霊柩車No.4 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043836017

感想・レビュー・書評

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  • 霊柩車のドライバーが主人公という設定が珍しかったので、読んでみました。

  • あまり知られていない職業・霊柩車ドライバーの伶座彰光。彼は長年の経験から遺体に対して鑑識ばりの観察眼を持っていた。大切な人を失った人に対してそっけなく冷たい態度を取る彼だが、遺体に対しては真摯に向き合い隠された真実を明るみに出していく。

    霊柩車ドライバーというマイナーな職業の主人公。普段あまりかかわる機会のない葬儀会社の裏側を見れて面白かったです。また、第一章のラストで依頼人に渡した手紙の内容が、物語の最後にわかるところに爽やかな気分になりました。

  • 凄腕(運転テクニックが)の霊柩車ドライバーが、事件を解決する話です。
    タクシーでもなく、トラックでもなく、霊柩車というところに惹かれました。
    葬儀社と霊柩車ドバイバーの関係とか、結構勉強になったりします。

    ストーリーが面白かったので、すぐに読み終わってしまいました。
    キャラも個性的です。
    巨大な裏組織みたいなのもでてきて、次作をにおわす感じです。
    あるのかぁ、次作。あったら読みたい。

  • 霊柩車のドライバーが主人公という斬新な設定のミステリー。
    人の死というと暗いイメージを抱きがちだがこの小説は
    それを見事にエンターテイメントに昇華していると思う。

    読み終わるまでは、千里眼や万能鑑定士Qのようなシリーズではなく
    ミッキーマウスの憂鬱のような単発モノだと思っていたが、
    ラストに差し込まれた、続きを匂わせる描写がとてもきになる。

    そのうち千里眼シリーズや万能鑑定士Qシリーズに登場するのかもしれない。

  • 300P未満で松岡さんの本の中では薄い方ですが、内容は軽くなく重いです。
    タイトル通り霊柩車に関わる人の話。
    最後までわくわくしながら読みました。

  • 昔に読んだ本。

    松岡さん初読みやったけど、面白かった!

  • 万能鑑定士Qで少し興味がわいたので、別の作品もと思って手に取りました。
    霊柩車のドライバーがヒーローというのはとても面白く、いろんな知識が披露されていて勉強になりました。
    ただ、万能鑑定士の時も思ったのですが普通だった人が突然スーパーマンになってしまうのはちょっと??
    伶座さんはカッコイイですが、最初の話とだんだん雰囲気が変わってきて(変わりすぎ?)、最初のクールな方が好みでした。
    黒幕が……だったのは、なんだか万能鑑定士の時と似ていてうーんでした。

  • 知らない業界のことを上手にストーリーに組み込んであって、サスペンスとしてもおもしろいし、葬儀の業界の裏側も興味深く読めました。
    最後の方に巨大な組織の影が見え隠れするような気がするのですが、シリーズ化されるのかな?

  • この本を読んで霊柩車ドライバーという職業があるのをはじめて知りました。
    このようにあまり日に当たらず、むしろ嫌われるようなこの職業。
    それに主人公がついた経緯や巻き起る事件など、とても読み応えがあって面白かったです。
    またその実態や葬儀業界に関してのうんちくが物語にちりばめられており、いつもながら作者はホンマにちゃんと色々調べて書いてはるんやなと尊敬します。
    千里眼シリーズのように、ぜひ続編を出してほしいです!

  • 主人公が超クールです。
    依頼人は超失礼です。
    いくら身内を亡くしたからといっても、こんな対応の人間は僕だったら放っておきます。

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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