サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)

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著者 : 奥田英朗
  • 角川書店 (2007年8月31日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043860012

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サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)の感想・レビュー・書評

  • いろんな人の話を聞いてバランス良く付き合って、自分で考える恥じない大人になる。

  • これとっても好きな本です。
    上巻、下巻でちょっと雰囲気変わりますよね。私は下巻のはちゃめちゃ具合が好きですね。

  • 旧活動家とか、なかなか見ない設定で新鮮。

    これを読んで若干苛つくのは、本の内容にではなく、文句を言うだけの自分に対してだろう。

  • これはメチャメチャ楽しい。破天荒な父一郎に翻弄される家族。しかし、ブレない、群れない、日よらない最高の男。「おとうさんを見習うな。少し極端だからな。けれど卑怯な大人にだけはなるな。立場で生きるような大人にはなるな。」また、母のさくらが最高。「人として何ひとつ間違ったことはしていない。唯一常識からはずれたとしたら、世間とあわせなかったことだけ。世間なんて戦わない人を慰めるだけのものよ。」自由でおおらか。沖縄かぁ。温暖で海も陸も食うに困らないから人がおおらかな理想郷だな。

  • 奥田さんの書く本を読むと不眠症になる。
    それくらい読ませる。
    淡々とそしてリアルに描かれていく。
    それがいい!
    っていうかリアルすぎる!
    小学生に取材でもしたのか?と思わせるほどに、子ども心が躍動感をもって書かれていた。

    お父さんはどこか狂気の桜の主人公チックだなあ!
    子どもは時におとなを頼るべし。
    復讐劇はなんだか爽快だった。
    下巻でどうなるのかが楽しみ!

  • 読み始めの頃は、こんなクソ親父はないと思ってました。甘ったれニートとか、いわゆるヒモとどこが違うの?みたいな感じで。 ただ、話が進んでくると、「あれ?この親父かっこいいかも?」と思ってきました。一郎はわかりやすく”過激派”に分類されちゃってるけど、結局のところ”革命家”であり、”無政府主義”なのではなく、常に何かに責任を押し付けているような(学校のせいだ、とか社会のせいだとか)べったり依存してるくせに批判するといった体制が嫌いなんじゃないの?とか思ってみたりしました。 「革命は運動では起きない。個人が心の中で起こすものだ。」って言葉は良いですね。大人が読んでも面白いけど、それこそ小学生が読んでもなんかいろいろ面白いと思います

  • 小学生も、いろいろ大変なのだ。
    強烈な父親だけど、迷惑でしかないけど、「同志と呼ぶな」のところは少し格好いいと思ってしまった。
    新ユニットとのお別れシーン、切ない。

  • かなり前ですが映画化されたのでどんな感じの内容か何となく知ってました。
    しかし高円寺純情商店街を読み終わって次に手に取ったこの作品の舞台が中野。
    何の偶然かは知りませんが隣の駅だなぁと少し嬉しくなりました。
    中野も近所ですので最近よく遊びに行くためブロードウェイやら区役所やら
    馴染み深い場所が登場して親しみが沸きました。

    映画の(予告編の)感じからするとすぐに南の島に行ってしまうのかと思いましたが
    上巻は完全に中野編ですね。
    主人公の二郎君は大人びた感じでこんな小学生いるかなぁという感じもしますが
    小学生の狭い人間関係を見事に描いているなぁと思いました。
    子どもの問題に大人は介入出来ないということも上手く表現されていました。
    (その逆もしかり)
    上巻では主人公の親父である上原一郎は最後まで口ばかりで何にもせず
    どうにも好きになれないという印象でした。

  • 再読。かなり久しぶり。
    上巻はまだ南の島に行ってなかった。小学生の男の子は大変なんだな。下巻へー。

  • 2016.4/22〜26。感想は下巻に。

  • 感想は下巻で。

  • 引っ越しする、と開き直った母が面白かった。大人びた向井がいい。二郎はきっとたくましく生きて行くと思う。

  • 奥田さんの小説は、どたばたしながら楽しく読めるところが好きです。このお話も真のしっかりした少年のどたばた物語が楽しいです。下巻はまた新しい展開みたいなので楽しみです。

  • 中高生の甘酸っぱい感情や繊細な気持ちの移り変わりを等身大の表現で書いた本は多いが、この本の上巻の主人公は、小学6年生の男の子(二郎)。

    サザエさんと同じで、年が大きく離れた姉に小学4年生の妹がいるが、一番の違いは左翼の父親がいるということ!(しかも名前が一郎)

    ぶっ飛んだ父親に担任の新米の女教師。そして仲間達。中学生の不良達とのくだりは素晴らしいと思う。

    小学生と大人の間には相入れない領域がある。
    大人の世界に首を突っ込んではいけないし、不良達から逃げたいと思っても大人には助けることができない。
    中高生のように大人の領域に移ろうとする手前だからこその世界観が感じられて懐かしい。

    舞台は中野から下巻では沖縄に。
    下巻も楽しみ。

  • 突拍子もなくイマイチ掴みどころない家族のお話。
    上原一郎の息子が二郎が主人公、働かない父一郎は反社会的思想の持ち主ながら読み進むうちになんだか意外ともっともな理屈に聞こてくる。
    二郎は同級生の不良黒木に目を付けられて不良中学生のカツのイジメに遭いながらも、父の連れてきた革共同の仲間アキラおじさんのもっと大きなミッションに巻き込まれる。
    この事で東京を追われることになった家族は西表島へ移住する事になって下巻へ。

  • 爽快、青春の上巻。
    過激派のお父さんにまけず、向井くんや黒木のキャラがいい具合に立っていて、下巻とは全く異なる爽快さ。

  • 過激派の父。
    前半は小学生の日常(?)
    後半は沖縄へ移り住む。
    リゾート開発に対抗。
    読みやすい。

  • 『僕は革命家になれるのか』

    とんでもなく面白い。12時に読みはじめて4時までノンストップで上巻を読了。娯楽小説家だと思っていたけれど、コミカルでありながら、シニカルであり、奥田英郎の真髄を垣間見た気がする。兎に角好き嫌いがあるとは思うが、僕は好きな作品である。

    下巻に進みたいが翌朝まで置くことにする。

  • 主人公は二郎という小学6年生。
    二郎の親父は一郎で 元過激派らしく、国に従うつもりはないとかゆって、すぐキレるし声はでかいし、修学旅行の金がたけぇとか学校に乗り込んで来るし、税金は納めんとかゆうし、年金も国民健康保険も払ってないし、とんでもないオッサン。
    子供目線で書かれているので 読みやすく、新鮮でした。子供は親のこと見てないようで めちゃくちゃ見てるのよね。
    あたしはこんなオヤジは嫌だけど、この親父のいいとこは自分の意見を子供に絶対おしつけないってとこ。

  • 破天荒な父に振り回せる家族の物語。欲を求めなければ自給自足の生活だけで事足りるのではないか。人類の歴史を見ても貨幣経済が出来上がってからの歴史の方が浅いし。そんなこと考えてみました。

  • 元気爽快な小説だった~~。
    なんだか自分の小さい頃を思い出したなぁ。
    女の子だったけど、男の子と喧嘩したり、自転車で遠くまで行ったり、転んでも転んで這い上がる小学生だったなぁ~。

    子供たちの友情やいじめ、家族の繋がりといった話の中に、過激派の話が絡んできて、なんだかすっごい内容になってる。
    でも、上手くそれが絡み合ってて不自然じゃないのよね、これが。
    そういう裏の世界はわからないけど、なんだかそれもジーンとさせる。
    奥田マジックだねぇ。

    おとうさんのキャラも、最初は好きになれなく二郎と同じ気持ちで同情したけど、読んでいくうちになんだか惹かれていくんだな~、これが。

    伊良部シリーズを読んだときみたいに、とっても軽い明るい気持ちにさせてくれた。
    「人生って、思ってるほど複雑じゃないのかもしれない」
    って思わせてくれた上巻の最後。

    さぁて、下巻はとうとう沖縄だね~。
    たのしみたのしみ。

  • 面白い!

    いつもオチが納得いかず星4つ止りだけど上巻ということで起承転結の“起承”あたりなので非常に楽しく読ませて頂きました。

    『オリンピックの身代金』の前なのか後なのか知らないけどマルクスがどうのとか、共産党だとか、ブルジョアだとか、プロレタリアだとか、奥田英朗はそっち系の人?

    お父さんが良いキャラしてますね。
    警察にも右翼にも新聞社にも一目置かれていて空手の達人ってのがカッコいい。

    貧乏だと思ってたら実は実家は金持ちだった、とかも面白い。

    下巻に期待です。

    ストーリー
    小学校6年生になった長男の僕の名前は二郎。父の名前は一郎。誰が聞いても変わってるという。父が会社員だったことはない。物心ついた頃からたいてい家にいる。父親とはそういうものだと思っていたら、小学生になって級友ができ、よその家はそうではないことを知った。父は昔、過激派とかいうのだったらしく、今でも騒動ばかり起こして、僕たち家族を困らせるのだが…。―2006年本屋大賞第2位にランキングした大傑作長編小説。

  • [購入] 奥田英朗さんの作品を何か読んでみたいと思って最初に手に取った本書。主人公の小学生、二郎の視点で物語が進んでゆき、子どもの純粋な感情や物語の進行にぐっと引き込まれる。

    元過激派の父や複雑な家庭環境という設定でも物語は暗くなく、むしろ淡々と展開されていく点が良い。読みやすく、下巻がどのように進んでいくのか今から楽しみ。

  • 奥田英朗さんの本で読んだ2冊目。たまたま旦那の本棚にあったインザプールを読んで面白かったので、伊良部シリーズの続編を注文。それが届くまで、同じくたまたま旦那の本棚にあったこの作品を読んでみた。まだ上巻しか読んでいないけれど、結構続きが気になって読み始めると止まらなくなる。主人公は平成の東京に生きる小学生のはずなのに、父親というか、家庭には昭和の空気が溢れていて、読んで行く中で何度も「これ、舞台は平成なんだよなぁ」と思い直した。下巻がどういう展開になるのかとても楽しみ。

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サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)の作品紹介

小学校6年生になった長男の僕の名前は二郎。父の名前は一郎。誰が聞いても変わってるという。父が会社員だったことはない。物心ついた頃からたいてい家にいる。父親とはそういうものだと思っていたら、小学生になって級友ができ、よその家はそうではないことを知った。父は昔、過激派とかいうのだったらしく、今でも騒動ばかり起こして、僕たち家族を困らせるのだが…。-2006年本屋大賞第2位にランキングした大傑作長編小説。

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