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みんなの感想・レビュー・書評
時代背景
登場人物
話の流れ
浅田次郎らしい小説。
基本的には、ひとりひとりの人生を追う短編だが、最後の老婆と不動産業者の話もとても心が動かされた。
ただ、一点。時間が噛み合わなくなるところがあるんじゃないかと思った。
港に近い場末の「霧笛荘」住人一人一人の人生夜話。
誰もが傷を負い不器用に生きる姿に、自らを重ね読む(自虐的過ぎか)。
展開、構成は秀逸。ちょっとせつない気分になりすぎるので★三つ。
無敵荘の住人それぞれの個性的な生き方がオーナーである纏足の老婆から語られていく。地面を削り込んだ半地下とはんぱな高さの中二階でできている無敵荘を読みながら常に想像してしまう。最後は纏足の老婆の人生も知りたくなる悲しくて楽しい不思議な物語だ。
さまざまな人びとの生涯と運命を暖かな視点で語っている本だと思いました。人間はいくら願っても叶わぬこともあるし思いもよらぬ運命にさらされる事もあると思う。しかし、いつもできるだけ 穏やかな気持ちを持ち続けられたらいいなーと思う。
7つの連作短篇作品。霧笛荘なる旧いアパートに住まう不器用だけれど人情あふれる人達の物語。本当に人と人との触れあいが優しく描かれている素敵な本でした!大家のぱあさんが長生きする事を願ってます♪こーいうアパートなら暮らしてみたいかな。
凄く浅田次郎らしい短編集だと思う。
町のモデルが横浜にしか思えなかったおかげで、頭の中で展開される映像や話の中に漂う雰囲気がかなりリアルに想像できた気がします。
所謂真っ当な道で生きてきた人達ではないけれど、だからこその優しさってあるよな、と思いました。
しをんさんの「まほろ~」に通じるものがあるなってのが個人的感想かも。
霧笛荘にすむ人々の決して幸せとは言えなそうな
色々な人生。
それを幸せと結論してしまう語り口。
そしてそれを幸せと思わせてしまう語り口。
これこそ文学かもしれない。
なぞめいていて面白いのだが、なぜか後味が軽い。
近年の浅田先生の短編集の中では抜群に良かった。特に第三話の「朝日の当たる部屋」。“分かってるのにどうしようもない”切なさに思わず涙がこぼれてしまいました。本当に稀代のストーリーテラーだと思います、浅田次郎という人は。
霧笛荘の各部屋の住人がおりなす短編集からなるひとつの物語。
短編集には他の部屋の住人も登場し、同じ人物なのにその話の主人公によっては描かれかたも変わり、読み終わったあとにもう一度読み返したくなる小説です。
構成、物語ともに面白いです。
うーーーん。 これはうまい。 うまい。 浅田次郎は文学者じゃなく 小説家だなと思う。 いつもながら 人物は類型。 話は定型。 女は美人で幸薄く、あるいはたくましく 男はヤクザで、どうしようもなく。でも純情で 愛情はどこまでも愛情で。 人間は悲しく美しいものを秘めていながら 滑稽で真剣で。 ここまで来たら古典芸能の世界?なのに 古さを感じさせない浅田マジッ... 続きを読む »
錆びれた港町にヒッソリ佇む洋館。個性的に社会の底辺をたくましく生き抜いている住人たちを各章紹介している。人情味あふれる登場人物の描き方は浅田作品の表現の上手さだろう。

「霧笛荘」の住人にまつわる短編集。部屋ごとにそこに前に住んでいた人のストーリーが語られていくという形式で物語が進んでいく。
それぞれの話がなんとも切なくて、前の部屋の話に登場したお隣さんが次の話では...






