うしろ (角川ホラー文庫)

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著者 : 倉阪鬼一郎
  • 角川書店 (2007年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043843015

うしろ (角川ホラー文庫)の感想・レビュー・書評

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  • それは奇妙なマンションだった。女性専用で、セキュリティは万全、一見何の問題も無いように見える。だが、常に観察していれば気づくだろう、ここでは妙に人が入れ替わることに。そして、出て行く者の顔は必ず恐怖に歪んでいることに。音楽を学ぶために来日したイェニョンは、希望を胸に訪れたが―。仕掛けられた呪いが発動するとき、それはうしろに立つ―。(背表紙)

  • 音楽を学ぶために来日したイェニョンは、少々造りは変わっているものの、女性専用でセキュリティも万全なマンションに引っ越してきた。
    希望を胸に、新生活を始めた彼女だったが、なぜか「うしろ」の気配が気になりだし…。

    ある禍々しい目的のため建てられたマンションの、なにも知らない住人達が遭遇する恐怖を描いたこの作品を読んでいたら、加門七海さんの「三角屋敷の話(怪談徒然草 所収)」を思い出してしまいました。

  • 変態と幽霊のコラボレーション…ですね。あとは別になんとも。怖さも半端でした。

  • 文字禍や、呪術的な実験といったテーマについていえば、「おそれ」につながる部分があるのかなと感じた。
    「おそれ」を先に読んでしまったのが残念だった。

  • 2010/09/16読了。

  • 初めて読む気がします、この作家様。
    「気がする」理由は、単純に他の作品に記憶がないからです。笑
    ちなみに角川ホラー初進出な方です。


    簡単な粗筋。
    うしろに感じる気配、視線、存在。
    それがそのマンションの住人たち共通の恐怖だった。
    皆の「うしろ」にあるモノは――。


    多少のネタバレを含みますので、気になる方は気を付けてください。


    タイトル通り「うしろ」がキーワード。
    一番分かりやすい恐怖の表現ですが、個人的にその考え方は面白かったです。

    人の「うしろ」は回り続ける。
    振り返ればその「うしろ」へ、またそちらを向けば再びその「うしろ」へ回る。
    どう足掻いても人間から「うしろ」がなくなることはないんですよ。
    一言で「うしろ」といっても単純に「背後」なわけではないというのは、純粋に感心してしまいました。


    ストーリーは典型的な日本ホラーです。
    何かと言われれば『呪怨』っぽい展開でした。
    隙はそこまで見られないが、特に印象に残るというわけではないのが難点か。笑
    「うしろ」の着目点が面白かっただけに、少し悔しい思いをした気がします。

    つまらないわけではない。
    むしろ終わり方には爽快感もあったんですよ。いろんな意味で。笑
    よくあるパターンというか、ねぇ。


    「ジャパニーズホラー」を読みたいという人にはオススメですね。
    途中から主人公が韓国人になりますが。笑

    個人的には結構好きだったので、次回作もしくは既刊の作品に期待したいですね。



    余談ですが。
    この作者様、名前だけはなぜか記憶にあったんですよね。
    でも過去の作品は読んだ覚えもない。
    どうしてだろうと調べてみたら分かりましたよ。

    ホラー大賞の最終選考に残ってたことがあったみたいです。
    しかも第二回(初の大賞が出た回)。

    ……一時期ホラー大賞マニアだったからな。笑

  • 正直そんなに怖くない。『うしろ』という言葉を使いすぎて怖くなくなる(笑)設定がよく分からない感じがする。うしろを強調しすぎかもしれない。「あ、現実にありそうで怖い」って感じはないですね。

  • オーソドックスなホラー。でもこういうものに恐怖を催させられるのか!というポイントがさすが倉阪さんだと思いました。タイトル「うしろ」という言葉自体も怖いけれど、これを読んで私が一番怖く思えるようになったのは……句点。
    とりあえず読みましょう。そして数限りない句点に恐怖しましょう。というわけでこれを読んだ後は、どの本を読んでも怖くなります(笑)。

  • 日本ホラー独特の雰囲気があって、怖かった。文章だけでなく文字からも怖さがひしひしと伝わる。救いがもう少し欲しかったかも。

  • 2007/4/15 読了
    映画になりそう。たしか似たような設定の米国映画があったなー。

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