おそれ (角川ホラー文庫 く 1-5)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.00
  • (1)
  • (2)
  • (1)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 24
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (423ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043843053

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 他の聖域修復師シリーズのような、「嫌悪感からくる怖さ」みたいなものはあまり感じなかったが、読み物としては面白かった。
     

  • 八神宇鏡最後の事件?かも。「うしろ」の彼女も再登場。相変わらずの破壊された聖域と、そこで起こる恐ろしい事件と計り知れない陰謀と。今回はじわじわとした恐怖もさながら、スケールの大きさがシリーズ最大級。「人間の根源的な恐怖」に迫るところもあって、じつに壮大です。
    文字禍も凄いなあ。無邪気な言葉遊びのように思えるところがなお怖く。とんでもない光景が目に浮かびます。嫌だ住みたくないぞこんなところ! 恐ろしすぎ。ラストのなんとなーくな余韻も、ちょっと嫌な感じ。まだまだ事件は終わらない……のかも。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1960年、三重県生まれ。
早稲田大学在学中に幻想文学会に参加、分科会の幻想短歌会を主宰。
1987年、短篇集『地底の鰐、天上の蛇』(幻想文学会出版局)でささやかにデビュー。
1989年、第一歌集『日蝕の鷹、月蝕の蛇』(同上)を刊行。
平成とともに俳句に転向、「豈」同人。句集に『アンドロイド情歌』『悪魔の句集』『怪奇館』など。俳句関連書に『怖い俳句』『元気が出る俳句』『猫俳句パラダイス』などがある。
1998年より専業作家。ホラー、ミステリー、幻想小説など多彩な作品を発表。近年は時代小説の文庫書き下ろしを多く手がけ、オリジナル著書数は130冊を超える。
趣味はマラソン、トライアスロン、囲碁・将棋、油絵、鉄道など。

ホームページ「weird world 3 倉阪鬼一郎の怪しい世界」
http://krany.jugem.jp/

「2017年 『世界の終わり/始まり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

倉阪鬼一郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×