- Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043840021
感想・レビュー・書評
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猫が瞬間的に総毛立ったような動きだ 万年床以外目につくものはない 叩く弱々しい音が雪絵たちの残虐嗜好に拍車をかけた もう納棺して釘を打ってしまった 苦心惨憺くしんさんたん 根源的な恐怖 いつまでも体と精神が擦り合わなくて動けなかった 点描の絵のような情景は 船全体が巨大な音叉のようになって 翻るように動いている そのガラス玉のような大きな目には 膳を囲んで晩酌しているのだった 抗えない摂理の中にいるようで 突然胸の中に満ちてくるものがあり、しゃっくりのようなものが出た。ひきつけを起こしたときのように出続け、頭の中が熱くなり、目から熱い水となって溢れ出した。 京一を厭世的な人間にする為に 彼女達への共感や感謝がこの映画の道標になりました 怖さとは、本来、自然の中に潜む広大な闇にあった気がします。 そして少しの光明を自分達に知らせてくれる存在なのでしょう
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迫り来る菊川さんの気配に怯える雪絵ちゃんの心理描写がすさまじくて震えました…こわすぎる。。。
京一の過去も描かれて、もやっとしていたところはおおよそすっきり、といった気分です。 -
映画を観終わったあとに読んだ。映画では分かりにくかった登場人物の気持ちがちゃんと分かった。悪夢探偵好きだなあ。お気に入りの一冊。
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塚本晋也は、鉄男以来ずっとお気に入り。今回も楽しませてくれました。
一昨日、帰りの飛行機の中で一気読み。 -
1作目よりは恐怖度低かった気がしてDVDに落としていたんですが・・・。本を読みつつDVD見たら半端なく怖い!呪怨より怖いかも・・・。
なんか救いがない。 -
悪夢探偵二作目を読んでみました。前回で消化不良だった主人公の生い立ちや背景が物語の軸となっています。ていうか、これを始めに出すべきじゃあ?
2作読みましたが、『恐怖』に対する漠然とした不安な心境がリアルに描かれていると思いました。 -
今度、映画見ようと思う。
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確かに怖い。心なしか読んでいてこっちまで憂鬱になった。