- Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043843039
作品紹介・あらすじ
比陀理神社では、巫女のアルバイトをしていた短大生が怪死し、ジョギング中の男が突然死する事件が相次いだ。この神社には、「鳥居は必ず右足からまたぐべし」という掟があったのだ。比陀理中学に転校してきた言美は、この町では校庭の陸上トラックも路線バスもなぜか右回りであることを不思議に思い、その由来を調べ始める。どうやら、この町では「左」が封印されているらしい。そして、血塗られた町の歴史が新たな惨劇を呼ぶ。
感想・レビュー・書評
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校庭のトラックを右回りで走ったり、バスの路線を右回りにしたりして
「ひだり」を禁忌にしている割には町の名前は堂々と「比陀理」なんですね。
お父さんの「左(ひだり)」に関する解釈は面白かったのですが
ネットで得た知識を無理矢理つなぎ合せている感じで、
ところどころで釈然としないものがありました。
また「アカアカ」「美樹おばさん」「ミヨー」「ミショー」などの
微妙なネーミングセンスが最後まで違和感を残しました。
普通に名前でよかったのでは…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最初の方は好きやけど途中から違う作品のようなイヤな感じの怖さになった。目に見えない「ひだり」の怖さが薄れるぐらい、人間の嫌な部分、エゴの怖さみたいなんに変わった気がするので何か違うなぁと感じてしまった。うーん、最後の方はゴジラを応援する気持ちに近いかも。 ところで八神宇鏡って誰ですか?これだけじゃあ能力が分からん。見る力は有るようやけど被害者は続くから結局トンチンカンにしか思えん・・・。
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借本。
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表紙気味悪すぎ。表紙を上に向けて置けなかった。なんかまあ、顔のどちら側かが引きつる様な感覚はたまにあるので、そこら辺と合わせてなんともイヤーな感じが。八神宇鏡とかいう作品自体をファンタジーにしてしまいかねないキャラは登場させない方が良かったんじゃないの?最後、怪異を見逃してしまうあたりからして無能。一体なんの為に登場したのと言いたくなる。後、韓国人のチェロ弾きもいらんだろ。こいつらひょっとしてシリーズキャラなの?流石に中学生でも結界ぐらい知ってるんじゃ……。
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町の雰囲気を含め、好きな作品
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2010/10/12読了。
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冒頭から怖い。中盤の盛り上がりも怖いしラストも怖い。「ひだり」という言葉が出てくるたびに怖く、とにかく最初から最後まで全部怖い! 左を見るのが怖くなってしまうような作品です。それでもがんがん一気読み。
こういうホラーに儀式ってのは付き物ですが。この儀式は悪辣すぎるなあ。こんなのが本当にありませんように。とはいえ、あんなことで誤魔化されていっときにせよ治まってしまう比陀理媛って、案外と素直で可愛いかも……(笑)。 -
会社の先輩に借りた本
途中まで面白かったのに、最後の方が、、、、
まぁでもとりあえず左側は怖いです。。。