小学生のコーチをしている。津軽から上京してきた飛沫と同居している。よく喋る。

    麻木夏陽子(あさきかよこ)
    MDCに新しく来たコーチ。中学生の担当。MDCの創設者水城真之介の孫。アメリカでコーチング技術を学んだ。

    坂井弘也(さかいひろや)
    知季の年子の弟で、早生まれなので同学年。

    野村未羽(のむらみう)
    知季、弘也と同学年。中学一年の春に知季に告白して付き合いだした。後に弘也と付き合う。

    沖津 飛沫(おきつ しぶき)
    幻の高校生ダイバー。昭和の初めに天才ダイバーと騒がれた沖津白波の孫。

    ピンキー山田→キャメル山田→レッド山田
    本名は山田篤彦(やまだあつひこ)。ショッキングピンクの海パンをトレードマークにしている色白の優男。精神的にも弱かったが徹底的に鍛え直した。らくだ色の海パンに変えた。

    寺本健一郎(てらもとけんいちろう)
    日本飛込み界のエース。日本人選手特有の精神的な弱さを持っている。

    西川恭子(にしかわきょうこ)
    飛沫の二歳年上の恋人。祖母の文と二人暮らし。以前は男を漁るような恋愛をしていたが、飛沫と付き合いだしてからは一本気になり、その悪癖も止んでいる。

    文さん(あやさん)
    恭子の祖母。飛沫の味方。

    富士谷頼子(ふじたによりこ)
    要一の母。元オリンピック選手。日水連の非常勤職員。

    前原一朗(まえはらいちろう)
    日水連の会長。オリンピックには縁のなかった元競泳選手。

    ケン
    恭子が習っている英会話の講師。アイルランド系の父親と日系の母親とのハーフ。

  • 上巻よりわかったこと。
    主人公は3人だったのだね。
    上巻最後のほうで、飛沫にピックアップされていたけど、どうしたのかと思った。
    3人の視点という観点で読み切ったけど、上巻ほど熱烈にもえなかった。


    主人公は一人でよかったかな。
    飛び込みは見ていて面白くないってよくいわれるけど、この本のおかげでだいぶ理解が進んだ。
    そして競泳と比べてニュースに取り上げられていないことも。

    面白くするためには、逆転劇をするために、後半描いたような逆転劇、1演技あたりの点数が必要なんだろうな。

  • 青春物語です。
    森さんの本大好きです。

  • アツかった〜!!!
    最初に一人称だった登場人物が主人公だと思ってしまう病で、トモくんが主人公だと思ってたけど、トモくん、飛沫、要一くんの三人がメインキャラクターだったんだなぁ
    それぞれの心の葛藤が細かく書かれていて、すごく青春で素敵なストーリーだった
    中でも好きだったのは、前原会長に要一くんが直談判しに行くところ。側から見たら、オリンピック代表権を自ら捨てるのはもったいないって言われることだと思うけど、代表になるまでの過程が選手にとってはすごく大事なことなんだなと理解できた。会長に促されて自分の身の上話をしたとき、なにもかもを捨てて(というか選ばないで)、飛び込みだけを優先してきたということが伝わってきて、それが説得に繋がったと思った。
    恋愛要素については、要一くんの何もなさを際立たせるためだったのかな?とも思ったけど、あんまり直接的な表現はいらなかったなぁと。。
    選考会で、敬介さんが要一くんのお父さんとしての面を出したところも感動した。トモくんの言った通り、もっと身内として贔屓してもいいと思った
    男子飛び込みを見たことがないから、映画観るのとても楽しみ。誰が誰役なんだろう?林遣都がトモくんかな?楽しみ。

  • 爽快感優れた作品。4部構成は上下巻よりも4分冊が一番良い形かも。四部が一番よかった。書きすぎないって大事。

  • 最後トモが飛んだあと場面転換して後日談になる感じ好きなんですよねー。

  • 昔読んでハマった本。子どもたちに手渡すのに内容のおさらいを兼ねて再読。うん、おもしろかった。
    この物語を読むとスポーツに打ち込むことがたまらなくおもしろいことに感じる。そして同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨する尊さも感じる。それを支える大人たちの内面や葛藤もよい。ぐいぐい読んじまった。飛込みに興味出てくるもんね。
    でも、小学生に読ませる本にしては「セックス」って言葉を使いすぎな気がするが。

  • 上下まとめてのレビューです。

    文句なしの超爽快青春ストーリー!!!!登場人物一人一人が語り手になるので、読み易くて面白かった。
    彼らが実際に飛び込むときは、こっちまでドキドキしちゃうし、飛び込みのルールがよく分からない私でも楽しめました。

  • ずっと読みたかったので図書館に入ってきてて感激!!涙やら感情やら色んなものがほとばしる作品です。アツい。少年達のやりとりが素敵。

  • 文句なく面白い。
    選考大会でのハラハラドキドキワクテカが、
    絶妙にストーリーに絡んで、貪るように一気読み。

    話の引っ張り方もいい。
    終わりもいい。
    是非一読をオススメ。

    そいや2021オリンピックで、天才中学生出てたっけ。
    オリンピック前に読んでおけば、飛込みの種目見てたかも。

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著者プロフィール

森 絵都(もり・えと):1968年生まれ。90年『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞し、デビュー。95年『宇宙のみなしご』で野間児童文芸新人賞及び産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、98年『つきのふね』で野間児童文芸賞、99年『カラフル』で産経児童出版文化賞、2003年『DIVE!!』で小学館児童出版文化賞、06年『風に舞いあがるビニールシート』で直木賞、17年『みかづき』で中央公論文芸賞等受賞。『この女』『クラスメイツ』『出会いなおし』『カザアナ』『あしたのことば』『生まれかわりのポオ』他著作多数。

「2023年 『できない相談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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