アンデッド (角川ホラー文庫 ふ 1-1)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
2.83
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本棚登録 : 141
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043834020

感想・レビュー・書評

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  • 私には合わなかった。

  • 読了、35点

    ***
    おまえの怨みを晴らしてやろう。かわりにおまえのからだを貸せ。それは、不死者からの恐怖の呼び声だった―。不知火高校で起こる凄惨な連続殺人事件。被害者は全員、同じ不良グループに属しており、殺される前に、奇妙な電話を受けていた。しわがれた男の声が告げる「…ニワメ、…ニワハ」の謎とは?異形のものが見える少女・神山美咲が真実に挑む!大藪春彦賞作家が、本当の恐怖を描く、書き下ろしホラー最新作。
    「BOOK」データベースより
    ***

    文体が読み易く、本も薄いのですぐ読めるホラー小説。
    怖い要素がほぼグロテスクな描写に依っているので苦手な人はただただ嫌なだけでしょうが、拷問の描写自体は良く描けているように思いました。

    ただ残念ながらそれだけ。
    苛められていた少年がまるで自分の体ではないようだと描写されていたがそれがそのまま操られていたからだったと捻りが一切なかったり、
    主人公の女の子は霊が見えるという設定もあまり活きていなかったりといろいろと残念。

  • 特に捻りもなく淡々と進んでいく話。
    拷問が痛そうではあるが怖くはない。
    最後のオチも典型的なホラーっぽい。

  • いじめられっ子が,殺人鬼の霊?に憑依されて,いじめた相手に復讐する青春ホラー。
    ラノベ風の表紙で「視えちゃう娘」とか「殺人事件に詳しい小説家」と定番キャラを出しつつも,
    相手の好きなモノを使って殺しにくるあたりは,結構本格的にホラー。

  • 薬にも毒にもならない本。テンポは悪くないから最後まで読めるけど面白くはない。
    続編があるらしいが多分、読まない。

  • 長距離電車移動の折に、駅で暇つぶしのために購入。表紙の雰囲気通りライトノベルチックな文体。拷問描写がとりわけ秀逸だったが、全体的にそこだけが突出している感あり。分類としてはホラーだが、どちらかというと拷問の緻密な描写で恐怖を駆り立てようとしている印象。登場人物のキャラ造詣はなかなか好ましくて良かったが、ストーリーにもう少し深みが欲しかったかな。暇つぶしに読む分には悪くなかったです。

  • いじめられっ子が殺人鬼の霊に取り付かれていじめっ子達に復讐する話。拷問シーンとかあるものの学校が舞台でライトな雰囲気。漫画っぽいホラー。

  • ホラー中級者初回向け?グロ表現がありますので、抵抗力の無い方にはオススメしません。形の良いホラー小説といった感じ。ホラーの中では初級の少し上

  • ストーリーとしては当たり前過ぎたかな。でもテンポはあってそれなりに楽しめました。まぁ。ホラーとしては、あまりにも普通かな。

  • 今ひとつ物足りない!

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著者プロフィール

福澤 徹三(ふくざわ・てつぞう):1962年、 福岡県生まれ。ホラー、怪談実話、クライムノベル、警察小説など幅広いジャンルの作品を手がける。2008年、『すじぼり』で第10回大藪春彦賞受賞。著書に『黒い百物語』『忌談』『怖の日常』『怪談熱』『S霊園』『廃屋の幽霊』『しにんあそび』『灰色の犬』『群青の魚』『羊の国の「イリヤ」』『そのひと皿にめぐりあうとき』ほか多数。『東京難民』は映画化、『白日の鴉』はテレビドラマ化、『Iターン』『俠(★正字)飯』はテレビドラマ化・コミック化された。

「2023年 『怪を訊く日々 怪談随筆集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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