- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043868018
作品紹介・あらすじ
転職先で既婚の先輩・香奈に出会った僕は、彼女と肉体関係を結び、完全に香奈のペースで関係が進む。そんな中、彼女の家で不審な10本のビデオを発見。そこには、彼女の衝撃の秘密が隠されていた。
感想・レビュー・書評
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壇蜜さん主演で映画化されたそうな。これ、そのまんま演じはったんやろか、、、えぐかったです。
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官能小説の類を読むのは初めて。
読み始めはやっぱりこういう系って苦手…と思いながら読んでいましたが、中盤に差し掛かるころにはどっぷりハマってしまいました。笑 登場人物も少なく、キャラクターも親近感をすぐに抱けるため読みやすい。何より、ただの官能小説ではなく、ラストがどうなるのかワクワクさせられる展開が面白かったです。著者の他の作品も読んでみたいです。ただ一つ、個人的には香奈のイメージが壇蜜さんとはかなり違います。 -
文章表現が想像力を刺激するうまいやりかた
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壇蜜が主演の映画ということで、DVDを見たあとに読みました。
最初は性描写が激しく電車の中では読めないくらいだったけど、あとがきでリリーフランキーが言うように"青春を取り込んだ青春小説"とも言えるように奥が深い内容だな〜と思いました。
あたしもこの御主人様に出会って調教されて女として磨かれたい。
色気と魅力がある女性になりたいと思わされる本です。 -
装丁勝ちですね、大沢佑香ですもん。
官能小説的なジャンルは初体験なので何とも言い難いですが、とにかく冗長です。
続きを読もうとは思えませんでした。 -
SM青春シリーズを手がけるサタミシュウの人気シリーズの第一弾。壇蜜が映画出演をすることで話題になっている本作。
しかし、内容は何もかもが中途半端であり、読後の物足りなさは何とも気分が悪い。表面的で端的且つ質素に描かれる性交のシーンは何一つ読者の想像を駆り立てることはない。同じ表現の羅列が淡々と並んでいるだけの、性交シーンは単調なのだ。
香奈の成長という着眼点については好奇心が持てた。しかし、ご主人様と呼ばれる男の持論を語るシーンにおいては説得力が感じられない。何もかもが、淡々と述べられており、飛行機の窓から望む下界のようにジオラマのような現実感しか感じられないような物語であった。
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話題のあれなので前から気になっていて、檀蜜周りが騒がしくなってきたので読んでみたのですが、すごいよく考えられてる中身で普通にかなりおもしろい。リリー・フランキーの解説通り、『青春小説』的な部分がすごいあってぐちょぐちょしてない。精神論とか、スポーツ系の部活みたいな印象。
表紙が大沢佑香なの。 -
映画化ということでシリーズで本屋に平積み。覆面作家によるポルノグラフィといえば、昔、「禁断禁断叢書」ってのがあったけど、と思いつつ読んでみる。
描写は丁寧で細かいし、話のながれは非常にうまいし、読ませてくれる。けど、何かが違う・・・・。
フェティッシュなこだわりがなく、「匂い」がしない。ステレオタイプなSMでしかなく、「SMは嗜好ではなく関係性」というが「関係」が希薄。
最後は、なんかいい話っぽく終わっているけど、なんか無理やり感ある。散々、変態しといて正常位で終るってどうなの?
SMばかりに目がいくが、大きな役割を果たしているのがビデオカメラ。つまり、他者の目を意識した上での「関係」である。視線を意識することで、欲情し、関係性は成り立つ。
ただビデオカメラで「覗かれる」という匿名であり象徴であった第三者が、具体的な人物として顕れたこと(「覗く人」から「見る人」への変化)で関係性は完成し終わる・・・・というのは深読み。
ここでもサディストは、説教臭かった。 -
「隷属というのは、他のものに対して寛容になるということ」。この言葉だけ聞くと不思議に思うかもしれないけれど、最後まで読めば納得できる。
評価が分かれるのはSMを扱っているからだと思う。作品の出来不出来ではなく、読者が受け入れられるか受け入れられないかが評価に影響を与えている。 -
2021年1月16日読了