古代からの伝言 壬申の乱 (角川文庫)

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著者 : 八木荘司
  • 角川書店 (2007年2月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043828067

古代からの伝言 壬申の乱 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 大海人皇子と大友皇子の皇位争いの壬申の乱。面白さはない。歴史的解釈は面白い。蘇我家の陰謀の最後のあがきである。



     これまでの大和シリーズが冒険譚なところがあって胸熱い面白さがあったから、期待と違って、自分勝手につまらなく読んでしまった。

     でも、その大和シリーズの続きであるこの壬申の乱についての本は絶対読みたかったので、満足である。

     壬申の乱は天智天皇の跡継ぎを弟と息子のどっちが継ぐかを争ったものだと思っていた。教科書にはそうとしか書いていなかった。

     しかし、そうじゃなかった。という見解。

     すごい納得がいった。天皇というのは神輿として担がれるだけの存在だからね。その背後にいるものが絶対にいるのである。その辺がわかったので面白味があった。救いである。

     この後の時代の本も読みたい。

     まぁ、永井路子による持統天皇の時代の話「茜さす」を前に読もうと思ってなんか自分に合わなくてギブアップしていたんだけれど、またチャレンジしてみるかな。壬申の乱の背景も分かれば読めるかもしれないし。

  • 1巻丸々壬申の乱!
    タイトル通り!

  • 骨肉

  • 天智,鎌足が亡くなり,舞台は近江朝対吉野朝の様相を見せる。本巻は副題が示すとおり天智の子の大友皇子と天智の弟の大海人皇子の争いである壬申の乱に進む。壬申の乱では,大海人皇子の舎人の活躍が大きいと思うが,本小説ではその辺りはあまり記述されていない。主には,壬申の乱の戦いの経路が日本書紀に示されているように淡々と話は進む。
    大友皇子は蘇我赤兄,中臣金らの守旧派に担ぎ上げられた感があり,大友も釆女と天智の子ということで引け目があり,その才からあわよくば天皇の座にという思いがあったと思うが,大友の最期は赤兄,金らは遁走し,2,3の舎人のみとなったようである。それだけを見ると哀れでならないが,大友も自分の才を過大視し,大海人皇子の才と人望を過小に見すぎたのかも知れず,致しかたないのかもしれない。
    壬申の乱後,大海人皇子は天武天皇となり,日本を天皇中心とし,大陸に負けない軍,文化,技術をもつよう,改革に取り組む事となる。

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