オール (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.22
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本棚登録 : 3255
感想 : 141
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043792085

作品紹介・あらすじ

地元を出て東京の一流企業に入ったものの1年も経たずに辞めてしまった健太郎は、刺激のある仕事を求めて「何でも屋」に飛び込んだ。個性的なメンバーぞろいの「何でも屋」には、奇妙な依頼ばかりが舞い込んでくる。「午後5時までにゴミ屋敷を片付けてくれたら報酬500万円」。しかも、依頼メールのタイトルは「私を見つけて」。半信半疑で現場に向かった健太郎たちを待っていたものは!?痛快度ナンバーワンの人気シリーズ第1弾。

感想・レビュー・書評

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  • 主人公の健太郎は「慣れればすぐ飽きて」職を転々とする残念な男で、お母さんや彼女にも嘘をついてる罪悪感に苛まれて…。
    でも「何でも屋」に入ってから心身ともに成長していく健太郎。何でも屋の仕事をこなしながら一人の呟く言葉に、意外にいい男なのかな?とさえ思った。

    根っからの情けない男ではなさそうな健太郎の今後が楽しみ。2へ続く。

  • 山田悠介の本にしては、何と言うか「ストレートな作品」でホラー要素やスリルが欲しいといった人には物足りないかも。日常系のまったり(?)した話が好きな自分にとっては、すごく好きな話だった。

    「ゴミ屋敷」では長崎と大熊の人柄が何となく理解出来た(笑)ちょっとした怖さがあって良き。
    「攻略結婚」の話、三星と典子は結ばれて欲しかったな〜。長崎は辞めちゃったけど、続編では出てきてくれないのかな?

  • 山田悠介の中でもかなりポップで読みやすい。
    ただでさえ読みやすい作者のさらに読みやすい作品でさらさら読めた。
    中学生の時はかなり好きだった。

    友人に貸したら又貸ししまくっていて知らない人から面白かったって返されたのを今でも覚えてる。表紙は汚れていた。

  • 退屈な日常に飽きて、刺激を求めている人はどれくらいいるでしょか?
    主人公の健太郎もこの1人で、安定した退屈な会社を辞め、なにやらあやしげな「何でも屋」で働くことに。一日で五百万を手に入れたり、命の危険にさらされたりとスリルのある仕事にやりがいを感じていく中で、親、恋人、仕事仲間などまわりの人との人間関係が描かれています。自分の仕事にやりがいを感じている健太郎が頼もしく、また、うらやましく思える作品でした。

  • 図書館では大人の棚にあったが、ティーンエイジャー向けな雰囲気と読みやすさ。
    読み始めははつまらないかなと思ったけど、特に後半は自分がその場にいるかのような臨場感で読めました。

    主人公が自分と同年代なので感情移入したり見習わなきゃなと思ったりできたのも良かった。

  • この人の文章は人の心理の説明が必要過多な気がしてあまり好きではないかも。説明してしまうと想像をする楽しみも答え合わせをするような楽しみもなくなってしまう。読み手に自由に解釈させるからこそ本の内容に深みが出るのになぁ。

  • 自分を偽って親しい人に嘘をつくことほど辛いことはない

  • 読みやすい=面白いではないことを教えてくれた作品

    ゴミ屋敷の話は面白かったが、そこからはあまり面白いと言う感じではなかったかも。
    どちらかというとほっこり?

  • この辺で山田悠介さんを卒業した

  • 読みやすいけど中学生向けかな?
    物足りない

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著者プロフィール

大東文化大学文学部日本文学科講師。1984年大阪府生まれ。専門は環境文学。著書に『反復のレトリック―梨木香歩と石牟礼道子と』(水声社、2018)、論文に「「声音」を読む―石牟礼道子『水はみどろの宮』とその周辺」(『石牟礼道子を読む2―世界と文学を問う』東京大学東アジア藝文書院、2022)など。

「2023年 『石牟礼道子と〈古典〉の水脈』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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