リズム (角川文庫)

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著者 : 森絵都
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009年6月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (129ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043791064

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リズム (角川文庫)の感想・レビュー・書評

  • 大人になるにつれて変わっていく環境、関係。離婚してしまう親戚の家族、東京に行ってしまう大好きないとこの真ちゃん。真ちゃんはテツとさゆきに大切なことを伝えて東京へ旅立つ。大人に成長していく少年・少女の物語。
    親や、社会の目はときに自分の将来や、やりたいこと、人生を縛っていく。そんな雑音に縛られることなく、自分のリズムを刻み続けることの大切さをこの本は教えてくれる。

    中学生や高校生におすすめ。

  • さゆきは中学1年生。勉強が大嫌い。5つ上のいとこの真ちゃんのことが大好きだ。
    真ちゃんの家族を第二の家族だというくらいに。
    真ちゃんは高校に行かずにあるバイトをしながらロックバンドを組んでいる。
    そんな真ちゃんの家庭に危機が訪れようとしている。

    さゆきも真ちゃんもいわゆる「みそっかす」
    だからと言って卑屈に感じているわけでもなく楽しんでいる。
    周りの音に惑わされない彼らの「リズム」は読んでいて心地よいものだった。
    読後の爽やかさはやっぱり絵都さんだなぁと思う

    本を読む順番によってその本の印象は大きく変わると思う。この本を読んだ後
    「しまった!読むタイミングを間違えた」と思った。最近あまりにも刺激的な小説を読み続けていたんで、
    完全に頭の切り替えが出来ないうちに話が終わってしまった感があるのが残念だ。
    続編の『ゴールドフィッシュ』にも期待が高まる。

  • 読後感の良い本だ。女子中学生が主人公って、直前に読んだ『西の魔女が死んだ』と年代は同じなのだが、本書のほうが自分の「充実していた」中学時代に近い感じだ。東京から2時間半もかかる千葉のはずれという設定だが、「月の砂漠」海岸までバイクで1時間半って何処だろう? 何気ない日常を描写しているのに、さゆきの優しさが伝わってきて感動しながら読んだ。テツのおばさんの「仮病ったって、立派な病気だよ」という台詞が良い。人生や子どものことをちゃんと判っている。こんな親でありたかったと反省。

  • 1時間くらいで読めちゃうのに、読み終わった後に未来を生きてゆくことが楽しくなるお話。普段見ている自転車を立ち漕ぎをしている少年の後ろ姿の先に、「きらきらした未来が広がってるんだろうなあ」とか、そんなちょっと普段思えない感覚を持てちゃいます。夢や未来、甘酸っぱさや青春を吸い込めます。
    さゆきと同い年のときにも読んでおきたかった!

    「やりたいことが見つかったら、怖がらずにぶつかってけよ。体当たりでドッカンとさ。やりたいことやるために生まれてきたんだからな、おれたち」
    「未来はぽっかり空いているからいいのよね。できるだけすてきなことでうめていきたいわ」

  • 森絵都さんのデビュー作。さゆきは中学1年生。近所に住むいとこの真ちゃんが小さい頃から大好きだ。とても好きな世界でした。自分が中学生の時に読んだらどう感じたかな。

  • 気持ちが楽になる。

  • これがデビュー作なんですね......
    特別な出来事が起きず、たんたんと描いたような話でしたが、まぁまぁ読み応えがありました。
    続きあるのかな....っとおもったら続編があってほっと安心です。

  • カラフルに続いて。
    テンポいいなぁ、この人の本。児童文学で賞を取っているように、中学生、高校生が読んだら思うところがありそうな気がします。
    何か特別なことが起こるわけじゃないんだけど、だからこそそこで湧き上がる感情を大切に。短くて読みやすい本。

  • とある曲のイメージになった話と聞いて購入。

  • お兄ちゃんの友達に恋心とまでは言えない憧れのようなものを抱いていたのを思い出した。
    その人が中学に上がってしまい、別世界の人のようで恐くなった。
    元気にしてればいいな。

  • いつの間にか忘れていた大切なものを思い出させてくれた。
    そしていま、自分にとって何が大切なのかを考えている。

  • 二つの児童文学賞を受賞した森絵都さんのデビュー作。
    将来への漠然とした不安や、些細なことで心が揺らぐ中学一年生の主人公の様子に、当時を思い出して懐かしくも切ない気持ちになりました。
    自分の信じるものに向かって、真っ直ぐに進んでいこうとする一途さが眩しくて、少し羨ましさを感じてしまいます。
    さらりとしすぎて物足りなく思えるところもあるのですが、心にじわりと沁みてくるメッセージは優しく、読後感は心地よいものでした。

  • 2009/04/27 読了
    高校時代のブックリストから記録

  • 森絵都さんの文章が好きになって、読んでみた。
    すらすらと読めました。

  • 悩んだり迷ったり忙しい。

  • 主人公は従兄の真ちゃんが大好きです。

    その真ちゃんは周囲の人から良く思われていません。

    なぜなら他の人と大きく異なるリズムで生きているからです。

    違う言い方をしたら常識とは違う生き方をしているからです。

    この作品が書かれた頃は真ちゃんのリズムは理解されにくいものでした。

    今は就学前から髪を染めたり、小学生でピアスをしている子もいます。

    簡単にアイドルにもなれるようになってきました。

    きっと真ちゃんのリズムが当たり前のようになるの気がします。

    そのような文化の日本で良いのかな。

    どうなんだろう。

  • 中学1年生の女の子と金髪ミュージシャンの真ちゃんの周りの話。

    時間は流れ続くていくし、ずっと同じことなんてない。姉妹でも性格は違うし、できることも違う。
    流れていく時間が素敵なものになりますように。

  • 20150914
    先が気になって仕方がない!というわけでもなく、ページをめくる度に心拍数が上がる!というわけでもなかったのに、あっという間に読み終えてしまう、そんなお話でした。すごく心地よかったです。
    真ちゃんがマイペースにいけよ、と言わず、リズムを大切にしろと言ったことにすごく感動しました。自分のリズムって、多分、周りがうるさい程立ち止まった時に聞こえてくるものなんじゃないかと思います。
    印象的だったセンテンスがあります。67ページの「反抗期……か。だれが作ったんだろう、そんなもの。」この言葉すごく共感できて私は好きです。反抗期って振り返れば反抗期なんです。でも、その時の自分の気持ちや、ある種のエネルギーみたいなものを「反抗期だから」で片付けないで欲しい、私は僕は理由があって腹を立ててるんだ、主張してるんだって、反抗期と言われることにすら反抗していたあの頃の自分を思い出しました。発達心理学やその他なんだかよく分からない分野では、反抗期とは云々かんぬん、と言われているけど、そういうことじゃあ、ないのよね。
    それともう一つ。80ページのテツのお母さんの言葉。「でもね、仮病ったって、立派な病気だよ」「そう、心の」高校の時は仮病でしか休んでいなかったし、今は自主休講と勝手に題して休んでいます。簡単に言えばサボりなんだけど。仮病は心の病気かぁ。大人になったら仮病なんて使えないから、高校生のうちにいっぱい仮病を使えてよかった。

  • 今の自分に必要な本だと思った。

  • 【カラフル】を読んでから森さんの本にハマリまとめ買いした中の1冊
    森さんの本は子供が読んでも大人が読んでも
    それぞれに違う感じ方が出来る本だと思うけど、すっと心に入ってくる物語
    自分だけのリズムを大切にしたい・・・・

  • あっと言う間に読み終わってしまった。
    特別な事件が起こるわけではなく、強いメッセージがこめられているわけもなく、普通にありそうな物語が展開していきます。
    多少内容の薄さは感じるのですが・・・。
    何だろう、自分でも良くわからないが、嫌いではない。
    所々でさゆきの心情を上手く表現していると思う。
    この雰囲気が森絵都なのか?
    続編を読むことに決めた。

  • 中学1年生の女の子が自分の周りで生じている変化にとまどいながらも、変化を恐れずに受け入れていく強さを描いた。感動!

    「あたしのまわりにたしかにあったものたちが、少しずつ姿を変えていく」

    少しずつ姿を変えていくものの中には、辛いこともあれば(真ちゃんが東京に行くこと、真ちゃんの両親の離婚)、勇気付けられること(テツが強くなっていくこと)、中立的なもの(商店街や街の姿がだんだんと変わっていくこと)がある。

    街を見下ろす丘でテツと語った言葉。

    「でも、ここから見える景色は、変わらなければいいな。十年後も、百年後も、このままずうっと」
    「うん。千年後もね」

    人は変化を嫌う側面があると思う。できるだけ安定した環境にいたがるものかもしれない。でも、実際には変わらないものはなく、何事もだんだん姿を変えていくもの・・・これを時間軸で見ると、最後に真ちゃんのおばさんと話した「未来(future)」ということになるのだろう。

    中学1年生という多感な時代を中心として物語を組み立てているのはさすが森絵都さんであると思った。続編の『ゴールド・フィッシュ』も読みたい。

  • 姉は、たとえなんのために向かっているかわからなくなってしまっても、目的を達成することを重要とし、妹は、そのときそのときで、楽しいことに飛び込んでしまう。お互いを羨ましくおもうことを告白したときの姉妹の会話が微笑ましかった。

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