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ゴールド・フィッシュ (角川文庫)

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著者 : 森絵都
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009年6月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043791071

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ゴールド・フィッシュ (角川文庫)の感想・レビュー・書評

  • 読んだ後、少しだけ生きやすくなる。

  • 「リズム」続編。この年になると、真ちゃんパパの言うことに、納得してしまう。青春、これが自分にとって、はるか彼方に去ってしまったことをまざまざと思い知らされた。

  • 【リズム】の続編と知らなくて買ってきて、
    読み始めたらなんかコレ知ってる・・・と思いつつ
    裏表紙見たら続編って書いてあった~Σ(・ω・ノ)ノ!知らなかった・・・・

    なにはともあれ、【リズム】は好きな本だから
    続編はとっても嬉しい♪

    高志君もお姉ちゃんもママも夢だったことを諦めて違う道で生きようとしている。
    自分の夢でもある真ちゃんの夢も崩れそうになったとき
    「人としてまっとうに」生きるって何だろうと現実にぶち当たる。
    何も考えたくなくてがむしゃらに勉強をはじめるさゆき。自分のリズムを取り戻して、やりたい事を見つけていく
    後半は爽やかな読了感でした♪

  • 高校受験を控えて、歳上のいろいろな人が夢を諦めているのを見て、夢を追う大切さを語りながら、実は自分の夢とかやりたいこととかそういうのがよくわからない!そんな微妙な時期を描いた。

    夢ってなんだろう?

    ただ単に高校に進学して、大学に進学して・・・そういう極めて常識的な生き方を大多数の人が実際にしているわけで、真ちゃんのお父さんもそう願うわけだけど、「ロッカー」である真ちゃんはあえて学歴にはこだわらずバンドという夢を追う。一見して極めて常識的な選択へのアンチテーゼである。

    主人公のさゆきは、小さいことをひとつひとつキャンバスに描いていくことだろう。たぶん、本書で語られる夢とは、絵が描かれたキャンバスそのものなんだろうな。

  • 主人公さゆきは、幼い頃からずーっといとこの真ちゃんが大好き。
    真ちゃんはロックスターになるために、高校へ行かずバイトをしながらバンド生活を送っている。
    真ちゃんの家族もさゆきの家族も、そんな真ちゃんの生活ぶりをあまりよく思ってはいないが、さゆきは自分の思うままに夢に向かっていく真ちゃんのようになりたいと思っているのだが。

    中3になったさゆきは高校受験を真剣に考えなければならないが、出来の良い姉や真ちゃんの兄が次々に自分の限界を知って夢をあきらめ、現実的な選択を強いられる。
    そんな時、真ちゃんもまたバンドを解散し、そしてさゆきの前から姿を消す。

    自分の夢に向かって、早々と目標を定め努力する人もいるけれど、さゆきのようにやりたいことの見つからない子の方が圧倒的に多いだろう。

    さゆきにはまだ自分のやりたいことが見つからないが、幼なじみのテツは、家業の魚屋を継ぐために、あらゆる方向から魚について勉強したい、そして経営について学ぶために商業高校へ。
    塾の講師をしている親に、学校教育の素晴らしさを知ってもらうため、中学校の教師になると決めている友人。

    さゆきの選ぶ将来像。
    挫折した真ちゃんは、この先どう生きるのか。

    道は一つではないんだよ。
    誰もが同じ道を歩く必要はないんだよ。
    近道を素早くゴールまで行くことが目標ではないんだよ。

    そういうことが、さゆきの心に添って、わかりやすく書かれている。
    将来に不安を感じている中学生が読んだら、ものすごく安心できるんじゃないかなあ。

    「勉強。勉強。」しか言わない頭の固い大西先生が、実は生徒への接し方がへたくそな実に人情味あふれる先生だったところがいいなあ。

  • 真ちゃんがすがすがしくて、かっこいい。

  • 夢と現実の違いに悩む彼女の姿が切ないです。
    こんなふうに精一杯自分は悩んで十代を過ごしてはいなかったなと少しさみしく思いました。

  • 憧れの真治が目指すミュージシャンの道を ひたむきに応援し続けるさゆき その夢は自分の未来を重ねるように。 その夢が壊れ 真治が自暴自棄と知ったとき 優しくしれくれた叔父さんからそっとしておいてくれと 頼まれてしまったとき 本当は さがしたいけど 話しかけたいけど できない つらさ。 見守るって 大変。 自分の夢を見付けるって 大変。 自分ができないことを 目指している人に 想いを託すってこと あるよね。

  • 「リズム」の続編。前作に続いてこの世界観好き。どんなに小さなことでも夢を持ち続けよう。リズムをとって。歳をとっていっても、夢を持つことは、希望をもつことは自分らしい人生を生きられることにつながると思うから。テツ、いい子だなぁ。

  • 薄い本で一気に読了。
    でも、どこか印象が薄いのです。ひょっとしたら前作『リズム』を読んでいないせいなのかもしれません。(話そのものは完結しているので前作を知らずとも全く問題ないのですが、背景などが判って無いのかもしれません)
    中学生の少女を主人公に、彼女が憧れる従兄弟の夢の挫折と、再び立ち上がろうとする姿を描いた作品。悪くはないのですが、挫折も夢も悩みも何だかサラリとしすぎているように感じたのです。

  • 中学ん時読んだ

  • 真ちゃんが挫折して、なんかリズムよりリアルに感じた。

  • 借りてきて速攻、一時間ほどで読破です。「リズム」のその後の話、作品の雰囲気自体を楽しむには良いと思いますが、すこーし物足りなさを感じました。あまりにも日常だからでしょうか。うむ。でも森さんの作品、やっぱりいいなと思いました☆

  • 前作「リズム」より2年後の話。
    主人公のさゆきも中学3年生。自分の行く先が見えないまま、まわりから受験という波がやってくる。
    一方の真ちゃんは夢のバンドが解散という壁にぶつかり、さゆきから逃げるように引っ越し。
    前作では真ちゃんにべったりだったさゆきの視界が少し広がって、自分自身の人生を歩き始める
    テツや周り人々を通して再び自分のリズムを取り戻し、また新たな一歩を踏み出す
    最後ではさゆきも真ちゃんもテツもそれぞれが前に向かって歩き出す

  • 『リズム』の続編。

    大人へと成長していく、少女の心情を、温かく表し、かつ読みやすい物語。

  • 『ゴールド・フィッシュ』
    主人公は中学生なんですが、さすがにボクは、ここまで大人びてはいなかったと思います。

    ページが少ないこともありますが、スラスラと読めました。

    読後感もスカッしました、
    まるで炭酸飲料みたいな。

    (いつまでも夢見る少年少女じゃいられない、もっと夢はリアルで目標であるべき、END)

  • またもや薄めの本を探して。

    テツウウウウウテツいい子や!!!テツ!!テツ!!!
    テツ超好き…テツよ…周りの空気がおだやかだ…清涼剤的な…
    想像の中では坊主だった。たれ目がちの坊主。かわいい。

    出てくる人たちがみんな優しい。
    いいなあなんか…いいなあ…これ…
    伊藤くんも多分いいやつだろ…

    話もすきだった。ここがどうだからすきとかはないけど、なんかすき。全体通しての流れがすき。


    セリフがいちいち楽しい。自然。
    すごく好き。
    文章のがすごくやわらかい感じがする。やわらかくてあたたかい。すき。

    いいなあ 私はこんな文が書きたいのかもしれない。


    @お父さん文庫

  • リズムの続編。
    「夢見てた」リズムに対し、「現実の壁にぶつかる」今作。

    個人的にこちらの方が好み。
    中学生に読んでもらいたい。

  • デビュー作、リズムの続き。妙に現実的な進路をたどる登場人物たちがとても森絵都的。この2編の延長に「永遠の出口」があるのかな。ポップでリアルだ。リズムがすごくまっすぐで、そのまま終わったから、ゴールドフィッシュに続かなくてもよかったかなあ。あの解放感が鈍るのはもったいない気もする。でもゴールドフィッシュはこの鈍らせてくる感じと対峙する小説だ。夢見てばかりではいられない、現実とか大人とかが迫ってくる、それをどうするか。「つきのふね」も同じ主題か。ヤングアダルト文学の王道。しんじはこれからどうなるんだろう。働くとか儲けるとか大事なんだよなあ。歌ったり海へ出たり金魚を飼ったりするのはそれより大事じゃないって言われたりするんだよなあ。生きるのはたいへんだ。でも、それでも、さゆきはスティックを使ってリズムを刻む。金魚鉢のなかの金魚と一緒に、現に大切だと感じるものへ、思いを馳せる。

  • リズムの続き。明るいお話で、読んだ後も気持ちがいい。元気な話だと思います。とても読みやすいです。

  • 誰しもが通る道の話。
    思春期の王道な話だと思った。
    真治のイメージが最後までいまいちできなかった。

  • ―――みんな、どうしてそんな簡単に夢を捨てられるのだろう?
    中学3年生になったさゆきは、ロックバンドの夢を追いかけていたはずの真ちゃんに会いに行くが……。
    リズムの2年後を描いた、直木賞作家森絵都の初期代表作。


    かすみからの借りもん

    ………薄い。
    いや、内容は良くも悪くも「普通」なんやけど
    物理的に薄すぎる

    読了所要時間が40分ってどうよ??

  • 読みやすいので小中学生にオススメ。

  • 文庫化を機に再読。

    大人になってからこの年代の女の子の心境をここまで書くのは、たとえ自分も経験してきた道だとしても難しいことだと思う。
    その青春時代に感じる言葉にしづらいものを読者にしっかりと、でもサッパリと伝えるところはいつ読んでも感心する。

    それでいて森絵都の書く女の子は私の知っている作家の中でも1,2を争うレベルで可愛い。
    根が明るくても暗くてもみんな真っ直ぐで、芯があって、読んでいて愛嬌を感じる。

    さゆきもそんな女の子で、この年代ならではの葛藤をもって悩んで、落ち込んで、それでもしっかり前に進む姿に勇気をもらった。

    妥協や適当さも大事だけれど、まずは目標とそれに対する自分の意志が何より大切なのかもな、とこの年代になっても考えさせられた。

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