千里眼 優しい悪魔 下 (角川文庫 ま 26-112)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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本棚登録 : 416
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043836239

作品紹介・あらすじ

岬美由紀を亡き者にせよとメフィスト本社から最後通告を受けたジェニファー・レイン。さもなくば自身が闇に葬り去られる。ついに二人の正面きっての対決の時。ジェニファー・レインの最後の48時間が幕を開けた――

感想・レビュー・書評

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  • 順番を間違えてしまった。
    最後に読まなければならない優しい悪魔上下を最初に読んでしまうとは。クラシックシリーズを読み終え勢いで、何も考えず選択してしまった。
    まあ、これからThe Startを楽しもうと思う。

  • 1

  • メフィスト内企業、マインドシーク・コーポレーションのジェニファー・レインは、本社から最後通告を突きつけられていた。美由紀を亡き者にしない限り自身の命はない。ジェニファー最後の48時間カウントダウンが始まった!一方、活発化するノン=クオリアの動きにより、ついにメフィストにも史上最大の危機が忍び寄る。絶体絶命のダビデのとった方策は?そして美由紀の決意とは?

  • ダビデが優しい悪魔だったか…。このシリーズも遂に終わりに近付いてきたね。終わってしまうのが寂しい。

  • ジェニファーがあまりにも無鉄砲で、これは最後生きてはいられないのでは、でも美由紀がいるから殺させはしないか、でもダビデは美由紀に隠れてジェニファーのところに行ってしまったしと、最後まで読まないとずっと不安なままでした。最後は大団円で終ってほっとしました。これからダビデは今度こそ本当に美由紀と会う事がないのかと思うとさみしいですが。

  • 松岡圭祐による千里眼新シリーズ第9弾の下巻。
    上巻からダビデの持つ能力の凄さの一端は見えていたが、下巻ではさらに上を行く。まさに、歴史を作っていたと自負する男の物語であり、本作のタイトルである「優しい悪魔」が意味するところも明らかになる。
    それにしても、ある側面では悪魔のような所業により人の命を奪うことに躊躇しない男が、こんな一面をも持っているとはと驚かざるを得ないが、それが物語として過去の作品も含めきちんと整合性が取れており、納得がいく筋立てになっていることに、作者の力量を感じる。
    それにしても、「中の人などいない」って、、、、面白すぎてつい吹いてしまった。

  • 今回は、上下2巻だったが、
    途中で息切れしないで、
    いつもの松岡ワールドが展開されています。

  • 北朝鮮に原爆製造マシンを売り込もうとしているジェニファーとノンクオリア。阻止しようとするダビデ。形勢不利に思えたダビデだが、見事などんでん返し。
    しかし、美由紀はノンクオリアとの戦いへ向けて、普通の生活を捨てて旅立つ。
    優しい悪魔は、ダビデだったんだ。美由紀の平和も、ダビデが守っていたからなんだとほっとする気持ちと、もうダビデとは会えない悲しさで、余韻が残る話でした。

  • 最後きになる…

  • 面白かったです。
    この作品も含めた3部作はマンネリ化を脱した感があります。
    ここまで読まないと、100%は楽しめないので、過去のシリーズを全て読むのは面倒ですが、ここにきて、楽しくなってきました。

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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