万能鑑定士Qの事件簿 II (角川文庫 ま 26-311)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.72
  • (293)
  • (612)
  • (514)
  • (80)
  • (12)
本棚登録 : 4433
感想 : 428
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043836437

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ?にひきつけられての
    ?でしたが
    期待通りの楽しさでした!

    未来の描写の訳がわかったときは
    すご!!って舌を巻きました。


    次も楽しみです♪

  • 1巻から話が続いていたので購入。正直、読んだ後にモヤモヤとした消化不良のような気分になりました。

    1巻からの繋がりを考えると犯人の見当はついていたのだけれど、どうにも動機に納得がいかない。たったあれだけの理由で日本を壊滅させるようなハイパーインフレを起こしたのか、と突っこまずにはいられない。
    なんでそんな理不尽な事を!という怒りではなく、犯人の心理描写とかも細かく書いてあったのに、そこからどうやってあの犯罪に辿り着くのかが急展開。あの犯人の人となりであれば、もっと他の方法があるだろう、とか思う。あんな理由で、何年もかけて準備をし、面倒な手間をかけてまで世界すら巻き込むハイパーインフレを起こすものか??と思ってしまう。
    あれで犯人が逮捕されたところで日本は壊滅的な状況から救われるのだろうか……。

    面白くないとまでは言わないけれど、最後の部分に納得はいかない。そこまではそれなりに読めていたのに。

  • なんでも真価・真贋を見破る万能鑑定士の凜田莉子が謎を解く
    人が死なないミステリのシリーズ。

    前作の終盤では、真贋の区別がつかない大量の偽札が出まわり、
    それによって日本でハイパーインフレが起きてしまう。
    経済だけでなく国家としても立ち行かなくなってきた日本。

    莉子と小笠原はそれぞれの方法で偽札事件の真相を暴こうとするのだが…
    上述の通り、人が死なないミステリですが、描かれていないだけで
    きっと沢山の人が亡くなっただろうなぁ。。。
    破産した人もいるだろうし、治安の乱れによって暴徒も増えてただろうし。

    偽札と共に謎として残っていた力士シールの方は予想通り。
    技術的な手段についてはもちろん分からなかったけど、
    動機だけはしっかり当たったよ。

    終盤の展開は面白かったものの、序盤中盤は珍しく眠くなるくらいに
    つまんなかったな。まぁ、終わりよければってかんじなんだけどね。

  • もう少しスマートに話が進めばいいのに。あと小笠原くんにもう少し活躍してほしいかなあ。でも、ま、面白かった。

  • 多少強引さはあるものの、納得はできるし、そうきたか!と思える結末で一気に読みました。

    インフレが起こった時のリアルな描写もさることながら、盛り込まれた知識にも眼福です。

    あと個人的に小笠原くん好きです。頼りないと思ったらかっこよかったり、でもやっぱり頼りないとことか。

  • 解決編
    オチまでの展開がグダグダの繰り返しで飽きる。最後も唐突な感が否めない。1巻が良かっただけになんか残念。

  • とある街角に貼られまくった力士シール事件からハイパーインフレまでの真相が繋がるが、そのカラクリにスッキリするというよりは、インフレ時の日本の描写がリアルで怖かった。一人の人間、しかも日本を動かすほどの政治家、経済人などではない人間の行いによってここまでの惨劇になるとは、、、。ラストはちょっぴり切なかったけどいい締めでした。あれだけの観察眼を持ちながら、快刀乱麻に事件を解決なわけではなく、躓いたりしてもひたむきで精一杯、純真な莉子のキャラにも愛着がもてました。

  • どこに集約するのかと思ったが、なるほどな感じ。
    万能鑑定士の事件の解決ももちろんだけど、人物のプロファイリングの技術が面白くて好きだから、今回あんまりなくて残念だった。

  • 話の素材としては、まあまあ良いと思うのだが、主人公の事件解決までの行動が運に片寄りすぎるし、周りの人間達の話も、事件解決の助けになるようなものでは無く、設定を話したいだけの自己満足になっている気がします。
    アイデアは面白いと感じたが、登場人物達が活かされてない物語になっています。

  • 3.3

全428件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

松岡圭祐の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×